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JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「地図と拳(上・下)」 小川哲 著 集英社文庫 8月4日に読み始め、8月15日に読了 第168回直木賞、第13回山田風太郎賞受賞作。 2025年の集英社文庫のフェア・ナツイチの一冊(上下巻だから二冊か)でもある。 ナツイチの一冊だからということで腰巻の文句の大部分はフェア共通のものだが、一部違うところがあるのでそこを書き出してみる。 上巻が『満州の地図に託した人々の夢』で、下巻が『正義の拳が戦争の惨劇を生む』。 題名が織り込まれていて、なかな...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.11.06 Thu 22:41
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『鉄道会社 データが警告する未来図』 鐵坊主 著 KAWADE夢新書 11月9日に読み始め、11月22日に読了。 かなりショッキングな副題だ。 普通の感覚では『データから読み取る』とか『予測する』といった言葉を使うところではないだろうか。 だが『警告する』ときた。 この言葉からは楽観的なことが書かれているとは予想できない。 収められた叢書はKAWADE夢新書だというのに、夢もチボウもないではないか。 大げさにいえば覚悟を持って読み始めた。  ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.11.06 Thu 21:21
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる』 浦久俊彦 著 インターナショナル新書 7月17日に読み始め、7月20日に読了。 書店の店頭でこの本を見つけたとき、初めて目にする著者の名前であったが、それでもすぐに買おうと思った。 新書はテーマの他に著者で選ぶことも多いのだが、この本は題名で選んだ。 まず主題の『リベラルアーツ』、詳しくは後述するが、この主題も関心のあるテーマだった。 だが何より惹かれたのは副題の『「遊び」を極めて賢者にな...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.11.05 Wed 17:50
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「コンプレックス文化論」 武田砂鉄 著 文春文庫 2021年12月25日に読み始め、2022年1月3日に読了。 この年末年始をまたいで読んだ本。 当初の予定では旧年中に読み終える予定だったが、並行して読んでいた「ある詩人への挽歌」を読むスピードが上がらず、割りを食った格好でこちらの本は年越しとなってしまった。 本の腰巻きに書かれた文を引用すると、『カルチャーの源泉と現在を探る評論』『文化はコンプレックスから生まれる!』とある。 全10回...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.11.05 Wed 17:43
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「昭和の消えた仕事物語」 澤宮優 著 角川ソフィア文庫 7月27日に読み始め、8月5日読了 今年2025年は昭和が始まって100年目の年にあたる。 そのため昭和を振り返るというテレビの特集が、夏ごろを中心によく見られた。 今回読んだこの本は、刊行は5月末。 8月に向けて、昭和の話題が増えることを見越しての刊行ではないかと推測した。 実際テレビだけでなく、出版物でも昭和という元号を題名に含んだものが多かった印象がある。 この本の元版である単...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.11.03 Mon 10:32
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「レベッカ(上・下)」 デュ・モーリア著 茅野美ど里 訳 新潮文庫 7月21日に読み始め、8月3日に読了 「檜垣澤家の炎上」を取り上げたときに書いたことだが、この小説の腰巻きに『小公女』×『細雪』×『レベッカ』 とある。 「レベッカ」だけは小説の内容を知らなかったので、近いうちに読みたいと思った。 で、今回読んでみた。 「檜垣澤家の炎上」のどの部分が「レベッカ」なのか、その点を確認したかった。 レベッカといえば、...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.29 Wed 23:34
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ナゾの終着駅」 鼠入昌史 著 文春新書 7月16日に読み始め、7月26日に読了 基本的に、交通新聞社新書以外で刊行される鉄道関係の新書は全部読むようにしている。 交通新聞社新書まで手を伸ばすと毎月2冊くらい読まないと追いつかないので、この新書だけはハードルを高く設定している。 交通新聞社新書とは逆にというか、文春新書には鉄道本のイメージがあまりなかった。 さらに今回読んだ本の著者は、今まで聞いたことがない名前だった。 珍しいなと思い...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.29 Wed 00:30
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「屍者の帝国」 伊藤計劃×円城塔 著 河出文庫 7月14日に読み始め、7月20日に読了 今年上期に行われた河出文庫のフェアの中の1冊。 単行本刊行時に話題になった覚えがあり、文庫化されたら読もうと思った気がする。 だが文庫化されたのに気づかずにいて、いつの間にやら単行本から13年、文庫化されてからも10年以上が経っていた。 6月だと思うが、よく行っていた書店でフェアが行われていて、やっと購入したのでした。 上で話題と書いたが...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.26 Sun 22:06
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「誘拐」 本田靖春 著 ちくま文庫 7月5日に読み始め、7月15日に読了 『講談社 本田靖春ノンフィクション賞』という文学賞がある。 第44回の受賞作「嫌われた監督」を今年の2月に読んでいる。 もともとは『講談社ノンフィクション賞』という名称だったが、2019年に現在の名称に変更された。 本田靖春というノンフィクション作家は、賞にその名を残すに足る人物だと講談社が判断したのだろう。 大げさに言えば、吉川英治か江戸川乱歩と肩を並べる存在と言え...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.22 Wed 15:45
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「アクロイド殺し」 アガサ・クリスティー著 羽田詩津子 訳 ハヤカワ・クリスティー文庫 7月4日に読み始め、7月11日に読了 ミステリ好きであれば、だれもが一度は聞いたことのある書名だろう。 私ももちろん知っていた。 だが読んだことはなかった。 6月に「8つの完璧な殺人」を読み終えたが、その時に、近いうちにこちらの本を読もうと思い、ほぼひと月後に読み終えた。 なぜこの本が有名なのか。 それは、簡単に書くと意外過ぎる犯人、...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.19 Sun 22:17
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