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JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「魔王の島」 ジェローム・ルブリ著 坂田雪子 監訳 青木智美 訳 文春文庫 3月17日に読み始め、3月21日に読了。 怪作、というのが読み終わったときの私の感想。 問題作というのもちょっと違う。 やはり怪作だ。 内容を紹介するのはとても難しい。 監訳者によるあとがきにも、『何を書いてもネタバレになりそうで、何も書けないではないか。』とある。 仕方がないので私の言葉ではなく、文庫カバーに書かれた紹介文から一文を抜き出してみる...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.04.22 Mon 21:46
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「鉄道会社vs地方自治体 データが突き付ける存続限界」 鐵坊主 著 KAWADE夢新書 3月14日に読み始め、3月18日に読了。 鉄道解説系YouTuberの鐵坊主による、YouTubeの書籍化の二作目。 鉄道解説系YouTuberという肩書は、この本の著者紹介に載っていたもの。 鉄道系はよく目にするが、鉄道解説系は初めて見かけた。 前作「鉄道会社 データが警告する未来図」もなかなか刺激的なタイトルだったが、今度は鉄道会社だけでなく路線が走っている自治体をも巻...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.04.19 Fri 22:57
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「黄土館の殺人」 阿津川辰海 著 講談社タイガ 3月9日に読み始め、3月16日に読了。 阿津川辰海による〈館四重奏〉シリーズの三作目。 「紅蓮館の殺人」「蒼海館の殺人」と来て、もしかしたら黄色の三作目でシリーズが終わるかもと思っていたが、2024年版「このミス」で全四作のシリーズになるということを知った。 色の三原色でそれぞれ一話だと推測したいたのだ。 では全四作なら、なんとなく中国思想から色は赤青白黒かなと推測したが、今回の色は黄色だった...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.04.18 Thu 22:58
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「わかりやすさの罪」 武田砂鉄 著 朝日文庫 3月7日に読み始め、3月13日に読了。 著者の文庫になった作品は今まですべて読んできたはず。 読み慣れた著者の本だからわかりやすいだろうと思ったらこれが大間違いだった。 題名を意識してわざとわかりにくく書いたのかと思ったが、まさかそんなことはないよなあ。 世の中では、わかりやすさを、それもすぐなものを求められることが年々増えているように感じる。 5分でわかるといった枕詞が付く本...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.04.12 Fri 22:58
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ストーンサークルの殺人」 M・W・クレイヴン著 東野さやか訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2月29日に読み始め、3月8日に読了。 イギリス国家犯罪対策庁(NCA)の重大犯罪分析課(SCAS)刑事ワシントン・ポーを主人公とするシリーズの第1作。 2019年の英国推理作家協会賞最優秀長篇賞(ゴールドダガー)を受賞している。 このシリーズは順調に日本での紹介が進んでおり、すでに4作が刊行されている。 とりあえず3作目が、日本では一番評判がいいので、そこま...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.04.06 Sat 22:58
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「スポーツウォッシング なぜ〈勇気と感動〉は利用されるのか」 西村章 著 集英社新書 2月25日に読み始め、3月6日読了 『スポーツウォッシング』という言葉はどの程度浸透しているのだろうか。 『スポーツウォッチング』ではなく、『ウォッシング』だ。 この本の「はじめに」に書かれているその概念のようなものを引用すれば『為政者などに都合の悪い社会の歪みや矛盾を、スポーツを使うことで人々の気をそらせて覆い隠す行為』とある。 本の副題にもある〈...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.04.05 Fri 22:58
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実」 宇都宮徹壱 著 集英社インターナショナル 発行 集英社 発売 2月12日に読み始め、2月23日に読了。 第5代チェアマンは異端の人だった。 どこが異端だったのか。 今までのチェアマンはサッカー界の中、あるいはクラブ関係者から選ばれていた。 だが村井チェアマンは元リクルートの重役というビジネス界の出身。 さらにいえば生粋の浦和レッズサポという初のサポーター出身のチェアマンということもできる...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.02.23 Fri 21:35
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「頬に哀しみを刻め」 S・A・コスビー著 加賀山卓朗 訳 ハーパーBOOKS 2月11日に読み始め、2月17日に読了。 昨年「黒き荒野の果て」を読んだS・A・コスビーの日本での最新作にして、2024年版『このミス海外部門』の1位に輝いた犯罪小説。 主人公は、造園会社を経営する黒人のアイク。 舞台となるヴァージニア州リッチモンドでは、いまだ黒人への差別が見られる。 意識下の黒人への差別は前作でも見られたが、今回の作品ではさらにLGBTQプラス...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.02.18 Sun 22:19
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「奇人と異才の中国史」 井波律子 著 岩波新書 2月7日に読み始め、2月11日に読了。 今年の1月末日に、JR中央線阿佐ヶ谷駅前にあった書店の書楽阿佐ヶ谷店が閉店した。 当初は1月8日に閉店と発表されていたが、その後ある交渉が進んでいて、1月末日の閉店と変更された。 ある交渉とは、同じ場所に書店が入る交渉であり、それは2月10日に同じ場所に八重洲ブックセンターが開店することが発表されて明らかとなった。 書楽は、今の部屋に引っ越してきてから...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.02.14 Wed 22:41
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「文庫版 塗仏の宴 宴の支度」 京極夏彦 著 講談社文庫 2月2日に読み始めて、2月10日に読了。 今年の前半は、毎月のように京極夏彦の『百鬼夜行』シリーズを読もうと思っている。 昨年のミステリランキングで、このシリーズの最新作「鵺の碑」が上位にランクインした。 そこでこの作品を読むことにしたが、最新作を読む前に、今まで読んでいないシリーズ作品を読もうといういつもながらの私の習性が頭をもたげた。 コンプリートしたがっちゃうんですよね。 ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.02.13 Tue 22:16
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