[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「録音された誘拐」 阿津川辰海 著 光文社文庫 5月21日に読み始め、5月26日に読了 著者の第一短編集「透明人間は密室に潜む」は粒ぞろいだった。 その中でも特に印象の残っているのが「盗聴された殺人」だった。 探偵所長とその助手の名(迷)コンビによる掛け合いはテンポがよく、読み終わったときにシリーズ化してほしいという願望を持った。 そういった願望を持ったのは私だけではなかったのだろう、今度は長編でこのコンビが帰ってきた。 読むしかない...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.21 Thu 23:27
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「鉄道会社はどう生き残るか」 佐藤信之 著 PHPビジネス新書 9月13日に読み始め、9月20日に読了。 今年は日本に鉄道が走り始めて150年の節目になる年だ。 そのこともあって、夏あたりから新書も含め、鉄道本が多く刊行されている印象がある。 そしてそれは鉄道記念日である10月14日の前まで続いていた。 通常私は4冊に1冊のペースで新書を読んでいる。 ところが私の読書ペース以上に鉄道の新書が刊行されている。 そこでこの秋は、2冊に1冊のペース...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.21 Thu 22:38
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『うまれることば、しぬことば』 酒井順子 著 集英社文庫 5月13日に読み始め、5月23日に読了 酒井順子というエッセイストは、私にとっては鉄子の代表みたいな位置づけだ。 だから読んできた彼女の本は、もっぱら鉄道を題材としたものばかりだった。 だが書かれた内容を丁寧に読んでいくと、エッセイストなのだから当たり前といえば当たり前なのだが、「ことば」を大事にしているなと思わされることが何度もあった。 その酒井女史が「ことば」を題材にしたエッ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.18 Mon 22:05
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「炎の色(上・下)」 ピエール・ルメートル著 平岡 敦 訳 ハヤカワ文庫 読了 「その女アレックス」で、日本でも一躍人気となったフランス人作家ピエール・ルメートルの最新作。 また「天国でまた会おう」に続く、3部作の2巻目でもある。 もっとも訳者あとがきによると、3巻目はまだ本国でも刊行されておらず、著者による構想が語られている段階のようだ。 私はわりと本については付き合いのいい方で、3部作とあると1巻目を読んで面白いと思ったら2巻目...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.18 Mon 21:20
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「オレたちのプロ野球ニュース 野球報道に革命を起こした者たち」 長谷川晶一 著 新潮文庫 2月11日に読み始め、2月18日に読了。 2月8日のこのブログの記事内で、伝説の音楽番組「ザ・ベストテン」について書かれた本に少しだけふれた。 著者はディレクター・プロデューサーとして番組にずっと関わり続けた山田修爾氏。 中の人が書いた本と言っていいだろう。 今日取り上げる本は、伝説のスポーツ報道番組を外の人が書いた本と言えようか。 と書いたもの...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.17 Sun 23:10
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ビリー・サマーズ(上・下)」 スティーヴン・キング著 白石朗 訳 文藝春秋 5月9日に読み始め、5月20日に読了 2024年の翻訳ミステリランキング、主要どころ3社すべてで2位だったのがこの「ビリー・サマーズ」。 安定感(?)を売りにしたいのか、腰巻では『今年の最高のミステリーを読むなら、まずコレを選べば間違いない!』と。 1位ではないのに、逆転の発想的な売り言葉に苦笑してしまった。 著者のスティーヴン・キングは言わずと知れた...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.15 Fri 00:23
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『鉄道路線に翻弄される地域社会 「あの計画」はどうなったのか?』 鐵坊主 著 ワニブックス【PLUS】新書 5月3日に読み始め、5月11日に読了 鉄道解説系YouTuberである鐵坊主の本は、KAWADE夢新書から2点刊行されている。 もっぱらこの新書で出続けるとばかり思っていたのだが、昨年末に別の新書から出た。 それが今回取り上げる本だ。 KAWADE夢新書の2点は、YouTubeで取り上げたものを文章化にしたものだった。 こちらはどうかというと、よくわからない...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.13 Wed 22:14
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「まぐさ桶の犬」 若竹七海 著 文春文庫 4月30日に読み始め、5月8日に読了。 『タフで不運な女探偵・葉村晶が帰ってきた!』 これは腰巻の一番上に書かれた文句。 まさしくこの言葉を私も発したかった。 お待ちしておりました。 腰巻の説明を続ける。 『ミステリファンの熱い指示を受ける大人気シリーズ5年ぶり、待望の書下ろし長編』 前作から5年が経ちましたか。 シリーズのここ数作はいずれも文庫書下ろしだったはず。 今作も...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.11 Mon 19:52
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「サラリーマン球団社長」 清武英利 著 文春文庫 4月22日に読み始め、5月2日に読了 著者は元読売球団代表。 その後ノンフィクション作家に転身していたことを知っていたので、題名を見たときに、当時の自分の苦労話をまとめた本だと思っていた。 だから読むつもりはなかった。 ところが、どこかの書評だったと思うが、二人の球団社長の悪戦苦闘の記録と紹介されていたので、では読んでみるかという気になった。 腰巻の文句はこんな感じ。 &nb...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.10 Sun 00:28
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「名探偵と海の悪魔」 スチュアート・タートン著 三角和代 訳 文春文庫 4月19日に読み始め、4月29日に読了 イギリスが誇る特殊設定ミステリの鬼才、スチュアート・タートンの第2作。 デビュー作の「イヴリン嬢は七回殺される」は主人公が何度も眠りから覚め、その都度別の人物に憑依しているという、なにそれと言いたくなる特殊設定。 一応全部読み通したものの、内容を理解しきれず、実質ギブアップ状態だった。 第2作の今回は、前回に比べたら...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.08.08 Fri 22:55
全1000件中 31 - 40 件表示 (4/100 ページ)