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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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題名にも惹かれて読み始め

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「モルグ館の客人」 マーティン・エドワーズ著 加賀山卓朗 訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 8月17日に読み始め、8月23日に読了   名探偵レイチェル・サヴァナクをシリーズキャラクターとするシリーズの二作目。 一作目の「処刑台広場の女」では、シリーズキャラクターの生まれる過程と活躍が見事に描かれ、読み終えてすぐ、次作も読もうと思った。 だからこの二作目は評判等は気にしないで、刊行されたらすぐ読もうと初めから思っていた。 それに加え、新刊の題名を...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.10.19 Sat 22:28

カレーが食べたくなる一冊

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』 室橋裕和 著 集英社新書 8月13日に読み始め、8月18日に読了   久しぶりの読書の記事となってしまった。 読み始めてからすでに2ヶ月以上が経ってしまっている。 記憶がおぼろげになっているところもあるが、大変面白い本だったので、なんとかこの本の魅力を伝えたいと思っている。   副題の「インパネ」とは、もちろん車の部品のことではない。 『ネパール人経営のインドカレーの店」のことである。 ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.10.17 Thu 22:56

加賀恭一郎、名探偵となる

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「あなたが誰かを殺した」 東野圭吾 著 講談社 8月12日に読み始め、8月15日に読了   加賀恭一郎シリーズの最新刊。 評判がいいので、文庫化を待たず単行本で読んでしまった。   シリーズ前作と前々作は、加賀と彼のいとこの松宮脩平の過去を明らかにする意図を感じた作品だった。 それで一旦ケリを付けたかのように、この作品では一転、黄金時代の本格ミステリかと思ってしまうような構成・展開となっている。   私が持っているのは第7刷で...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.27 Fri 22:52

博報堂の管理職だったとは

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『幸福な退職 「その日」に向けた気持ちいい仕事術』 スージー鈴木 著 新潮新書 6月26日に読み始め、7月1日に読了。   音楽評論家スージー鈴木の本職は、博報堂勤務それも役職が局長のサラリーマンだった。 そして55歳で退職していた。   書店の平台にこの本が並んでいるのを見たとき、「スージー鈴木」と「仕事術」のミスマッチぶりに興味を惹かれすぐに購入してしまった。 今までスージー鈴木の音楽本は何冊か読んでいて、このブログでも「EPICソニー...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.25 Wed 21:37

三部作の完結篇は群像劇!

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「われらが痛みの鏡(上・下)」 ピエール・ルメートル著 平岡敦 訳 ハヤカワ文庫 読了。   「天国でまた会おう」「炎の色」に続く両大戦間三部作の完結篇。 訳者あとがきによると、著者はこの三部作を『災厄の子供たち』三部作と呼んでいるとのこと。   初版の腰巻きには、上巻「歴史ミステリ3部作 待望の完結篇!」、下巻「戦火に奔走される人々の息もつかせぬ群像劇」ということが書かれている。 これはミステリなのかという疑問と、群像劇となんぞや...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.20 Fri 22:00

話題の本になぜならない?

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「女帝 小池百合子」 石井妙子 著 文春文庫 8月7日に読み始め、8月12日に読了。   単行本が出たのが2020年5月末。 『文庫本のためのあとがき』に書かれていることをそのまま受け取るならば、この本は20万部以上発行している。 だがその割にはあまり話題になっていないように感じる。 女性初の都知事となった人物について書かれているとあっては、なおさら話題になっていいはずなのにと思う。 その要因を、やはり『文庫本のためのあとがき』で「テレビでは本...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.13 Fri 22:32

ついにあの本を読み終えて

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「百年の孤独」 ガブリエル・ガルシア=マルケス著 鼓直 訳 新潮文庫 8月1日に読み始め、8月11日に読み終える。   すでにこのブログでも書いているが、“事件”となった本を読み終えた。 文庫化されたら世界が滅びるという都市伝説のあったあの本がついに文庫化された。 それが「百年の孤独」。 本の腰巻きにも『この世界が滅びる前に』という文句があり、都市伝説を意識してのものなのは間違いないだろう。 出版元も事件性を出そうとしているの...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.12 Thu 22:12

中公新書だから書ききった

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「日本鉄道廃線史 消えた鉄路の跡を行く」 小牟田哲彦 著 中公新書 7月30日に読み始め、8月4日に読了   現在、日本の各地で鉄道路線の廃止を巡る議論が起こっている。 首都圏を除き、ほとんどの地域で人口が減っていて、日常的に鉄道を利用する人も漸減傾向にある。 JR各社の、大都市圏で収益をあげて、地方の赤字を補填するというビジネスモデルが破綻をきたしかけている。 そうなると赤字路線を廃止したいと、直接は言い出さないものの、暗にほのめかす発...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.04 Wed 22:20

喜国、本格力ハンパないっ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「本格力 本棚探偵のミステリ・ブックガイド」 喜国雅彦・国樹由香 著 講談社文庫 読了。   本棚探偵とは、漫画家喜国雅彦のこと。 そしてその夫人が国樹由香。 今まで双葉社から「本棚探偵の冒険」といった本を喜国がシリーズで出していたことは知っていた。 だが、漫画家だから出せた本ではないかという先入観があって、読んではいなかった。 今回読むことにした理由は、この本が第17回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞したことが一つ。 もう一つ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.04 Wed 21:08

三年前と同じ、ほろ苦い味

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「冬季限定ボンボンショコラ事件」 米澤穂信 著 創元推理文庫 7月25日に読み始め、7月31日に読了   互恵関係にある小鳩君と小佐内さんの高校生活を描いた小市民シリーズも、春夏秋と来てついに冬を迎えた。 高1の春の「いちごタルト」、高2の夏の「トロピカルパフェ」、高2の秋から翌年の秋までの「栗きんとん」と来て、高3の冬は「ボンボンショコラ」。 なぜこのシリーズが小市民シリーズなのか、今まで明かされることはなかった。 シリーズ最終作でついに...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.08.31 Sat 22:10

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