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JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ぼくは挑戦人」 ちゃんへん.著 木村元彦 構成 河出文庫 10月7日に読み始め、10月15日に読了 著者は、1985年生まれの在日コリアン3世でプロジャグリングパフォーマー。 題名にある挑戦人はもちろん朝鮮人にかけている。 またパフォーマーとしては若くしてその実力を知られていたようで、17歳で大道芸ワールドカップin静岡に参加している。 その時のパフォーマンスがYouTubeにあがっていて、映像を見ることができる。 以前から知っているような...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.12.22 Sun 00:17
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ボタニストの殺人(上・下)」 M・W・クレイヴン著 東野さやか 訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 10月3日に読み始め、10月13日に読了 イギリス国家犯罪対策庁重大犯罪分析課所属のワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーを主人公とするシリーズの第5長篇。 今までのシリーズ作品も勢いで読ませたが、この作品には過去一番の勢いを感じた。 面白指数というものがあるとすれば、シリーズ最高値を叩き出したと確信している。 題名にある「ボタニスト...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.12.20 Fri 22:52
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「最新図解 鉄道の科学 車両・線路・運用のメカニズム」 川辺謙一 著 講談社ブルーバックス 9月29日に読み始め、10月6日に読了 今年の7月に刊行された新書だが、よく似たタイトルの本、それも同じ講談社ブルーバックスから刊行されたものを読んだことがあると、『はじめに』を読んで気付かされた。 それが「図解 鉄道の科学 安全・快適・高速・省エネ運転のしくみ」という2006年に刊行されたもの。 この本には、読むのに苦労させられた記憶がある。 どう...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.12.12 Thu 21:55
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「地中の星 東京初の地下鉄走る」 門井慶喜 著 新潮文庫 9月23日に読み始め、9月29日に読了 日本における『地下鉄の父』と呼ばれた早川徳次の生涯を描いた小説。 こちらの徳次は「のりつぐ」と読む。 家電メーカーSHARPの創業者は早川徳次(はやかわとくじ)。 地下鉄の父のほうも「とくじ」と読むと私は思い込んでいて、「のりつぐ」のヨミは『地下鉄の父』にピッタリだと思い、笑ってしまった。 著者である門井慶喜の小説を読むのはこれ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.12.04 Wed 22:56
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「百鬼園先生雑記帳 附・百?書簡註解」 平山三郎 著 中公文庫 9月18日に読み始め、9月28日に読了 ヒマラヤ山系こと平山三郎による『百?』本、中公文庫に収録されるのはこれが二作目。 一作目の「実歴阿房列車先生」は読み物として、失礼な言い方になるかもしれないが、想像していたよりずっと面白かった。 ではこの二作目はというと、読み物としての面白さはかなり減ってしまったが、資料的価値がとても高いと感じた。 例えば、『阿房列車小遣帖』...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.12.03 Tue 22:49
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「トゥルー・クライム・ストーリー」 ジョゼフ・ノックス著 池田真紀子 訳 新潮文庫 9月13日に読み始め、9月22日に読了 「マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ」シリーズの著者ジョゼフ・ノックスが、犯罪ノンフィクションの『編者』として登場するサスペンス・ノワール。 「エイダン・ウェイツ」シリーズは、日本では3作とも高い評判を得ているようだが、わたしとの相性はあまり良くなく、評判ほど面白いとは思わなかった。 というか、おそらく私の理解が足...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.12.01 Sun 22:11
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「パラリンピックと日本人 アナザー1964」 稲泉連 著 小学館新書 9月11日に読み始め、9月17日に読了 1回目の東京オリンピックのあとにもパラリンピックが行われていたとは知らなかった。 もっともそのときのパラリンピックと60年後のパラリンピックとでは、パラの意味が違う。 1回目のパラは、下半身麻痺の意味の「パラプレジア」から取っていて、最近のパラリンピックのパラはパラレルから。 だから1964年のパラリンピックは車椅子の選手ばかりの大会だっ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.29 Fri 22:58
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「龍神の雨」 道尾秀介 著 新潮文庫 9月7日に読み始め、9月11日に読了 道尾秀介による『神』三部作の最初の作品。 三作目の「雷神」が今年文庫化されたこともあり、すべて読んでみようと思った。 「雷神」と聞いたら興味を持ちますよね? 店頭に3点が並んでいるを見たとき、ほぼ共通の帯が巻かれていることに気づいた。 そこにはキャッチコピーとして『道尾秀介 ミステリの神業』とあった。 これはまた大げさなと思ったあとに、『神』三部作...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.24 Sun 22:19
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「英語で日本語を考える」 片岡義男 著 ちくま文庫 9月5日に読み始め、9月8日に読了 現在の片岡義男の知名度は、どの程度あるんだろうか。 30代の語学オタクのけのある会社の後輩に、知っているか訪ねたら知らないと返ってきた。 その上の世代の本好きに訊いたら知っていると。 さらにその上の、小説をあまり読まないと思われる後輩に訊いたら、また知らないという返答だった。 私の感覚では、映画化もされた「スローなブギにしてくれ」「メイ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.20 Wed 22:50
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「パナマの仕立屋(上・下)」 ジョン・ル・カレ著 田口俊樹 訳 ハヤカワ文庫NV 8月26日に読み始め、9月6日に読了。 原著の刊行は1996年、日本で集英社から単行本が出たのは1999年。 25年経った今年、ハヤカワ文庫から文庫本が刊行された。 この間に著者は亡くなり、パナマ運河の所有権はアメリカからパナマに移った。 今まで何作かル・カレの作品を読んでいるが、いずれも難解だった印象が強く残っている。 スパイ小説だから敵か味方かよく...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.09 Sat 22:29
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