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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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あと何冊かは読んでみたい

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「時代を撃つ ノンフィクション100」 佐高信 著 岩波新書 読了。   以前にも書いた気がするが、本についていえば付き合いはいいほうである。 ある本を読んで面白いと思ったら、その続篇も読むことが多い。 そんな感じで読むことにしたのがこの本である。 今回読んだ本の同じ著者、同じ岩波新書で「現代を読む 100冊のノンフィクション」という本がある。 約30年前に刊行されたものだ。 最近の著者の本はすっかり読まなくなってしまったが、続篇的な位置づけに...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.14 Sat 21:21

はかり、公正と平等の象徴

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「法廷遊戯」 五十嵐律人 著 講談社 読了。   第62回メフィスト賞受賞作。 受賞時のタイトルは「無辜の神様」であったが、出版化に際しタイトルを変更。 2部構成で、第1部の題が『無辜ゲーム』、第2部が『法廷遊戯』であり、第2部のタイトルをそのまま題名に持ってきたようだ。 個人的に「無辜」という言葉に惹かれた。 第1部0章、つまり物語の最初に「無辜」の意味が書かれている。 『罪のないこと。また、その人。』と。 無辜の民といった使われ方...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.10 Tue 22:05

一発屋の、一発屋による…

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「一発屋芸人列伝」 山田ルイ53世 著 新潮文庫 読了。   一発屋芸人が一発屋の本を書いた。 最初は、タコが自分の足を食べている絵が浮かんだ。 だが『第24回 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞 作品賞』受賞作でもある。 ちなみにこの年の作品賞はもう一作あって『小池百合子研究』だった。 ともかく雑誌編集者が読んで、面白いという評価をしたものと言っていいだろう。 あまりタレント本は読まないが、多少怖いもの見たさに近い感情もあり、読んでみること...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.07 Sat 22:27

翻訳者が4人もいる贅沢さ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「指差す標識の事例(上・下)」 イーアン・ペアーズ著 池央耿・東江一紀・宮脇孝雄・日暮雅通 訳 創元推理文庫 読了。   いつものように読んだ本の作品名、著者名、翻訳者名、出版社(叢書)名を最初に書いたが、違和感を持たれた方も多いだろう。 翻訳者が4人もいる。 私も読む前は、なぜと思っていた。 4人いる理由はというと、この小説は4人の手記からなる4部で構成されており、それぞれの手記にそれぞれ一人翻訳者を使っているからだ。 手記をそれぞれ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.05 Thu 22:27

佐々木朗希のコーチの先生

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「野球の科学」 川村卓 著 SBビジュアル新書 読了。   半年ぐらい前だろうか、次月の新書新刊一覧を眺めていたら、ある箇所で視線が止まった。 著者名のところに書かれていたのが、私の知人の名前だったのだ。 そういえば彼は中学の時は野球部だったらしいから、こういった本を書くぐらい研究を重ねていたんだ、と思うわけがなく、多分同姓同名だろっと思ったらやはり案の定だった。   とネタ的なことを書いたが、実はこの著者の名前は、昨年ぐらいから何度...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.04 Wed 22:10

願いを一つだけ叶えさせて

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「かがみの孤城(上・下)」 辻村深月 著 ポプラ文庫 読了。   2018年本屋大賞受賞作。 さらに『このミステリーがすごい』2018年度版第8位。   以前「盤上の向日葵」を読んで、このブログにも感想をアップしたが、こちらは同じ2018年の本屋大賞2位で『このミス』第9位。 ランキングで言うと共通点があるといっていいだろう。 面白いことに、小説全般のランクのほうが、狭いジャンルのランクより上に来ている。 一般的に考えれば狭いジャンルのほう...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.02 Mon 21:58

本の構成要素を分析すると

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『「本をつくる」という仕事』 稲泉連 著 ちくま文庫 読了。   『復興の書店』という文庫本を以前読んだ。 東日本大震災の後、被災地の書店とその周辺の状況を描いたノンフィクションだ。 書店で売っているものは「生活必需品」だと感じた。 その本の著者が稲泉連、今回取り上げる本の著者でもある。 前回が書店で今回が本、この辺りばかりを書いているわけではなく、私が読みたがるのがこの辺りということだ。 今回は、「本を売る」から「本をつくる」に尋ねる...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.29 Thu 22:27

第36章から始まる長編小説

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「オクトーバー・リスト」 ジェフリー・ディーヴァー著 土屋晃 訳 文春文庫 読了。   とんでもない小説があったもんだ。 全36章からなる小説だが、『第36章 日曜日午後六時三十分』から始まり『第1章 金曜日午前八時二十分 二時間四十分まえ』で終わるという構成になっている。 過去に逆上るかたちで読み進むことになる。 これで小説として成り立つから驚く。 リンカーン・ライムシリーズに「魔術師」という作品があるが、著者にこそ魔術師という称号がふさ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.23 Fri 22:01

伝説の試合の17歳の主人公

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「沢村栄治 裏切られたエース」 太田俊明 著 文春新書 読了。   この本を読もうと思った主な動機が二つある。 まず沢村栄治という名前に食いついた。 草薙球場に足を運んだことがある人間なら、県総合運動場から球場に向かうと途中に沢村栄治像があることはご存知だろう。 1934年11月20日、草薙球場で行われた日米野球で若干17歳の投手が全米チーム相手に素晴らしいピッチングを見せる。 あのベーブ・ルースから三振を奪っている。 ルー・ゲーリックにソロ本...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.18 Sun 23:34

まぎれこんだ死者は誰だ?

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「Another 2001」 綾辻行人 著 角川書店 読了。   学園ホラー&ミステリ「Another」シリーズの3作目。 2作目の「エピソードS」を読んだことは、一月ほど前のこのブログ内で紹介済み。 やはり「エピソードS」を読んでから「2001」を読み始めたのは正解だった。 あとがきを含めると800ページにも及ぶ大長編を、時間はまあかかったが、それでも挫折することなく一気に読めたのは、共通する登場人物の性格や関係性を「エピソードS」で予習ができていたからだと思ってい...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.15 Thu 21:26

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