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マザネツ

   2018年はわたしにおけるチェコ年なので、やまねこ翻訳クラブのメールマガジン、月刊児童文学翻訳2018年4月号の「お菓子の旅」では、大好きな(2017年やまねこ賞・読み物部門の1位に投票したほど!)『こいぬとこねこのおかしな話』(ヨゼフ・チャペック作/木村有子訳/岩波書店)に出てくるマザネツを取り上げました。マザネツはP.40とP.43にちゃんと出てきます。    チェコ人によるレシピには必ずバニラシュガーが登場し、しかも「分量 1パック」などと明記してあるのですが、日本では(少なくともわた...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:28

ハンナおばさんのお菓子

  『四人の交差点』(トンミ・キンヌネン作/古市真由美訳/新潮社)が課題本の読書会に参加しました。この話、食べものの話がけっこう出てきます。何度か出てきた「ハンナおばさんのお菓子」というのが気になってしまって……。レシピを調べたら、手に入りやすい材料でできそうだったので(ピーカンナッツもオレンジフラワーウォーターも不要!)、作ってみることにしました。    フィンランド人のレシピをGoogle翻訳さんに手伝ってもらって日本語、英語、イタリア語に翻訳し、それでも足りない部分...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:28

パステル・デ・ナタ

   オッスス・デ・モットゥを作るには卵白だけを2個分使います。つまり、オッスス・デ・モットゥを作るたび、卵黄が2個分余ってしまうのです。卵白と違って、卵黄は冷凍保存ができません。困った……。そうだ、卵黄を使って何か作ればいいんだ!    で、パステル・デ・ナタ(エッグタルト)を作りました。やまねこ翻訳クラブのメールマガジン、月刊児童文学翻訳2012年3月号の「お菓子の旅」のレシピを参考にしましたが、卵1個を卵黄2個に変えました。ポルトガルの修道院では卵白を糊として...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:28

オッスス・デ・モットゥ

   2017年はわたしにおけるサルデーニャ年でした。というわけで、「お菓子の旅」ではサルデーニャ出身の作家ビアンカ・ピッツォルノの代表作『あたしのクオレ 上・下』より、オッスス・デ・モットゥを取り上げました。実は作品のなかでは「死者の日に食べる特別なお菓子」とあるだけで、具体的なお菓子の名前は出てきません。こんなのばかりですね。    アイシングにオレンジフラワーウォーターが入っているせいか、どことなく北アフリカっぽい味わいがあります。オレンジフラワーウォーターはなかなか手に入らな...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:25

レモンメレンゲパイ

     長女の誕生日。冷凍パイシートをそろそろ使ってしまいたかったので、パンプキンパイかレモンメレンゲパイのどっちがいい?と聞いたら、レモンメレンゲパイがいいとのこと。パンプキンパイなら何度か作ったことがあるのに、一度も作ったことのないレモンメレンゲパイを食べたがるなんて、度胸があるなあ。食に関しては常に警戒心よりも好奇心が勝つみたいです。    参考にしたのは、やまねこ翻訳クラブのメールマガジン、月刊児童文学翻訳2005年9月号の「お菓子の旅」。市販のパイシートを使...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:17

プラリーヌ

   2016年のやまねこ賞読み物部門受賞作『ペーパーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作/原田勝訳/岩波書店)が課題本の読書会に参加することになり、それなら……と話のなかに出てくるお菓子、プラリーヌを作って持っていくことにしました。ついでに「お菓子の旅」にも載せることにして、まさに一石二鳥。    プラリーヌのルーツはフランスですが、アメリカに渡ったあといろいろあって、現在フランスで作られているプラリーヌとニューオーリンズで作られているプラリーヌはまったく別物となりました...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:14

プリャーニク

   2016年はわたしにおけるロシア年でした。理由は内緒。   「お菓子の旅」担当者としてはいささか邪道かもしれませんが、先にロシアありきで、ロシアのお菓子の出てくる児童書や絵本を探し、『おかしのくに』というソビエト時代の絵本を発見。絵本のなかでは「ビスケット」と呼ばれていますが、絵を見るかぎり、プリャーニク。おお、これだ!と、プリャーニクを取り上げることにしました。    プリャーニクのレシピが載っている本は『ロシアのパンとお菓子』(荻野恭子著/WAVE出版)くらい...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:13

ロショゴッラ

   賞味期限切れが迫る牛乳を活用できるレシピを探し、やまねこ翻訳クラブのメールマガジン、月刊児童文学翻訳2010年5月号のお菓子の旅で紹介されていた、『リキシャ★ガール』(ミタリ・パーキンス作/永瀬比奈訳/鈴木出版)に出てくるロショゴッラを作ってみました。牛乳を800ccを消費できて大助かり(笑)。    出来上がったチーズはリコッタチーズに似ているので、これを使って、カンノーリも作れないだろうか……?    月刊児童文学翻訳2010年5月号「お菓子の旅」はこちら。 ...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:12

パンプキンパイ

   やまねこ翻訳クラブのメールマガジン、月刊児童文学翻訳2002年10月号の「お菓子の旅」で紹介されたレシピを参考に、パンプキンパイを焼きました(パンプキンパイは『シカゴより好きな町』に登場します)。スパイスたっぷりで、大人の味。市販のパイシートを使うので、とっても簡単です。我が家のオーブンレンジにはくせがあり、パサパサになってしまうので、かぼちゃはレンジでチンせずに蒸し器で蒸しました。    月刊児童文学翻訳2002年10月号「お菓子の旅」はこちら。   『シカゴよりこわい...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:11

ソッケルカーカ

  「お菓子の旅」はやまねこ翻訳クラブのメールマガジン「月刊児童文学翻訳」創刊第2号から始まった伝統あるコーナー。海外児童文学に登場するお菓子をルーツや作り方などを交えて紹介しています。わたしは2015年10月号から関わっている8代めの担当者で、老舗旅館を成りゆきで引き継いだ移民みたいな気持ちでやっています。    2015年はわたしにおけるスウェーデン年だったので(「マルティン・ベック」シリーズを読んだり、イングマール・ベイルマンの映画を観にいったり、IKEAに行ったりしただけ)、アス...

つくってみた。 | 2018.06.04 Mon 09:10

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