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焼津小泉八雲記念館に行く

JUGEMテーマ:日本文学    八雲ゆかりの地は、松江、熊本、神戸と尋ねているが、八雲が晩年、毎年のように夏を過ごした焼津の地だけはまだで、思い立って小春日和の続く日に出かけた。  よく晴れた日で富士山がよく見えた。新幹線三島駅あたりではぐっと近づいて見えたが、小田急線では見えていた冠雪が見えなくなった。南斜面で早くに消えたものと思われた。  焼津駅前に、まず小泉八雲像の碑を訪ねた。    焼津小泉八雲顕彰会が1966年に建立。白御影石に、小泉八雲像の文字と横顔のブロンズ...

見る 読む 歩く | 2020.11.16 Mon 15:57

聖家族(下)(古川日出男)

JUGEMテーマ:日本文学  下巻読んでも、やっぱりわからんなぁ。元々、複数の雑誌などに発表したものを合わせたからなのかもしれんけど、断続的な構成がどうしても理解の妨げになる。個々のエピソードは面白いので連続した構成で示されていれば、かなり面白く読めたのかもしれないが、こういう繋げ方をされるとなぁ。まあ、それを頭の中で上手く繋ぎ直せなかった私の読解力の問題なのかもしれんけどね。  物語の長さは京極作品で鍛えられているし、文章などは京極作品よりもずっと読みやすいんだけど、上巻の感想にも書いたよ...

本、読みました。 | 2020.11.09 Mon 18:11

「津波防災の日」と小泉八雲

JUGEMテーマ:日本文学  11月5日は「世界津波の日(World Tsunami Awareness Day)であり、わが国では「津波防災の日」である。この日「津波の日」には小泉八雲が関わっている。    嘉永7年(1854年)11月5日、安政南海地震(M. 8. 4)による大津波が紀伊半島を襲った。その際、紀州の小さな村で、高台に住む村の長者が収穫したばかりの稲束の山に火をつけ、村人を高台に導いて、多くの命を救った。  国連総会第2委員会は日本を含む142か国の提案により、この逸話のもととなった11月5日を「世界津波の...

見る 読む 歩く | 2020.11.05 Thu 10:23

聖家族(上)(古川日出男)

JUGEMテーマ:日本文学  苦手やなぁ、こういう小説。私はミステリー好きのせいか、どこかに論理的な繋がりが無いと読みづらく感じてしまう。東北地方の土着性。タガの外れた暴力性を持つ兄弟。一族の女に伝わる特殊能力とそれを持つ彼らの妹。彼らの両親にミスリードされ関係を構築(あるいは崩壊)させられそうな白石の男女。それらが章ごとに入れ替わりで出てくるので、全体像を追い切れない。  この先、両親がキーになってくるのかな、という気はするが、まだわからない。下巻で何がどう明らかになるのか。なんか、...

本、読みました。 | 2020.11.04 Wed 18:34

小泉八雲 東京旧居・新宿富久町

JUGEMテーマ:日本文学     新宿区富久町の小泉八雲旧居跡を訪れた。年譜によると、八雲は明治9月、46歳の時、東京帝国大学文科大学講師に招聘され、神戸から、牛込区市谷福久町21番地の借家に居を定めた。「小泉八雲 放浪するゴースト」図録には「牛込区市谷福久町の家は高台にあり、隣には瘤寺(自證院)と呼ばれる静かな寺院があった。境内を散歩すると詩魂が刺激されるため、八雲は大変気に入っていた。しかしある日、樹が伐採され、墓が撤去され借家が立ち、自然環境が一変してしまった。八雲は深く悲しみ...

見る 読む 歩く | 2020.11.02 Mon 15:47

小泉八雲旧居 熊本

JUGEMテーマ:日本文学  生誕170年記念「小泉八雲 放浪するゴースト」展の熊本時代は、五高の集合写真、八雲とセツ、一雄誕生写真は小泉家の提供、もう一枚「小泉八雲熊本旧居」の写真が熊本市文化振興課の提供だった。その小泉八雲旧居を昔々訪れたことがあった。   当時作成したhpカメラ紀行 名作のふるさとhttp://bungakusanpo.oops.jp/2020/kumamoto2a.html を再掲する。                         &nb...

見る 読む 歩く | 2020.10.31 Sat 19:11

小泉八雲の「旅路」―新宿歴史博物館

JUGEMテーマ:日本文学    小泉八雲の「旅路」―新宿で展覧会、の見出しで、八雲の特別展「小泉八雲 放浪するゴースト」を東京新聞が伝えている(10/29)。この八雲生誕170年記念の特別展は過日参観したが、八雲の放浪人生を凝縮した見事な展示会だったが、八雲の日本在住で、東京に次いで長かった熊本時代の展示・解説がやや乏しい気がして、会場のアンケートにもそのことを記して帰った。           特別展「小泉八雲 放浪するゴースト」 チラシ ▲  図録 ▼     ...

見る 読む 歩く | 2020.10.30 Fri 18:58

「小泉八雲 放浪するゴースト」展――新宿歴史博物館

      新宿歴史博物館入り口 ▲ 企画展示室受付(左手) 企画展示室入口(正面) ▼   JUGEMテーマ:日本文学   新宿歴史博物館で、小泉八雲生誕170年記念の特別展「小泉八雲 放浪するゴースト」を開催している(10/10〜 12/6)。好天の日曜日(10/25)、参観に出かけた。入り口でもう慣れっこになった検温を受け、地下一階企画展示室に入った。休日ということもあるのだろうが、コロナ禍の中の文学展としては参観者が多かった。    特別展「小泉八雲 放浪するゴースト」は、八雲生誕...

見る 読む 歩く | 2020.10.26 Mon 11:34

長崎の鐘―如己堂・永井隆記念館

JUGEMテーマ:日本文学    朝ドラ「エール」で、主人公裕一が「長崎の鐘」作曲の曲想を得るために、永井隆を如己堂に訪ねる場面を見て、昔々、如己堂・永井隆記念館を訪ねた頃を思い出した。            ▲永井隆記念館    『長崎の鐘』『この子を残して』などで知られる永井隆博士が、被爆後住んだ2畳ひと間の如己堂の隣に建つ。確か記念館の右手に見える建物がそうだった気がする。    20年前訪れた時は、館長を務める永井隆の長男誠一氏が、修学旅行...

見る 読む 歩く | 2020.10.25 Sun 06:42

齋藤茂吉の墓―青山霊園

  JUGEMテーマ:日本文学  志賀直哉命日の墓参を済まして、霊園事務所でもらった「歴史的墓所ガイド」を手に、齋藤茂吉の墓所を探した。ところがこれがなななか見つからない。迷いに迷って作業中の霊園スタッフに尋ねたら、親切に茂吉の墓は大久保利通墓所の近くと、地図に現在地からの行き方を、ボールペンで記してくれた。短歌関係の方ですか、いいえ、今日は志賀直哉の命日でお墓詣りにきたのですが、折角だから文人の墓を少し訪ねたいと思って……、と話すと、この前埴谷雄高のお墓を尋ねた人がいました、そ...

見る 読む 歩く | 2020.10.22 Thu 18:53

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