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JUGEMテーマ:短歌 手の記憶 今日のテーマは、介護です。母が退院して介護施設に入りました。 もう私の手の届かぬ所へ行ってしまったような気がします。 どうにもならない悲しさを歌うしかないのです。 どしゃぶりに 傘をさしかけ 寄り添えば ステンドグラスの 光さす道 手に重み ぐっと感じて 支うとき 顔には見せぬ 笑みが伝わる 車椅子 合わす歩調は 二人して 生きた重荷を 少しずつ置く 立てぬ母 そばで支える 介護者と 別れの門に 二人手を振る お...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.28 Sun 15:55
JUGEMテーマ:短歌 数字の海の向こう側 銀行という場所は、数字がすべてを支配しているように見える。残高、金利、締めの時刻、シャッターの重さ── そこには冷たさや無機質さのイメージがつきまとう。けれど、その数字の向こう側には、日々を生きる人の息づかいが確かにある。 濡れた靴の気まずさ、名画の贋作に背筋を伸ばす瞬間、三時の「庭の千草」にふっとほどける心。 今日の六首は、銀行という舞台に立ちのぼる。数字の海を泳ぐのは、いつだって“人”なのだ。 数...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.27 Sat 07:21
雲の上 よろづを見おろす 富士が今 あやしき三河の 築山なりとは * (現代語訳) 雲の上から全てを見下ろす富士のように高貴な私が、今じゃ辺鄙な三河の「築山殿」だなんてねえ。 * (解説) 「徳川家康の正室・築山殿がもしも悪女だったら?」という仮定で創作した歌です。
詩花の庭 | 2025.12.26 Fri 18:38
JUGEMテーマ:短歌 「祈りのかたち」:秋晴れや 一歩ずつ行く 百里かな クリスマスの余韻がまだ空気に残る一日。ふとした沈黙の奥に、誰かのしんどさや、昨日の笑顔の残り火がそっと灯っている。 光と影のあわいに揺れる能面のように、祈りはいつも決まった形を持たず、触れれば変わり、離れれば深まる。 今日詠んだ六つの短歌は、そんな“かたちにならない祈り”が静かに姿をあらわした瞬間の記録である。 灯明の光が遠く連なるように、言葉がそっと心を照らすことを願いながら。 ...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.26 Fri 16:20
JUGEMテーマ:短歌 「踊る、ゆえに我あり」 動けば心が揺れ、心が揺れれば、また体が動き出す。 そんな“存在のリズム”に気づいた一日だった。 踊ることも、詠むことも、どちらも私をつくる根っこにある。 痛みや祈りや希望を抱えながら、それでも世界は小さく跳ねる。 今日の短歌は、その発見を確かめるように生まれていった。 ぎこちなき ダンスはいつか 見る人も 癒しの中の 春のお祭り 刹那なり その一瞬の 躍動が 思いを紡ぐ 喜びは跳ねる 踊るほど 心と体は ゆれは...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.25 Thu 16:47
JUGEMテーマ:短歌 灯り降る夜 イブの夜は、街の灯りがいつもよりゆっくり降りてくる。 誰かの窓の明かりも、車のテールランプも、遠くのイルミネーションも、まるで雪のように静かに空気へ溶けていく。 華やかさの裏側で、ふと胸の奥に小さな揺らぎが生まれる夜。でもその揺らぎの中に、今日まで積み重ねてきた小さな幸せの粒が そっと光っている。そんな 「灯り降る夜」 に、あなたの一首をそっと置いていく時間が、今ここにある。 ずっと先 あなたがあなたで いることの 理由のような ふ...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.24 Wed 16:12
JUGEMテーマ:短歌 「犬と歩く、五つの時間」 散歩というのは、ただ歩くだけの行為ではない。 犬と並んで歩くとき、世界はいつもより少しだけやわらかく、 少しだけゆっくりと流れはじめる。 風の匂い、跳ねるボール、誘うしっぽ、嫉妬のまなざし、 そして寄り添う影――。 そのどれもが、日々の中にそっと挟まる小さな奇跡であり、 気づけば胸の奥に押し花のように残っていく。 ここに並ぶ五首は、そんな“犬と歩く時間”の断片たち。 春の匂いから、影の静けさまで、 散歩が...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.23 Tue 16:59
JUGEMテーマ:短歌 迷子の歌 短歌マラソンを始めて,今日で57日目です。今日は迷子をテーマに6首詠みました。 6首のうち5首は、意外と出来が良かったので、(自分で思っているだけですが) 短歌募集に出品応募しようと思います。公開した作品はもう応募できなくなるので、「すいません」。 5首は公開せず、評価だけ掲載します。 もし、いつもこのブログを見てくださる方がいたらごめんなさい! いい評価を頂けなくても、評価していただけても、後日このブログに公開します。 これは駄...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.22 Mon 16:04
JUGEMテーマ:短歌 雨宿りのすずめ 雨の日の自転車置き場で、ふと足を止めた一瞬。 濡れた空気の中に、ちいさな命の気配が跳ねていた。 「ちゅちゅ」と寄り添うように跳ねる二匹のすずめ。 忙しさの途中でこぼれ落ちた、思いがけない贈り物のような時間だった。 道草をしたからこそ出会えた、静かな奇跡のひとこま。 道草も 遠回りも 近道も 赦すしかない 寄り道の地図 通い路の 庭の垣根の あさがおに 今日も寄り道 深い藍色 一休み 酔いどれ道の なさけなさ 暗い夜空に 星は輝く ...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.21 Sun 16:44
JUGEMテーマ:短歌 生まれて消えるもの 生まれては消えていくものを、今日は静かに見つめていた。 母の時間、はなみずきの薄紅、雲間から差す天使の光。 どれも一瞬の輝きをまといながら、やがて風へ還っていく。 そんな循環の中で、古池の亀だけが長いまなざしで 人の命の儚さをそっと受け止めているように思えた。 今日の短歌は、そのまなざしに寄り添うように生まれた一首。 はなみずき 薄紅色は 百年の その一日を 終えて夕焼け 空高く 人の生き死に 眺めいて 幾万年を 富士は動かず 人生...
感謝「ありがとう」 | 2025.12.20 Sat 17:59
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