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JUGEMテーマ:短歌 比喩の飛躍 菜の花の大群落に風渡る 四千年の黄砂の翳り 大陸の黄砂が飛び交う季節になりました。車の上には、すでに黄色い細かい砂が降いるのがわります。黄砂が本当に激しいときは、なんとなく遠くがかすむのです。大陸の黄砂の力はすごいものだと春になると感じます。 バイパスのテールランプの赤い川 夕焼け色に世界がうねる 夕焼けの時間帯の車列の様子を詠みました。渋滞気味の大きな道の赤いランプが連なって、川のようにうねっています。空の...
短歌の小路 | 2026.02.15 Sun 16:20
JUGEMテーマ:短歌 目覚め りかえす「今日は廃品回収日」女性の声に街が目覚める 朝の第一声は「廃品回収」をしらせる車の声、女性の声を響かせて宣伝カーが街を走っています。 どこにでもついていきたい人がいて そっとくっつく盗人萩よ 盗人萩は秋のくっつき虫、気が付かないうちにくっついて、盗人のような、足跡型の種を人に託すのです。 気づかずにあなたの胸にしのびこむ 恋する予感 盗人萩は 別バージョンです。 さりげなく代わって...
短歌の小路 | 2026.02.14 Sat 08:56
JUGEMテーマ:短歌 世代 さりげなく近づくカラスと道行けば 雨後の草木の 風やわらかし 昨日大宰府に行きました。博物館の小路を歩いていたらカラスが並んでぴょこぴょこついてきます。雨上がりの期先の香りか風の一片に乗って爽やかでした。 大陸の言葉行き交う大宰府の神の巨木は苔生しており 巨木は境内にある楠です。千年の人々の姿をおそらくは見てきたでしょう。海外の観光客がたくさん来ていて、私はびっくりしました。楠はどう思っていることやら 米もなく生きてきたこと繰り...
短歌の小路 | 2026.02.13 Fri 15:50
JUGEMテーマ:短歌 思いでの包み方 遠距離の思い重ねた手紙箱 真珠の貝はまだ息をする 遠距離恋愛で二人が交わした手紙の数々思いをいっぱい詰め込んで、その時を思いが変わらぬようにただ静かにしまっています。今も・・・ きこえないはずのチャイムがどこからか 帰り支度の紙の飛行機 昨日いつもは聞こえない学校のチャイムがほんのかすかに聞こえてきました。その瞬間、小学校の教室の帰りの時間にタイムスリップです。紙の飛行機は未来の比喩のつもり。 何層も二人で...
短歌の小路 | 2026.02.11 Wed 18:30
JUGEMテーマ:短歌 短歌の無限性 使い慣れ使い古した鞄持つ やぶれた穴の思い出が好き 使い慣れ使い古した鞄持つ やぶれた穴の風音がすき 使い慣れ使い古した鞄持つ すり減りし角革の匂いする 4句5句の視点をほんの少しずらすだけで、違った歌が生まれます。ここが短歌のすごいとこでしょうか。 短歌の無限性の一旦ですが・・・・ レトルトの辛口なぜか手に取りて 汗だくカレー食べた夏の日 技法の”ひねり”よりも目の”ひねり”かなこの歌 冷...
短歌の小路 | 2026.02.11 Wed 08:23
JUGEMテーマ:短歌 ひねりを加える めぐり逢う 歌の糸など 信じない はずの私が 君にほどける 結婚式でよく歌われる、中島みゆきの歌です。二人で横糸縦糸を紡いで人生を歩むというような歌。それに乗っかてみました。 地図なんて あっても迷う くせにまた 雨のち晴れで 知らない街へ 人生の地図があったほうがいいのか、あっても迷うだけで、偶然の景色を見れるかもしれない。 明日の空 晴れだの雨だの 言うけれど あしたの心 それは言わない ...
短歌の小路 | 2026.02.10 Tue 16:24
JUGEMテーマ:短歌 ゆれる心 手をかざす焚火の二人見つめいる 風に聞こえた 恋という名が ゆれる心を焚火、風に託して詠んでみました。 ブランコに揺れる歳月あわき日の ゆくもかえるも すれ違うまま 形から離れて心の揺れにだけ注目して、読んだ思い出の歌です。 初めてのセーラー服は君のいる 窓辺の街の風を見ており 中学生になって初めて見たセーラー服の君をみたいんだけど、じっと見ることができない、揺れる心の青春の歌です。 昨夜降る雨...
短歌の小路 | 2026.02.09 Mon 17:15
JUGEMテーマ:短歌 「会話」 「またね」って 言えば答える「じゃまたね」バスのガラスに手を振る園児 隣の家の女の子は、保育園に通っているようで午後には、送りのバスが止まります。先生が「さようなら」って言うと「またね」といってバスの中と外で手を振っているのが見えます。そんな一瞬です。 「おかえり」と「ただいま」だけで手をつなぐ 広く大きい手に包まれて 今度は、バスの中じゃなくて、バス停まで迎えに来た園児と母親の姿です。毎日、お母親の手は園児の手を包むように家路...
短歌の小路 | 2026.02.08 Sun 16:15
JUGEMテーマ:短歌 ふいに 孫のいる じいじとなれり 皺深く 手にする写真 ふいに会いたし 孫の写真はいいものです。小さな写真ですけど、手に取れるくらいの大きさで、机の上に飾っています。 「どこ行くの」ふいに問われて立ち止まる 行きつく先の知れぬ寂しさ 幼稚園化保育園の子供が駆けよってきて私に聞きました。「どこいくの」見知らぬ私に、行き先を聞いてきたのでしょう。でも一瞬、私には、人生の行く先を聞かれたような気がして、何にも言えませんでした。なん...
短歌の小路 | 2026.02.07 Sat 15:57
JUGEMテーマ:短歌 視線の移動を技法として 父さんの 顔のようだと 母が言う ふと鏡見る しげしげと見る もうなくなった父を思い出しているのか、ある日母が私に言った言葉です。そして自分の顔のどこに父の面影が出てきたのか鏡を見て、皺や染みや形をしげしげ見ている自分です。 少年の 登る自転車 どこまでも 山を見ており 山の向こうを 今度は、視線が逆に、近いところから遠くに伸びるパターンです。少年は、大人への入り口に立っています。急な坂道を自転車で登りなが...
短歌の小路 | 2026.02.06 Fri 08:39
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