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JUGEMテーマ:短歌 「光を着るまで」 しょぼしょぼの朝があって、詠めぬままの午後があって、 じっと手を見る夕暮れがあって、それでも、しまっていたワンピースを そっと取り出してみた今日がある。 誰のために着るのか、わからなくなっても、しょぼしょぼマンは歩き続けた。 詠めない日々を抱えながら、それでも、言葉を探し続けた。 そして今日、袋の中のワンピースは、ただの布ではなく、光になっていた。 これは、しょぼしょぼマンが「光を着るまで」の記録。 詠めぬ日々の中で、それでも詠んだ、たく...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.16 Sun 18:03
JUGEMテーマ:短歌 「開いたままの思い出ボックス」 しまえない恋があります。 鍵をかけるつもりだったのに、開いたままのボックスから、 泣いている恋しさが、そっと顔を出します。 このシリーズは、そんな「しまえなかったものたち」のための短歌集です。 恋しさが 行くとこなくて 泣いている 開いたままの 思い出ボックス パスキーを 二人で持った 日もあった もうしまいます 思い出の箱 箱の中 鍵と一緒に しまったの わたしの春と あなたの午後と 誰思う 木枯らしの中 遅...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.15 Sat 15:37
JUGEMテーマ:短歌 「不確かな愛というもの」 比べられることに傷つきながらも、 渋く、白く、夜明けを越えて、 愛はただ、そこにある。 あるがままの短歌たちを、どうぞ。 あと一つ 坂を越えれば 見えてくる 変わらぬ海の 碧きみな底 遠ければ 小さく見ゆる 花なれど 近づくほどに 清き白ゆり 皮剥かれ 日に照らされて 風にあい 誰かのために 熟す渋柿 昨日には 昨日の時が 流れてる 夜明けの愛が 今日に広がる あと一つ 坂を越えれば 見えてくる 変わらぬ海の 碧きみな底 &nbs...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.14 Fri 17:38
顔以外全部きらいで最悪な男の匂いだホワイトムスク 3歳は最早十分ヒトであり 最早目を見て話せぬ私 前屈が誰よりできない山崎の肩甲骨に西日が沈む 「のどちんこの玉の裏まで洗え」とぞ 品無き父のうがいの教え (亡き父の名誉の為に これは嘘、うそです 品が無いのはわたし) ◎2025年3月19日 世界には貴女を思い出す歌が満ちて尽きない ずっと好きだよ 永遠にかがやく歌があることを教えてくれた貴女もそうで 君に咲く花の名...
歌庫 | 2025.11.13 Thu 23:21
JUGEMテーマ:短歌 『君の見た夏』 毎年言っていたフェスに行けない夏。 熱狂のステージも、夜風に揺れる音も、今年は遠くにある。 けれど、誰かの夏を信じて働く日々は、 静かに、確かに、胸の奥で灯っている。 この方の仕事は、看護師、ナース服は、今年のフェス衣装。 呟きは、こだまになってビートを刻む。 目立たぬ花も、マッチの火も、 終わらない夏の中で、明日を見て咲いている。 この短歌たちは、そんな心情を歌にしてみました。 君の夏 一つ信じて 続きおり 誰かの胸に 灯すロー...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.13 Thu 16:29
JUGEMテーマ:短歌 「青い魔性」 今日の歌は、青がテーマです。 青い魔性に憑かれた日。寒鯖うまか、刃物こわか、地球は広か。 研ぎ上げし 包丁の刃は 鉄色の 青き光に 宿る魂 —刃物の青光に宿る魔性。職人の魂と畏怖。 波まかせ 風にまかせて 染められて 青き地球の 我はテラの子 —自然に身を委ね、青き地球に生きる誇りを詠む。 海の色 海の香りを うちにもつ 寒鯖の肌 鈍く輝く —旬の寒鯖に宿る命の青。食の魔性と記憶。 夕暮れて いかにいますや 君は今 お...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.12 Wed 18:17
JUGEMテーマ:短歌 「なんとなく幸せ」 特別な理由がなくても、ふとした瞬間に心がほどけることがある。 湯気の立つみそ汁、てかてか光るどんぐり、ぽつりんと咲くたんぽぽ。 それらは、誰かに見せるための幸せではなく、自分の中にそっと灯るもの。 「なんとなく幸せ」は、暮らしの隙間に降る小さな雨粒。 気づかぬうちに、蟻にも分けてあげたくなるような、甘くてやさしい気配。 今日の短歌は、そんな“なんとなく”をすくい上げました。 ぽつりんと 小さく咲いた たんぽ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.11 Tue 21:20
JUGEMテーマ:短歌 「風の記憶」 今日のお話は、認知症のじいちゃんに忘れられた「僕」です。 忘れられることは、悲しい。 でも、忘れられた記憶が、完全に消えてしまうわけではない。 それは、風のように地上をめぐり、 糸の切れ端のように、誰かの手にそっと結ばれている。 祖父の記憶が沈んでいくとき、 僕の中には、まだ旅の地図が折りたたまれて残っていた。 風のにおい、君の声、水晶の光—— それらがふとした瞬間に、記憶を呼び起こす。 忘却と希望のあいだを渡る風。 忘れられ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.10 Mon 15:59
JUGEMテーマ:短歌 黙す向日葵 人間の 頭くらいの 向日葵が 無口なままに 日に向かいおり 人間の 頭くらいの 向日葵がサイズ感です。 人間の頭ほどの大きさ——つまり人の存在と重なるような距離感。 比喩が、擬人化につながって欲しい。 無口なままに 日に向かいおり 「無口なままに」向日葵は本来、太陽に向かって咲く花ですが、 ここでは語らず、ただ向かっている。それはまるで、何かを抱えたまま 沈黙する人間の姿にも見える。 遠くから 手を振るように 折れ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.09 Sun 16:33
JUGEMテーマ:短歌 「犬語で綴る家族」 わんわあん わんわんわあんと わああんわ わんわわんあが わわわかわわん (意味は謎でも、気持ちは伝わるワン!) 迎える前夜の静けさ 明日来る 犬を思いて 待つ夕べ 一人で食べる 最後の食事 家に迎えて わわんがワン はじめましてと 言いたいが まずは初めに 目と目を合わす わんわんは 言葉じゃなくて 気持ちです しっぽと目線で 世界を語る 家族になって デザートは プリン一つと 犬用の 骨型ガムを 買ったスーパー ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.08 Sat 16:33
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