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短歌

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短歌
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五七五七七 or 五七五七八 の
三十一文字+字あまりok

いわゆる、うたですよ。
他に特にありません。

好きなように歌ってください。詠んで下さい。
まあ、歌ですからちっとは歌かなあという感じがすればと思います。
それも、人それぞれですからね。

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海のある町

JUGEMテーマ:短歌   「海のある町」  潮騒に 消える島影 夕闇の 波の動きに 引き込まれていく → 怖さの質:海に吸い込まれるような感覚。夕闇と波が境界を曖昧にする。   浜辺には 子どもが遊ぶ 砂の跡 町は崩れて 海は哀しく → 怖さの質:残された痕跡と静かな崩壊。哀しみと不在の怖さ。    岩陰に 精霊船が 流れ着き 菓子と蝋燭 西海の旅 → 怖さの質:供物と旅路。死者の方角を漂う静かな怖さ。    腰かけた 浜辺の砂に 永遠と 指でなぞった...

感謝「ありがとう」 | 2025.11.03 Mon 17:16

ミントの風が地球を包む

JUGEMテーマ:短歌   「ミントの風が地球を包む」   スーパームーンのことを考えていたら、少しだけ月が緑がかって見えました。 影たちが浮かれ、ミントの風が地球を包む——そんな幻想を短歌にしてみたら、祈りのような一夜 争いも飢えもない夜、月は静かに微笑み、風はやさしく通り抜けていく。 今日は「風」という題にそって、風の記憶と遊び心を短歌に乗せてみました。 風が通り抜けると、心も少し軽くなる。 子どもの頃に遊んだ紙風船、くるくる回る風車——風に乗って動く...

感謝「ありがとう」 | 2025.11.02 Sun 16:02

風を待つ花束

JUGEMテーマ:短歌   風を待つ花束   くりかえす日々は、音の鳴らぬ風鈴のよう。それでも、私たちは吊るしなおす。 風が吹くかどうかはわからないけれど、待つことそのものが、すでに花束かもしれない。 ギターの糸を張り直すように、「おはよう」と言うだけで始まる日々。 金木犀の香りが、風に応えるように、誰かの沈黙に、そっと寄り添う言葉がある。 今日の短歌は、「待つことの美しさ」誰も知らない花束が、風を待ちながら、 まだ見ぬ誰かのために、静かに咲いています。   糸の張 直...

感謝「ありがとう」 | 2025.11.01 Sat 10:28

この雨が好き

JUGEMテーマ:短歌   「この雨が好き」   梅雨のころ、乳色の薔薇の蕾にそっと触れた雨粒、 その静かな瞬間に、まだ名もなき「好き」が芽生えていた。 君が生まれた日にも、きっと雨が降っていた。 この雨が好き——そう言えるあなたへ、二首の短歌を贈ります。   名も知らぬ 蕾にそっと 触れる雨 君が好きだと 言ったこの雨   乳色の 薔薇の蕾の 雨粒が 君が生まれた 時を飾れり   雨が好きなあなたへ——その理由、 生まれた日の空、雨粒に触れ...

感謝「ありがとう」 | 2025.10.31 Fri 17:55

島守の

島守の 比翼の鳥の 片落ちは 海に沈みし 羽を拾はむ   *   (現代語訳)   島を守る比翼の鳥の片羽である私は、海に沈んだ「あなた」というもう片方の羽を拾いにゆきましょう。   *   (解説)   大祝鶴姫をイメージして創作した歌です。

詩花の庭 | 2025.10.30 Thu 17:41

花咲びと(はなさかびと)

JUGEMテーマ:短歌   花咲びと(はなさかびと)   進む道に確信はなくても、描く手は止まらない。 「花咲びと」と名付けたその人は、枯れ木にも、まだ見ぬ園にも、花を咲かせる。 何かを描き続ける仕事に携わる人生に、そっと灯りをともす短歌です。 物語を描く人へ──その歩みは、もう物語の一部です。    静かな肯定と継続の灯り 枯れ木にも 花を咲かせる 物語 花咲びとは まだ続きおり 祝福と創造の連鎖 花が咲く 人の笑顔の その先に 世界ができる It's wonderful 名指し...

感謝「ありがとう」 | 2025.10.30 Thu 15:37

見えぬ翼を広げるとき

JUGEMテーマ:短歌   見えぬ翼を広げるとき 閉ざされた 冬の教室 見えぬ背に 翼の春は もう始まっている 消え残る 言葉の灯り 同じ空 見えぬ翼を 皆広げたり 誰にも言えない孤独や、言葉にならない違和感。 それでも、誰かの言葉が灯りとなって、 見えない翼をそっと広げる瞬間がある。 「助けて」と言えなくても、 「わかってほしい」と叫ばなくても、 同じ空の下で、誰かと並んでいるだけで、 生き抜く力が芽吹いていく。 見えないけれど、確かにある——「翼」の話です。   ...

感謝「ありがとう」 | 2025.10.29 Wed 18:11

好きの一字が揺れている

JUGEMテーマ:短歌   「好きの一字が揺れている」   好きという言葉は、いつも少し重たい。 口にすれば傾く何かがあって、言わなければ揺れ続ける何かがある。 風にまかせていた気持ちが、誰かの足音に触れたとき、 その一字は、静かに揺れはじめる。 今夜は、そんな「好きの手前」にある揺れを、三つの情景に託して詠みました。   ゆれながら 今を楽しむ やじろべえ 君待つ方に 少し傾く 好きですと 言えば傾く ブランコの 鎖の音だけ 風にまかせて   二首目を推...

感謝「ありがとう」 | 2025.10.28 Tue 21:42

放つ

JUGEMテーマ:短歌   「放つ」   覆う手を 空に放てば 鳥たちと 君のメロディ 泉をひらく    握る締めていては、何も握れない。生まれた赤子は、掌を結んでは、広げて 繰り返す。見えない何かを掴もうとして、小さな手のひらを見えない空に むけて、声を放つ。  小さな子供は、生きる見本の様だ、生きてきた己の源泉を遡るように見ていて 飽きることがない。  覆う手を空に放つのは、自分を縛っているもの、自分の殻を脱ぎ捨てること。 心が解放される一瞬。そこにメロ...

感謝「ありがとう」 | 2025.10.27 Mon 18:30

しっとりこん十首

JUGEMテーマ:短歌   「しっとりこん十首」 雨だれの 音に刻んだ 子守歌 背なに触れたる 母の手のひら 雨の日、街は静かに手紙をしたためます。 子供のころ、長靴の先に残った砂のつぶつぶ。 傘の雫に跳ねた雨蛙。 そして、熱を出した夜、母の手のひらが雨だれのリズムを伝えてくれた—— そんな「しっとりこん」の記憶を、短歌にして並べてみました。   第一章:雨の情景と都市の静けさ しっとりと 道々ぬれて 今日は雨 かすかに雲が 泣いてゆれ立つ 大江戸も 小江戸も今は しっと...

感謝「ありがとう」 | 2025.10.26 Sun 16:53

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