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JUGEMテーマ:短歌 未来の服 高原の 風をはこんで ジョウビタキ 屋根から屋根に 光りて跳ねる 夏の間どこかに行ってたのかな、ジョウビタキが戻ってきて、鳴いています。 推敲 高原の 風をはこんで ジョウビタキ 屋根から屋根へ 空を跳ねたり 今までに 見たことのない かあさんの 他人が目覚む 秋のひまわり 母は、認知症かもしれないと感じたことがある。今までに見たことのない母が表れて、他人の顔になってしまった。 仕事って 聞いてうなづく 中学生 職場体験 ...
短歌の小路 | 2026.09.10 Thu 08:32
JUGEMテーマ:短歌 烈風の夜 風の夜 煙る霧雨(きりさめ) 家いえの 明けのひかりは 世界を描く 一晩中風の音が続き、夜が明けると少しづつ雨に煙る家いえや道の輪郭がはっきり見えてきました。 推敲 風の夜の 霧雨(きりさめ)煙る 家いえに 明けの光は 世界を描く 君が手の 菓子を抱いて(いだいて) 帰る道 ふたりの温度 溶けて味わう 紙袋に入ったお菓子を頂きました。何やらうれしい帰り道、強く握ったためでしょうか。小さなチョコレートケーキが少し解けていま...
短歌の小路 | 2026.09.09 Wed 07:37
JUGEMテーマ:短歌 青へ還さむ 枯れ井戸に 雨ひとしずく 落つるごと 本の余白に 芽ぶく歌あり 本を読んでいて、思いがけなく歌の種が湧くことがあります。枯れかけた井戸に落ちる一滴の雨のように、探し続けている人にだけ訪れる誘い水のように。 推敲 探し物 探すのやめて ひとしずく 枯れし古井に 水は光れり 殻割れば 完(まった)き生へと 触れしごと 黄きひかりの 申し訳なさ 卵を割る時、なにか申し訳なさを感じてしまう。一つの完結した「生」を殻に閉じ込めて、生まれき...
短歌の小路 | 2026.09.08 Tue 08:33
JUGEMテーマ:短歌 初めての歌 初めての 歌いし歌は 見つからず ガラスに注ぐ 水は清らに 初めての自分が作った短歌はどんな歌だったかな、忘れてしまったけど、どっかに書いてあるはず。そして最後に僕が詠う歌は、どんな歌だろう。これが最後とは、わからずに時間が過ぎるのかもしれません。 推敲 探しつつ 手のひら触れぬ そのかげり 初めての歌 つたなきままに いつまでも 日々は続くと 思ってた 父との酒の 最後を知らず もう亡くなった父との酒の思い出、最初も最後...
短歌の小路 | 2026.09.07 Mon 07:29
JUGEMテーマ:短歌 潰えの刻 蹴り上げた ズックの先の 青空が 自分のものに なった鉄棒 台風が一回まわって行ってしまいました、私が回ったのは 逆上がりくらいです、できなかった逆上がりを何度も練習し、空にけり上げたズックを思い出します。 手も足も 一歩も出づに 泣きだした 幼子の足 一本の路 私の二人目の孫は、まだ「はいはい」ができません。前に進もうとして頭が床についてしまう。でもその一歩は、人生の一歩なのです。 相続の 本読む人を ちらり見て 焦る自...
短歌の小路 | 2026.09.06 Sun 07:44
JUGEMテーマ:短歌 揺らぐ季節 季の底へ 沈みし夏の 忘れ物 虫の音草むら 名もなき気配 あの熱い空気はどこへ行ったのでしょう。気がつかないだけでもう秋が来ていたのかな。気がつかない何かが、ほかにも近づいているかも・・ 草むらに 歌い合わせる 虫たちの 世界が始まる 午前四時半 今日は少しだけ早起きしたら、もう虫たちの合唱が聞こえてきました。 推敲 草むらに 歌い合わせる 虫たちの 世界がひらく 午前四時半 朝顔の 漏斗を通る 朝の...
短歌の小路 | 2026.09.05 Sat 07:26
JUGEMテーマ:短歌 蝉の目玉 久雨に 肌を濡らして 歩む道 水切りさるる 野菜の気持ち 少しくたびれていた野菜も水で洗われるとシャンとなる、そんな気分で歩いていました。 推敲 久雨に 肌を濡らして 歩む道 水に洗わる 野菜のこころ 降り初む 雨が描いた ぽつぽつの 雨の模様は 待ち人しるす 雨がいよいよ降り始めるとき、道やベランダには、雨の模様が一瞬出来上がります。雨が描いた水輪の模様、でもそれも一瞬のこと、やがて雨がかなさって雨の模様は、消えてしまいます。じっと見て...
短歌の小路 | 2026.09.04 Fri 07:27
JUGEMテーマ:短歌 終のことほぎ カレンダー 貼ってと言はぬ 母の顔 明日を眺める 窓辺に眠る 入院のたび、母はいつも壁にカレンダー貼っておれと言っていました。でも今度は、「貼っておくれ」とは言いません。だんだん眠ることが多くなってきて・・ 推敲 カレンダー いつもの貼ってを 言はぬ母 明日を眺める 窓辺に眠る 推敲 カレンダー いつもの貼ってを 言はぬ母 重ね来し日を 窓辺に見やる 遅れ来る 誕生メールに おこる妻 息子に返す 怒る丸顔 誕生日の数日後に息...
短歌の小路 | 2026.09.03 Thu 08:17
JUGEMテーマ:短歌 夏のとかげ 災害の 続く地球に 揺れる葦 金柑の花 小さく咲きたり 雷、地震、大雨 荒ぶる地球に 人間の小ささを感じますね、一本の葦のつぶやき 揺れながら 影の残れる 水鏡 流れる川を 人は見つむる 川の水は流れていくのに自分の影は、水に映ったままそこにとどまり続ける。人生そのものの様です。 推敲 川面には 流るる水の 絶えざるに 揺れてとどまる 我が影ひとつ 無言なる 行のようなる 母の部屋 生の縁なる 九十路の息 入院の母の病室...
短歌の小路 | 2026.09.02 Wed 07:38
JUGEMテーマ:短歌 信じられないほど高く 夜(よ)の雷雨 忘れたふりの 青き空 荒ぶる息の 朝の鎮(しず)かさ 昨日の雷と激しい雨、もう神様は忘れてしまったように、あっけらかんと晴れて青空です。 推敲 夜の雷雨 忘れたふりの 青き空 荒ぶる息の 朝の鎮(しず)けさ 荒れる雨 息づく歌の 夜の深み 閉じた詩集の 紙の温(ぬく)もり 穏やかな時もあれば、荒れ狂う時もありて、読みかけの詩集の表紙を閉じる。そして荒れる雨音を聞いていました。昨夜の特別な...
短歌の小路 | 2026.09.01 Tue 07:57
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