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JUGEMテーマ:短歌 少しの不安 心がざわつくほどではないけれど、どこか輪郭のあいまいな不安が、風景や仕草のすき間からふっと顔をのぞかせる。未来の自分にまだ馴染めない気配、消えそうな光を追いかけるまなざし、遠ざかるものを見送る胸の震え。それでも世界は静かに続いていき、私たちはその揺れを抱えたまま今日を歩く。 そんな「ぼかし気味の不安」をテーマに、五つの情景がそっと並んだ短歌たち。 メイクする 三面鏡は いろいろな 知らない私を 作って見せる 右左 三面鏡の 不思議さは 違う私を 教...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.25 Sun 08:10
JUGEMテーマ:短歌 ドリンクはいかが こんな一日があってもいい。恋の終わりをテーマにした短歌が、 なぜか“ドリンク”という器にそっと注がれていく。 酸味、甘味、香り、色、そして時間の手触り。 五首それぞれが、まるでバーのカウンターに並ぶ 個性豊かなグラスのように光っていた。 今日の章は、名付けるなら 「ドリンクはいかが」。 恋の余韻を飲み物に変えるという、少し不思議な試み。 たくさんの 蕾でできた ブロッコリー 春に花咲く 事のなきまま 約束の 印のついた ...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.24 Sat 18:25
JUGEMテーマ:短歌 触れられないもの 触れようとすればするほど、指先をすり抜けていくものがある。 言葉にすれば壊れてしまいそうな記憶や、距離の向こうで静かに揺れていたまなざし。 午後の光、冷たい匙、ガラス越しの砂漠、そして次元の彼方へ去っていく恋の残像。 今日の六首は、そんな“触れられないもの”たちの気配をそっとすくい上げた章である。 透明で、静かで、どこか温度の残る余韻だけが、頁の上に淡く灯っている。 もう人を 愛せないって 言うときの 君の...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.23 Fri 16:28
JUGEMテーマ:短歌 一夜の思い 花火の余韻、夕焼けに吸い込まれる鳥、冬空を抱く水たまり、戻らない体温、月光を紡ぐ指先、とぎれとぎれの蟻の道。 どの歌も、一瞬の光と、その後に訪れる静かな痛みを抱きしめるように詠まれていて、まるでひとつの短い物語の章のように響き合っていました。 今日の6首は、「触れた一夜が、その後の孤独を照らし続ける」 そんな透明なテーマのもとに生まれた、深い余韻を持つ作品たちです。 悲しみは いつも後から やってくる 花火の後の 音の静けさ ...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.22 Thu 15:43
JUGEMテーマ:短歌 球根はまだ土の中 長い時間を共にした人を失ったあと、人はすぐには前へ進めない。 忘れようとしても忘れられず、手放そうとしても指先に残る温度がある。 それでも、のさり——避けられない出来事の中で、心はゆっくりと形を変えていく。 涙に閉じ込めた記憶は、やがて風に託す紙飛行機となり、 静かな部屋の灯りの中で、孤独を受け止める力へと変わる。 さらばと言葉にし、切れた紙テープを見送り、 ふっと名前を思い出す残響さえ、もう痛みではなくなる。 そして...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.21 Wed 07:59
JUGEMテーマ:短歌 萌える 春の気配が日ごとに濃くなり、草も木も人の心も、そっと芽ぐむように動きはじめる季節。 「萌える」という一文字に導かれて、今日は六つの景色を歩いた。 野の草の萌黄から、猫の丸さ、初夏の薄荷、名前に宿る光、千年の楠の生命、そして旅立ちの桜まで── それぞれの場所で、季節の息づかいが静かに立ち上がる。 芽ぐむ瞬間のやわらかな力を、短歌にそっとすくい取った一日となった。 あら草の 一つひとつが 萌黄色 一つひとつが 春の顔して 三月の 光は日々に 強くなり 萌黄の...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.20 Tue 07:50
JUGEMテーマ:短歌 老犬 長い年月をともに歩いた老犬は、もう言葉ではなく、まなざしや気配で世界とつながっている。 忘れていくことも、眠り続けることも、すべてが静かな旅支度のように見える。 飼い主の胸に残るのは、子犬のころの跳ねる影、夏の散歩道の光、そして今そばに寄り添う小さな呼吸。 別れは近づいているのに、その時間はどこかやさしく、風や月や野原が、老犬の生をそっと包み込んでいる。 今日は、そんな“老犬の相”をめぐる七つの歌。 記憶と祈りと、静かな愛の物語。...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.19 Mon 16:40
JUGEMテーマ:短歌 未来の相(すがた) 未来はひとつの形ではなく、いくつもの「相」をまとって私たちの前に現れる。 日記には書けないけれど、封筒に託すことはできる相。今日の延長線上で、そっとトッピングのように変わっていく相。 屋上のドアを開けた瞬間に、まぶしい地平としてひらける相。教科書の絵では描ききれない、自分の絵の具で塗り足していく相。 仕掛けを組み立てるように、自ら動かしはじめる相。未来は予言ではなく、完成品でもない。 私たちが生きるたびに、そっと姿を変えながら...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.18 Sun 08:09
JUGEMテーマ:短歌 家族のまなざし 家族を思うとき、胸の奥にふっと立ち上がるのは、声や匂い、光や影のような、形にならない“気配”です。 失う怖さを抱えながらも、私たちはその気配に支えられ、過ぎていった時間のあたたかさに、そっと触れ直すことができます。 母の声が風のように聞こえる瞬間も、桜の下で描いた丸い円の記憶も、写真の中で真ん中に立つ小さな君を見つめるまなざしも、 すべてが今の私たちを包む“家族の相”として息づいている。 消えてしまうものはあっ...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.17 Sat 17:30
JUGEMテーマ:短歌 「雪の様々」 冬の空から降りてくる白は、いつも同じようでいて、決して同じではない。 降り始めの白、朝日に返す白、汚れてなお光を抱く白、 そして記憶の奥で静かに息づく白。 今日の短歌は、その移ろいゆく「雪の様々」を追いかけるように生まれた。 光と影、孤独とぬくもり、生活と記憶。 ひとつの季語が、七つの世界を照らしてくれた一日だった。 降り始め 世界を染めて 純白の 時の咆哮 夜は更け行く 一歩ずつ 闇をにじます 粉雪の 午前六時の 道の足跡 初恋の また...
感謝「ありがとう」 | 2026.01.16 Fri 16:55
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