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JUGEMテーマ:短歌 見えぬ翼を広げるとき 閉ざされた 冬の教室 見えぬ背に 翼の春は もう始まっている 消え残る 言葉の灯り 同じ空 見えぬ翼を 皆広げたり 誰にも言えない孤独や、言葉にならない違和感。 それでも、誰かの言葉が灯りとなって、 見えない翼をそっと広げる瞬間がある。 「助けて」と言えなくても、 「わかってほしい」と叫ばなくても、 同じ空の下で、誰かと並んでいるだけで、 生き抜く力が芽吹いていく。 見えないけれど、確かにある——「翼」の話です。 ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.29 Wed 18:11
JUGEMテーマ:短歌 「好きの一字が揺れている」 好きという言葉は、いつも少し重たい。 口にすれば傾く何かがあって、言わなければ揺れ続ける何かがある。 風にまかせていた気持ちが、誰かの足音に触れたとき、 その一字は、静かに揺れはじめる。 今夜は、そんな「好きの手前」にある揺れを、三つの情景に託して詠みました。 ゆれながら 今を楽しむ やじろべえ 君待つ方に 少し傾く 好きですと 言えば傾く ブランコの 鎖の音だけ 風にまかせて 二首目を推...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.28 Tue 21:42
JUGEMテーマ:短歌 「放つ」 覆う手を 空に放てば 鳥たちと 君のメロディ 泉をひらく 握る締めていては、何も握れない。生まれた赤子は、掌を結んでは、広げて 繰り返す。見えない何かを掴もうとして、小さな手のひらを見えない空に むけて、声を放つ。 小さな子供は、生きる見本の様だ、生きてきた己の源泉を遡るように見ていて 飽きることがない。 覆う手を空に放つのは、自分を縛っているもの、自分の殻を脱ぎ捨てること。 心が解放される一瞬。そこにメロ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.27 Mon 18:30
JUGEMテーマ:短歌 「しっとりこん十首」 雨だれの 音に刻んだ 子守歌 背なに触れたる 母の手のひら 雨の日、街は静かに手紙をしたためます。 子供のころ、長靴の先に残った砂のつぶつぶ。 傘の雫に跳ねた雨蛙。 そして、熱を出した夜、母の手のひらが雨だれのリズムを伝えてくれた—— そんな「しっとりこん」の記憶を、短歌にして並べてみました。 第一章:雨の情景と都市の静けさ しっとりと 道々ぬれて 今日は雨 かすかに雲が 泣いてゆれ立つ 大江戸も 小江戸も今は しっと...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.26 Sun 16:53
JUGEMテーマ:短歌 秒で見せてる朝の沈黙 早起きの 人だけ秒で 見せている 変わる朝日の 深い沈黙 早起きの朝、窓辺に立つと、世界がほんの一瞬くらいの間に変わるのを感じることがあります。 それは誰にも告げられず、ただ「秒で」見せられるだけの、静かに繰り返される奇跡。 今日の短歌は、そんな朝の沈黙に耳を澄ませてみたくなる歌。 「秒で見せている」という表現が、時間の刹那と自然の意志を感じさせます。 「深い沈黙」は、世界から問いかけられているそのときです。 誰にも言わずに、ただ見...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.25 Sat 17:25
JUGEMテーマ:短歌 「風が教えてくれたこと」 秋晴れの午後、洗濯物が風に揺れていた。 ふと見上げた空の果てに、誰かの気配を感じた。 風が吹くたび、布が跳ね、影がのびる。 名づけられない感情が、生活の隙間にそっと顔を出す。 空の果て 風さわやかな 秋晴れの 洗濯物が 雲を指してる 風の声 鳥の声聞く 夕暮れに 誰かの帰りを 待ってるベンチ 短歌の練習 わからない ことも楽しむ 事なりき とにかく読んで 見たのが短歌 意味よりも 音が先行 する夜に ページの隙間で 息をしていた わ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.24 Fri 18:11
JUGEMテーマ:短歌 「デジタルな街」 「信号が 青に変わって 誰れ行かず デジタル音の カッコウが鳴く」 都市の空,動かぬ信号、誰もいない交差点。読者の方の知ってる世界。 模倣の自然音としてカッコウの声が「デジタル音」であることに、現代の孤独と皮肉が込めらて。 詩の中の哲学世界を感じてほしい:届くかどうかわからない、でも誰かの午後に響くかもしれない――そんな詩の姿勢を求めて。 この街の風の音も、鳥の声も、誰かがつくったものかもしれない。 それでも、詩は届くか...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.23 Thu 17:49
JUGEMテーマ:短歌 『シルクの糸切れ』 「ほどけてる 白いシルクの ハンカチの 糸の端っこ 少し悲しい」 ふとした言葉の端から、記憶がほどけていく。 ラーメンの湯気、ビー玉の夢、すすきの坂道、窓の灯り。 これは、誰かと誰かが交わした、歌のやり取り往復詩。 ひとつの言葉が、次の風景を呼び、 ひとつの余白が、次の感情を照らす。 糸は切れても、詩は続く。 あなたの心にも、そっと結び目が生まれますように。 #シルクの糸切れ #しりと...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.21 Tue 15:10
JUGEMテーマ:短歌 「ふぞろいのまま」 「喜びも 涙もみんな 不揃いな 田んぼのコスモス それぞれのまま」 やさしさと静けさ。揃えようとせず、個々のままで美しい。 「喜びも 涙もみんな 不揃いな 田んぼのコスモス 話し始める」 感情が風景を通して語りかけてくる。対話が始まる 「喜びも 涙もみんな 不揃いな コスモスの声 銀河に届く」 地上の揺らぎが宇宙へと飛び立つような広がり。 色も、感情も、咲き方も——揃っていないからこそ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.20 Mon 18:14
JUGEMテーマ:短歌 「その橋を渡る」 昼と夜 出会いし時に ただひとり 今渡りゆく 朽ちかけの橋 昼と夜の境目に、ひとり立ち止まる。 朽ちかけた橋の前で、わたくしは静かに息を整える。 渡るか、渡らないか——その問いの先に、待っている森。 この一首は、時間の境界に立つ「わたくし」の姿です。 「昼と夜の出会いしときに」は、人生の転換点、光と影、過去と未来が交差する。 そのとき「ただひとり」であるこを実感していく。 「朽ちかけの橋」は、人生の通過点であり、記憶や感情の堆積でも...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.19 Sun 17:41
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