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JUGEMテーマ:短歌 「青い魔性」 今日の歌は、青がテーマです。 青い魔性に憑かれた日。寒鯖うまか、刃物こわか、地球は広か。 研ぎ上げし 包丁の刃は 鉄色の 青き光に 宿る魂 —刃物の青光に宿る魔性。職人の魂と畏怖。 波まかせ 風にまかせて 染められて 青き地球の 我はテラの子 —自然に身を委ね、青き地球に生きる誇りを詠む。 海の色 海の香りを うちにもつ 寒鯖の肌 鈍く輝く —旬の寒鯖に宿る命の青。食の魔性と記憶。 夕暮れて いかにいますや 君は今 お...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.12 Wed 18:17
JUGEMテーマ:短歌 「なんとなく幸せ」 特別な理由がなくても、ふとした瞬間に心がほどけることがある。 湯気の立つみそ汁、てかてか光るどんぐり、ぽつりんと咲くたんぽぽ。 それらは、誰かに見せるための幸せではなく、自分の中にそっと灯るもの。 「なんとなく幸せ」は、暮らしの隙間に降る小さな雨粒。 気づかぬうちに、蟻にも分けてあげたくなるような、甘くてやさしい気配。 今日の短歌は、そんな“なんとなく”をすくい上げました。 ぽつりんと 小さく咲いた たんぽ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.11 Tue 21:20
JUGEMテーマ:短歌 「風の記憶」 今日のお話は、認知症のじいちゃんに忘れられた「僕」です。 忘れられることは、悲しい。 でも、忘れられた記憶が、完全に消えてしまうわけではない。 それは、風のように地上をめぐり、 糸の切れ端のように、誰かの手にそっと結ばれている。 祖父の記憶が沈んでいくとき、 僕の中には、まだ旅の地図が折りたたまれて残っていた。 風のにおい、君の声、水晶の光—— それらがふとした瞬間に、記憶を呼び起こす。 忘却と希望のあいだを渡る風。 忘れられ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.10 Mon 15:59
JUGEMテーマ:短歌 黙す向日葵 人間の 頭くらいの 向日葵が 無口なままに 日に向かいおり 人間の 頭くらいの 向日葵がサイズ感です。 人間の頭ほどの大きさ——つまり人の存在と重なるような距離感。 比喩が、擬人化につながって欲しい。 無口なままに 日に向かいおり 「無口なままに」向日葵は本来、太陽に向かって咲く花ですが、 ここでは語らず、ただ向かっている。それはまるで、何かを抱えたまま 沈黙する人間の姿にも見える。 遠くから 手を振るように 折れ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.09 Sun 16:33
JUGEMテーマ:短歌 「犬語で綴る家族」 わんわあん わんわんわあんと わああんわ わんわわんあが わわわかわわん (意味は謎でも、気持ちは伝わるワン!) 迎える前夜の静けさ 明日来る 犬を思いて 待つ夕べ 一人で食べる 最後の食事 家に迎えて わわんがワン はじめましてと 言いたいが まずは初めに 目と目を合わす わんわんは 言葉じゃなくて 気持ちです しっぽと目線で 世界を語る 家族になって デザートは プリン一つと 犬用の 骨型ガムを 買ったスーパー ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.08 Sat 16:33
JUGEMテーマ:短歌 「こけこっこうの誕生日」 この短歌は、誕生日という個人的な節目を、祝福ではなく再誕の儀式ととらえます。 「さらりさらさら」という音の流れは、まるで風や水のように、過去を脱ぎ捨てる軽やかさを持つ。 それは、年齢や記憶、役割といった“まとわりつくもの”を、静かに手放す所作でもある。 そして「また生まれ出る」誕生日を自分で自分を生み直す日として。 誰かに祝われるのではなく、自分の内側から、さらりと新しい自分が立ち上がる。 その瞬間に鳴り響くの...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.07 Fri 17:35
JUGEMテーマ:短歌 「最後の灯りは、誰かのために」 27歳になる誕生日。結婚したいけど相手がいない。 欲張りで、ひねくれた独り身。 それでも灯すロウソクの光は、誰かの心を照らすかもしれない。 川の流れに乗せて、愛を箱に詰めて、海へと運ぶ。 そんな一日を、短歌で祝ってみました。 ひとつずつ 27本 灯してく 光を配る ハッピーバースデイ ひとつずつ 灯す明りは 27 最後の1つ 誰かを灯す めぐり会う 人への愛を 箱に詰め 海へと運ぶ 川の流れは 誕生日 祝う相手は ...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.06 Thu 16:41
JUGEMテーマ:短歌 『母の祈り』 平等だとか不平等だとか文句を言ってる人がいました 「不平等」の言葉の裏には、人それぞれの違いを内包しています。 天に文句を言ってるのと同じこと。もしその文句をお母さんが聞いたら 涙を流すかも、とかふっと思ってしまいました。それで以下のような 歌を詠んでみました。どないでしょうか? みな違う 命宿して 花は咲く それぞれ違う 母の祈りで 母さんが 命を懸けた この命 精を宿して 違う花咲く 産声に 母の...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.05 Wed 18:12
JUGEMテーマ:短歌 「ビーバー郵便と月のしずく餡」 へんてこぶしの世界観をそのまま包んだ、夜の詩まんじゅう。 発:は春 たんぽぽ郵便 着:は秋 切手は香り 風の木犀 ビーバーの 切手は木の葉 消印は 月のしずくと 風のささやき →スーパームーンは、別名がビーバームーンです へんてこな 郵便局の ビーバーが 歌を届ける スーパー月夜 ポケットに 入れておきたい 歌もある 金木犀の 香りを添えて → お守り短歌の見本...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.04 Tue 17:23
JUGEMテーマ:短歌 「海のある町」 潮騒に 消える島影 夕闇の 波の動きに 引き込まれていく → 怖さの質:海に吸い込まれるような感覚。夕闇と波が境界を曖昧にする。 浜辺には 子どもが遊ぶ 砂の跡 町は崩れて 海は哀しく → 怖さの質:残された痕跡と静かな崩壊。哀しみと不在の怖さ。 岩陰に 精霊船が 流れ着き 菓子と蝋燭 西海の旅 → 怖さの質:供物と旅路。死者の方角を漂う静かな怖さ。 腰かけた 浜辺の砂に 永遠と 指でなぞった...
感謝「ありがとう」 | 2025.11.03 Mon 17:16
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