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JUGEMテーマ:短歌 思いでの包み方 遠距離の思い重ねた手紙箱 真珠の貝はまだ息をする 遠距離恋愛で二人が交わした手紙の数々思いをいっぱい詰め込んで、その時を思いが変わらぬようにただ静かにしまっています。今も・・・ きこえないはずのチャイムがどこからか 帰り支度の紙の飛行機 昨日いつもは聞こえない学校のチャイムがほんのかすかに聞こえてきました。その瞬間、小学校の教室の帰りの時間にタイムスリップです。紙の飛行機は未来の比喩のつもり。 何層も二人で...
短歌の小路 | 2026.02.11 Wed 18:30
JUGEMテーマ:短歌 短歌の無限性 使い慣れ使い古した鞄持つ やぶれた穴の思い出が好き 使い慣れ使い古した鞄持つ やぶれた穴の風音がすき 使い慣れ使い古した鞄持つ すり減りし角革の匂いする 4句5句の視点をほんの少しずらすだけで、違った歌が生まれます。ここが短歌のすごいとこでしょうか。 短歌の無限性の一旦ですが・・・・ レトルトの辛口なぜか手に取りて 汗だくカレー食べた夏の日 技法の”ひねり”よりも目の”ひねり”かなこの歌 冷...
短歌の小路 | 2026.02.11 Wed 08:23
JUGEMテーマ:短歌 ひねりを加える めぐり逢う 歌の糸など 信じない はずの私が 君にほどける 結婚式でよく歌われる、中島みゆきの歌です。二人で横糸縦糸を紡いで人生を歩むというような歌。それに乗っかてみました。 地図なんて あっても迷う くせにまた 雨のち晴れで 知らない街へ 人生の地図があったほうがいいのか、あっても迷うだけで、偶然の景色を見れるかもしれない。 明日の空 晴れだの雨だの 言うけれど あしたの心 それは言わない ...
短歌の小路 | 2026.02.10 Tue 16:24
JUGEMテーマ:短歌 ゆれる心 手をかざす焚火の二人見つめいる 風に聞こえた 恋という名が ゆれる心を焚火、風に託して詠んでみました。 ブランコに揺れる歳月あわき日の ゆくもかえるも すれ違うまま 形から離れて心の揺れにだけ注目して、読んだ思い出の歌です。 初めてのセーラー服は君のいる 窓辺の街の風を見ており 中学生になって初めて見たセーラー服の君をみたいんだけど、じっと見ることができない、揺れる心の青春の歌です。 昨夜降る雨...
短歌の小路 | 2026.02.09 Mon 17:15
JUGEMテーマ:短歌 「会話」 「またね」って 言えば答える「じゃまたね」バスのガラスに手を振る園児 隣の家の女の子は、保育園に通っているようで午後には、送りのバスが止まります。先生が「さようなら」って言うと「またね」といってバスの中と外で手を振っているのが見えます。そんな一瞬です。 「おかえり」と「ただいま」だけで手をつなぐ 広く大きい手に包まれて 今度は、バスの中じゃなくて、バス停まで迎えに来た園児と母親の姿です。毎日、お母親の手は園児の手を包むように家路...
短歌の小路 | 2026.02.08 Sun 16:15
JUGEMテーマ:短歌 ふいに 孫のいる じいじとなれり 皺深く 手にする写真 ふいに会いたし 孫の写真はいいものです。小さな写真ですけど、手に取れるくらいの大きさで、机の上に飾っています。 「どこ行くの」ふいに問われて立ち止まる 行きつく先の知れぬ寂しさ 幼稚園化保育園の子供が駆けよってきて私に聞きました。「どこいくの」見知らぬ私に、行き先を聞いてきたのでしょう。でも一瞬、私には、人生の行く先を聞かれたような気がして、何にも言えませんでした。なん...
短歌の小路 | 2026.02.07 Sat 15:57
JUGEMテーマ:短歌 視線の移動を技法として 父さんの 顔のようだと 母が言う ふと鏡見る しげしげと見る もうなくなった父を思い出しているのか、ある日母が私に言った言葉です。そして自分の顔のどこに父の面影が出てきたのか鏡を見て、皺や染みや形をしげしげ見ている自分です。 少年の 登る自転車 どこまでも 山を見ており 山の向こうを 今度は、視線が逆に、近いところから遠くに伸びるパターンです。少年は、大人への入り口に立っています。急な坂道を自転車で登りなが...
短歌の小路 | 2026.02.06 Fri 08:39
JUGEMテーマ:短歌 静かな成長 砂浜に 打ち寄せられた 貝殻の 耳に聞こえる 海の悲しみ 貝殻を耳の近くにくっつけると風の音なのか、よくわからないけど、寂しい音が聞こえることがある。 貝殻の 裏に微かな 真珠色 秘めたる恋の 肌のぬくもり いろんな貝殻の内側を見ていると、ときどき虹のような色した貝殻がある。内側にだけ隠された真珠の色、あれが好きなんだ。 朝露の 光を結ぶ 蜘蛛の糸 寂しき鈴の 音響かせて 小さいころに、蜘蛛の巣の網のような形に朝露がたくさ...
短歌の小路 | 2026.02.05 Thu 15:19
JUGEMテーマ:短歌 境目に立つ人 冬の名残りがまだ空気にとどまる一日、ふとした音や手の動き、そして胸の奥の痛みまでもが、 静かに短歌へと姿を変えていった。 夢のやまぼうしから始まった「短歌の小路」は、今日もまた、生活の細部と心の揺らぎを拾い上げながら、 少しずつ季節の先へと続いていく。 ふしぎにも 毎年ながめる やまぼうし 真白き花に 足止めている いつ来るか 待てる郵便配達の バイクの音に 耳そばだてる エビの殻 一つはがして 脱皮する 脱ぎ捨てざるもの ありやなしやと 時雨て...
感謝「ありがとう」 | 2026.02.03 Tue 08:40
JUGEMテーマ:短歌 百日の紙片 百日間、ただ一首のために一日を生きた。破り捨てれば消えてしまうはずの時間を、言葉として留めてきた。悲しみの日も、迷いの日も、ふと空を見上げて息をついた日も、胸の奥で何かが静かに芽吹いた日も、そのすべてが一枚の紙片となって積み重なっていく。日めくりの紙は薄い。けれど、その薄さの中に宿る光は、百日を越えた今、確かな重さを持って手のひらに残っている。 蟷螂は 終の命と 知りながら 鎌をかかげて 空を見上げる もう死にた いと言う母と ...
感謝「ありがとう」 | 2026.02.02 Mon 16:16
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