[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]

2021年 「銀化」「群青」同人 第1句集 蝋梅のまだ匂ひなき黄なりけり ひもすがら沼に日の降る大暑かな 火の一穢映してみづの澄みにけり 涼しさや石より雲の掘り出され 風吹けば高さのそろふ夏の草 電話ボックスあまねく夏空を映し 霧深く我にしたがふ霧のあり 足の裏ぶ厚く歩く冬至かな 読初のたちまち暮れてしまひけり 紅梅や聞きそびれたる海のこと ひも...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.21 Sun 18:56
2014年 「花鳥来」主宰 「ホトトギス」「珊」「屋根」同人 第8句集 わが胸を貫くほどに花吹雪 鶯のあとのしづけさ虚子墓前 老鶯や雨の頬打つ男山 老の身も命惜しめとほととぎす 万緑の一点となりわが命 真向へる滝のひびきの他になし 晩年の一と日一と刻鰯雲 衣被なかなかうまく齢とれず 蓮枯れて池の汚れのあからさま かんばせに弾け若水八方に 師に学び...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.20 Sat 19:28
昭和45 「風」「天狼」同人 第4句集 ストーブに石炭をくべ夢多し 麦束をかつぐ時乳をどりたり 蕗の筋よくとれたれば素直になる 蜂さされが治れば終る夏休み 桜ちりてよりの日数が過ぎやすし 雪渓を仰ぐ反り身に支へなし 海にちる桜を見むと伊良湖埼 黄落の旅より帰り白髪ふゆ 冴え返る匙を落して拾ふとき 麦秋の蝶々が飛ぶ乱れがち 稲架襖裾の越後の子守歌 ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.18 Thu 20:49
2024年 「ホトトギス」同人 「円虹」会員 第1句集 藤棚を仰げば降りてくる香り 惜春の女の多き車両かな 身支度は誰より早く旅涼し 注がるる勢ひに乾し生ビール 振り向きて流れて汗と気づきたる 空蝉の本当によく出来てをる 秋雨にフランス人は傘ささず 短夜や車窓次々映すもの ナイターの果ててゆらゆら帰りけり 溺れゐるごとくに西瓜食べてゐる 石橋も木...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.13 Sat 19:29
平成27 作家 「夕星俳座」主宰 第1句集 汗臭し側へな寄りそをのこども 苺煮つつシャンソン歌ふ母なりき 香りけりしぐれ過ぎゆく畑の土 肩に落つひとひら花の重さかな カメラ手に秋風吹くを畦に待つ キリキリと螺子巻く音に午睡醒む 責められて目覚めて夢か夜は長し 天に月地に終電の客の列 生足のさむざむとゆく朝の道 脳天に棒刺さりたる暑さかな 母の...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.12 Fri 18:38
2021年 「澤」同人 第1句集 我に吹く春一番や誕生日 ひやひやとさかづき指にくちびるに 手拍子に変はる拍手やクリスマス 掛けて父の背広の重し春の暮 夏シャツの我も戦士や残業す まゐつたと言ひて楽しき夕立かな 熱狂は対岸にあり揚花火 壁紙の嘘の木目やそぞろ寒 にはとりのまぶた下よりとぢて冬 初雀来てをり君も来ればよし 鉛筆に手首汚れし夜食かな ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.11 Thu 18:44
2021年 「春嶺」主宰 第1句集 花行脚桜絵巻を解くごとく 籐椅子に遺りし父の坐りぐせ 新酒利く珠のごときを舌にのせ 月光にかざし虫籠選びけり 牧草を刈つて火の国冬に入る 春昼や木に宙吊りのなまけもの 戦没者碑に水明り花明り ひとすぢの光さしこむ氷室かな もの言はぬ冬木の幹のあたたかし 飛花落花勝気な馬の耳うごく 見失ひしのすり日の矢にをどり出...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.11 Thu 09:45
2024年 「岳」主宰 第14句集 山笑ふ水の笑ふといふことも 切岸を伝ひ来盆の黒揚羽 仲良くもわるくもなくて鰯食ぶ うそ寒き首より上が人の顔 うしろから列車くる音憂国忌 枯るるとは根を鍛へよといふことか 貌鳥や飯島晴子死後永し 薫風に道といふものありにけり 霜の夜は満鉄全史繙ける 逝きしひと声から忘れ鳥曇 八十年は道草といふ薄暑 汗か...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.10 Wed 20:30
2022年 「鷹」編集長 第3句集 戸口まで蟹の来てゐる房事かな 卓の上伏せし団扇の少し浮く 魚速し水面の紅葉くぐるとき 教室をふいと出てゆく黒セータ しやぼん玉吹く子攫はれさうな首 ぶらんこを押してぼんやり父である 忘るるなこの五月この肩車 黄昏や蠍の如く寄る落葉 絨毯にパズルピースの青空が 胡桃割る一回きりのひびきけり 武者乗することなき馬の...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.07 Sun 20:48
2024年 第2句集 花あふひなじみになると店変へる 足にふむ夜濯ぎホテル三泊め 出汁吸うて揚玉ふとる夜寒かな 性欲満ちきれず菜飯食うてをる 息吐いて吸つてまた吐く日永かな 爽やかに車椅子駆る女かな 裸子の這ひ這ひ速し泣きながら 白玉のくぼみや明日は金借りな 春しぐれ釈迦も芭蕉も腹くだし 中腰に請求書読む寒さかな 裏がへり表がへりて蛇泳ぐ ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.05 Fri 19:37
全1000件中 21 - 30 件表示 (3/100 ページ)