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平成16 「風」同人 「雉」主宰 既刊句集より三百句 暗がりに万力緊める油照 眦に皺うつくしや麦の秋 豆咲けり鉄路にさらす家の裏 川を見て老人立てり終戦日 酒止めし二タ歳や蝉透きとほり 鶏頭の影地に倒れ壁に立つ 山国の空は底なし袋掛 みごもりし人の大きな夏帽子 雪国の肩ゆたかなる林檎かな 佛像を流るる木目冬ぬくし 草焼きの焔倒れてすすむ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.12.08 Sun 20:11
平成21 「風」「雉」同人 第1句集 天守よりガラスのビルへ初燕 仔羊の重なり眠る星月夜 若草へ桜色なる牛の舌 白魚の透きて黒き目ふたつづつ 短夜や靴音高きフラメンコ 星涼し被爆の父と橋の上 名月や糺の森を水の音 春雷やゴブラン織の一角獣 花市にイースターの鐘高鳴れり うつすらと切子の曇る桜桃忌 土深く日の温みあり甘藷掘る ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.12.02 Mon 20:17
2005年 「雉」主宰 第5句集 蝌蚪泳ぐぶつかるまではまつすぐに 花追うて花の飛びゆく奥吉野 篝火を消してしづかな鵜の泳ぎ 晩秋や地へくぐり入る水の音 独酌や虫出しの雷鳴りわたり 春耕や雲ひとひらの湖の国 春の瀧身をひき絞りひき絞り 蜂避けの網をかむりて道普請 菊日和馬丹念に磨きあげ 木菟啼くや毛深きのどをふくらまし 耕すや土起こすたび影生...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.11.26 Tue 19:34
JUGEMテーマ:俳句 開催日:令和6年11月24日(日) 場 所:本部道場 剣道場会議室 参加者:6名 投句者:10名 突然の寒さに戸惑い気味ですが、そのせいではないのですが、今回は出席者が最少となりました。 境内にはツワブキの花があちこちに見られます。 最高得点者は玄妙さんでした。 今回の兼題は「時雨忌」「山茶花」「小春」 ------各自の高得点句を紹介します。-------- ※法楽の四人の茶事や時雨の忌 幽谷...
座禅修行だより | 2024.11.25 Mon 14:50
またまた漱石さんの俳句 なのだが・・・ 俳句といっても 敷居の低い これ ほんとうに俳句?? というものの数々。 南伸坊さんが選んで 挿絵を描いている。 大人が 楽しめる絵本。 ぺらぺらとめくって その日の気分で。 南辛坊さんの挿絵が 味があって より楽しい! JUGEMテーマ:俳句
アメリカから日本が見える?(アメリカ事情)from Mitsuko | 2024.11.23 Sat 13:43
平成4 第8句集 「風」同人 寒牡丹淡きは淡く濃きは濃き 椎の実のここぞとばかり落ち溜まり 雪嶺をはるか国仲平野かな 松秀で桜秀でて佐渡の春 遠ち方は黒づみゐたる青葉潮 年暮るる胸に手をおきねむらんか 流し雛手で送り波してやりぬ 寒牡丹包める萼のうすみどり 夢殿をめぐりて寒の草取女 人形の恋の熱気や寒の汗 沈流亭その名に春を惜しみけり ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.11.21 Thu 19:38
令和6 「海棠」主宰 第5句集 おさげ髪ぎゆつと土筆の束にぎる 死に下手になりたるわれらほととぎす 湖西線一日にして刈田の変 踏みつけて杖でひろげて栗の毬 風もまた紀の国の幸柿を干す 春の昼つの字への字に猫屈伸 浮いてこい油断のならぬ世なれど 神が指たてて割れたる山姫(あけび)かな 師走のレジ足のマークに立ち並び あぢさいや傘のぶつかり合へる寺 &nb...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.11.15 Fri 17:48
昭和62 「火星」同人 第1句集 皆寄りてゐるに語らぬ父寒し 朝顔をいつも裏より見る茶の間 月の藁塚人去りし後発光す 稲妻に髪濡らしきて反抗期 光るもの得て川に啼く寒鴉 子が乗れば馬となる石草青む 燕の子パン屋の軒を翔つ日来て 冷まじや空井戸に音落ちゆきて 神の火に頬あたたかき初詣 弁当箱三つ並べて九月来る 銀河よりひらと零れて埴輪の目 ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.11.14 Thu 19:32
令和3 「天塚」同人 がんがんと雲の峰湧く賤ケ岳 叩きつつ聞きしラジオや敗戦忌 禿頭を撫づるごとくに墓洗ふ 旅に立つ神に子の婚告げにけり 死んだふりして大寒を生きてゐる み仏に坐りよろしき西瓜割る 名月を抛り上げたり三笠山 風花や「見事なお骨でした」と僧 ふくよかに遺影の妻や初明り 戸締りを知らぬ村人麦の秋 鶴の子のまだ紅を頂かず &nb...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.11.12 Tue 19:51
2012年。 「やぶれ傘」主宰 第5句集 龍太逝く花に嵐のくる前に ひと漕ぎでふらここ風のなかに入る ベイジンの夜の高きを柳絮とぶ 突堤の先よりもどる日傘かな 雲の峰龍太の山河のこりけり 牛の尾のしばらく休む女郎花 豆引ける人に丹後の日は傾ぎ 榾くべる手なれたる手を眺めをり 鱈を糶る男らに日の差しきたる 鬼おこぜ顔を残してさばかるる 大寒や...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.11.09 Sat 21:22
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