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JUGEMテーマ:俳句 2025年11月16日 「冬のつとめて」 剥き始む蜜柑の香り走る朝 絞り切る雑巾の湯気冬ひかる 白息のせ秘密ひとつ舟となる 仏前に脱いだ手袋指まがる 2025年11月17日 「初冬の休日の朝」 蜜柑むく母の指先ふるえおり 露の窓子がつけし手の跡を撫づ 霜の朝子の靴紐を結ひてやる 白き息自転車こぎて行きし子よ 2025年11月18日 連作「冬のしるし」 病みあとの空へ冬鳥声ひびく 木枯らしやわが庭を掃く木立影 ...
遅き日のつもりて | 2026.01.03 Sat 22:40
2021年 「未来図」退会 第2句集 遠からずこの樹下に咲くクロッカス 春の水ぐにやりと杭の映りをる 永き日の岸をオールで押し返す 思ひのほか涼し雷門の下 波音をふりきり月の昇りけり 花仰ぎ声の出し方忘れさう つまみたる萍ぞろり連なりぬ 獣にも人にもならぬ夕ざくら 海鳥のはじかれて飛ぶ夏怒涛 白無垢や日をからめ飛ぶ草の絮 存分に嘆きて眠る子規忌か...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.02 Fri 19:57
2015年 「南風」主宰 第1句集 整然と椅子あり明日の卒業式 噴水の力を解く高さかな 初茄子紺の太陽映りけり ポケットのなかに握る手鳥渡る 花影の騒ぐ靴紐結びけり 団栗の青きが握り拳の芯 裸木の貨車の響きに手を置けり 短日の古書を選る指汚れけり 寒林の奥にある日へ歩みけり 竹林の日すぢ動かず寒の明 春の蠅吊り広告にぶつかりぬ 畳屋を...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.29 Mon 22:09
2014年 「香天」会員 第1句集 筍を獲物のごとく並べけり 傷口に手を重ねたる昼寝かな 死に近き人が見ている雪の屋根 蘆の角切先はまだ水の中 つきぬけて花火の中を花火かな 落蝉や生まれし穴を遠くにし ひとりでいいひとりがいいと着ぶくれる それとなく母を見ている山桜 風鈴や事の終りの一瞬に 紅葉かつ散る改訂の広辞苑 良きことを忘れる速さ虫の声 &...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.27 Sat 18:53
2020年 「南風」会員 第3句集 底冷や落として遠き鈴の音 巫女それぞれ少女に戻る夏の月 餅花に集まるごとく相席す 同じ味して七色のゼリーかな 峰雲や応援ときに嘆きの声 帰路はよく話す青年韮の花 賀茂茄子のはちきれさうに顔うつす 欲しき本なけれど書肆に秋惜しむ 初電車しみじみ知らぬ顔ばかり 春寒し順番を待つパイプ椅子 あたたかやカステラを割る手...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.26 Fri 18:43
JUGEMテーマ:俳句 開催日:令和7年12月21日(日) 場 所:本部道場 剣道場会議室 参加者:12名 投句者:7名 参加者最多、句数も最多で巳年を締めるに相応しく賑やかな会でした。アルコール少しに、道薫さん手製の差し入れもあって、ミニ忘年会となりました。 最高得点者は、新人の幸夫さんでした。 今回の兼題は「大根」「鶴」「枯野」 ------各自の高得点句を紹介します。-------- 焼葱の甘さはかなし年忘れ 幽谷先生...
座禅修行だより | 2025.12.24 Wed 12:40
2020年 「オルガン」会員 第3句集 あたたかな木とさかさまに映る木と 壜にさすすすき電気のとほる家 人ふたりほどの高さにある巣箱 指が画をぐるぐるにして飛ばす蛇 目の玉の断面図炉の断面図 みづいろの襖ちからを入れてみる ぐつたりと日のある凧の懸りをり マフラーを巻くその上のかほと空 げんげんに何を話してゐる彼ら 月白むいろんな管につながれて ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.23 Tue 17:56
2021年 「銀化」「群青」同人 第1句集 蝋梅のまだ匂ひなき黄なりけり ひもすがら沼に日の降る大暑かな 火の一穢映してみづの澄みにけり 涼しさや石より雲の掘り出され 風吹けば高さのそろふ夏の草 電話ボックスあまねく夏空を映し 霧深く我にしたがふ霧のあり 足の裏ぶ厚く歩く冬至かな 読初のたちまち暮れてしまひけり 紅梅や聞きそびれたる海のこと ひも...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.21 Sun 18:56
2014年 「花鳥来」主宰 「ホトトギス」「珊」「屋根」同人 第8句集 わが胸を貫くほどに花吹雪 鶯のあとのしづけさ虚子墓前 老鶯や雨の頬打つ男山 老の身も命惜しめとほととぎす 万緑の一点となりわが命 真向へる滝のひびきの他になし 晩年の一と日一と刻鰯雲 衣被なかなかうまく齢とれず 蓮枯れて池の汚れのあからさま かんばせに弾け若水八方に 師に学び...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.20 Sat 19:28
昭和45 「風」「天狼」同人 第4句集 ストーブに石炭をくべ夢多し 麦束をかつぐ時乳をどりたり 蕗の筋よくとれたれば素直になる 蜂さされが治れば終る夏休み 桜ちりてよりの日数が過ぎやすし 雪渓を仰ぐ反り身に支へなし 海にちる桜を見むと伊良湖埼 黄落の旅より帰り白髪ふゆ 冴え返る匙を落して拾ふとき 麦秋の蝶々が飛ぶ乱れがち 稲架襖裾の越後の子守歌 ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2025.12.18 Thu 20:49
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