[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 俳句のブログ記事をまとめ読み! 全1,941件の10ページ目 | JUGEMブログ

  • JUGEMテーマ

ブログテーマ

ユーザーテーマ

俳句

このテーマに投稿された記事:1941件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c230/5845/
俳句
このテーマについて
皆さんの作った俳句を載せてください。
このテーマの作成者
作者のブログへ:「hotsuma2008」さんのブログ
その他のテーマ:「hotsuma2008」さんが作成したテーマ一覧(1件)
このテーマで記事を投稿する
このテーマに投稿された記事
rss

< 5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15 >

山崎治子『句集 たなごころ』(狩俳句会)より

    昭和63。 「狩」同人。第1句集。 じやんけんの石ばかり出すちやんちやんこ 蝉の声減りゆく日々よ母訪はな なぞなぞの父から母へ暖炉の夜 息かけて両手はげます紙漉女 肉片のごとく重なり落椿 子の籠を先に満たして蓬摘み おとし穴遊びのむかし花ざくろ 留守の間の嵩あきらかに柿落葉 数へ日や駅前にとぶ新聞紙 一息に口上を述べ春著の子 指先に目のあるごとく粽結ふ どの段も水に均され花山葵 寒き夜の反故をまるめる音ひとつ 地の窪はみな水ためて手鞠花 ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.06.04 Sun 11:28

宇多喜代子『句集 半島』(冬青社)より

    1988年。第3句集。 石の家月光深きところまで 梟に熟睡のときのついに来ず 天に月地にありふれた流離譚 まつろわぬ者として負う花衣 長汀は死魚点々と夏の暮 長病みの手首は秋を知りつくし 逝く夏や芸人の大足をみて かくまでに人をへだてて蒼鷹 ひえびえと来るものを知る黒髪(かみ)の芯 日盛りを長方形の箱がくる 半身は夢半身は雪の中 心臓を押さえた形に冬の蝶 梟を見にゆき一人帰り来ず   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.06.03 Sat 11:15

やなせみわ『句集 南国』(狩俳句会)より

    平成6。 「氷海」「狩」同人。第1句集。 凍蝶となるべく翅を畳みけり 天国の亡弟が凧ひつぱるよ どんぐりの行方は知れず石畳 照りもみぢ水中からも照り返す しばらくは亡き母とゐて日向ぼこ 曲るべきところは曲り恵方道 石段をゆつくり下りて梅日和 亡き母の高さまでゆけ揚雲雀 初鰹跳ねて秤のしづまらず 竹皮を脱ぎ散らかして父のごと 仰ぎゐし雲海をけふ見下せり 外套の襟を味方として歩く 青き踏みいつしか拳解けゐたり 滴りにてのひら二つ窪ませて 雨...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.28 Sun 22:04

斎藤松亀子『句集 をんな』(琴座俳句会)より

    昭和63。 「琴座」同人。第一句集。 抱かれゐる胸の広さよ夏の海 白梅の白きをもつて見合する 雪の朝子等に守られ子が生まる 針を持ち女に浸る桐の花 蝉時雨口のかたさで生き通す 隠れても抱きに来るなり青田風 人間の口より太き大根買う   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.24 Wed 20:04

第381回坐忘会 令和5年皐月句会

JUGEMテーマ:俳句    開催日:令和5年5月14日(日)  場 所:本部道場堂 南寮会議室  参加者:13名  投句者:5名    若葉落ち着けど、寒暖差の激しい五月、2ヶ月ぶりの坐忘会です。  近年最多の参加者で活気ある会になりました。  来月は「潮来吟行句会」が開催されるので、次回の坐忘会は7月です。  最高得点者は 同点で“眞澄さんと桃雲”でした。  今回の兼題は 「鯉幟」 「若葉」 「蚕豆」  なお、今回のブログが記念すべき50回目です(平成30年9月以来...

座禅修行だより | 2023.05.22 Mon 17:32

「春野三十周年合同句集 さゞなみ」(春野発行所)より

    令和5。 雨だれといふあかときの春のおと 黛執 尼寺の猫が恋して家出して 渕上雅子 草餅の草よりも濃く仕上がりぬ 佐藤幸子 ふらここを漕ぐ青空の真ん中へ 岡庭正 春の木となるたつぷり濡れながら 片倉映子 眠さうに主出てくる種物屋 柳堀悦子 大波に小波吞まるる立夏かな 横瀬弘山 水打つて子らのパレード待ちにけり 齋藤忠生 蝉生るるあかとき未だ神代なり 戸邊喜久雄 蛍にもなれず特攻くづれかな 尾崎一夫 草刈のかろき音より朝生まる 足立未明 ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.19 Fri 21:22

徳山弓街『句集 金幣』(牧羊社)より

    平成3。 「天狼」同人。第一句集。 ナイターの光電車の中で受く 風車風ごと吾子の手に渡す 黒揚羽地に張りつける原爆忌 灯台の雪着く側を背と思ふ 結界の稲田は僧の手にて刈る 海女の小屋蟹は自由に出入する 金的が一矢で揚る弓始 富士に聳つ日本一の雲の峰 千年の杉に雪つむ初大師 鬼の金棒落ちて木の音壬生狂言 三途の川雪に埋もれて川ならず 櫛の歯の汚れを払ふ芙美子の忌 一本の矢を又も射る壬生狂言 火の山に登る白息はきつづけ 一礼をして去る涅槃図...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.16 Tue 21:26

『金子敦句集 現代俳句文庫88』(ふらんす堂)より

    2023年。 「出航」同人。 聖夜なり伝言板の感嘆符 鳩発ちて道あらはるる初詣 コピーまだ終はらず虹の薄れゆく 黙読のまなこの動く春の雪 もう来ないかもマフラーを巻き直す 猫の尾のしなやかに月打ちにけり 落花浴ぶ明日ふらんすへ行く人と パレットに通す親指新樹光 青空の傾いてゐるかたつむり 補虫網にきれいな小石入れて来し 端居して付録のごとくゐたりけり 夕焼やきのふのやうな少年期 鉄棒に新緑細く映りけり 月光のかけらのやうな竹落葉 風ばかり捕...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.10 Wed 21:14

向井久子『句集 袋掛』(本阿弥書店)より

    1989年。 「天塚」同人。「狩」会友。第一句集。 人の手に渡りし畑の梅咲けり 神留守の鈴大振りに拝みけり 石庭を見るにサングラスをはづし 草の葉にすがる空蝉念仏寺 み仏のしづけさにゐて蝉しぐれ 生業を持たぬ生涯団扇風 敗戦忌被爆手帖は空の色 カーテンで区切る病室夜の長し 歳時記の第一頁春立ちぬ 花冷えや八頭身の御本尊 手の皺をつくづく眺め日向ぼこ 袋掛夕日に梯子掛けしまま   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.10 Wed 20:42

花谷和子『句集 光りは空へ』(本阿弥書店)より

    1993年。 「藍」主宰。第2句集。 夕鶴や祈り通すということを 宙という美しきもの雪舞えり 冬濤の真剣白刃われへ寄る 少年の拳銃の先紅椿 口上に負けて吉野の蓬餅 歳月をおもえば秋の一草も 秋蝶や舞い狂わねば日の熱し 氷る滝の光り授かりたるあとは よろこびが呼びしよろこび豆の花 わが声のわれに戻りし余花の花 遠目にはかもめ純白豪華船 目が慣れてより見失う野の白蝶 いつか星となる耳飾り原爆忌 いちにちのけじめや石に水撒いて   JUGEMテー...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.05.06 Sat 22:51

このテーマに記事を投稿する"

< 5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15 >

全1000件中 91 - 100 件表示 (10/100 ページ)

[PR] レンタルサーバー heteml [ヘテムル]
あなたのクリエイティブを刺激する、
200.71GBの大容量と便利な高機能!