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昭和22年 「かつらぎ」主宰 第1句集 序文:高浜虚子 「青畝、誓子は吾が俳句界に於て面白き対立を為して居る。又相互に学ぶ点もあると思ふ。」 入学児胸吞ませ穿く長袴 片裂けて玉ほつれゐる芭蕉かな さみだれのあまだればかり浮御堂 念力もぬけて水洟たらしけり 蛾入り大きな陰や誘蛾灯 一炷に浮く御眠涅槃像 丹頂の相寄らずして凍てにけり たもとほる寒鯉釣の一人かな  ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.01 Mon 18:43
2013年。 「船団の会」会員 「瓔」代表 俳号変更とともに旧仮名から新仮名へ もつともつとすごいはずだつた野分去る 初髪を目のひきつれるほど結ひぬ 蛇出でてもう追はれけり泳ぎけり 泳ぎきて腹ぬくぬくと岩抱けり 筍の獣めきたる皮剥ぎぬ 放蕩のかぎり尽くせし生身魂 何度目のこれでおしまひ名残雪 いけずやらごんたやらゐて鱧並ぶ かなかなやなかなかあかぬ蔵の鍵 噴...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.28 Thu 19:07
2007年 「濱」同人 第1句集 法衣脱ぎて裸の父となり給ふ 撫肩は父似夏袈裟落ち易し 炉話に死者は善人にて現るる 病む妻へ吊りし風鈴よく鳴れり 篝火に鵜匠のほかは影の人 よくひびく返事つぎつぎ卒業す 母の杖拭かれて花の旅支度 夜桜に誘ひて妻の歩に合はす 寒行をはぐれしひとり煙草吸ふ 薬効の睡魔にまかす春の風邪 三百日待ちし産声五月晴 ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.27 Wed 19:04
昭和4年 「水明」主宰 第1句集 自序:「愈々出来るなといつて零余子は喜んで居りました。それなのに句集の出来るのを待たないで突然二度とまみえられぬ人と零余子はなつてしまいました。(略)句集が出来て一番よろこぶ人はもう居りませぬ。(略)自然を知ることを生涯のつとめとこゝろがけた零余子のあとを辿つて私も俳句のなかに生きて死んでまゐります。」 羽子板の重きが嬉し突かで立つ 桟橋に潮膨らみて月朧 龍膽の太根切りたり山刀 呪ふ人は好き...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.27 Wed 18:43
昭和29年 「菜殻火」主宰 第2句集 序文:高浜虚子 「第一句集『曼殊沙華』の節は、その異常な才能を認めて、往年はじめて茅舎の句に接した時と同じやうな感じを起したのであつたが、其後朱鳥君の句は別途の方向に歩みを続けて、今は稍々違つた趣を呈するやうになつた。 異常ならんとする傾向は愈々激しくなつて来て、私から見ると具体化が不十分であるやうな感じがする。(略) 歌とは違つて、俳句は何処迄も客観描写を主として具体化が十分であらねばならぬものと思ふ。」 幹太く家を守...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.22 Fri 18:56
昭和31年 第1句集 「青」主宰 序文:高浜虚子 「一言にして言へば、爽波君の句などこそ、現代俳人の感覚を現はして居る、現代俳句と言つてよからうと思ふ。然も現代俳人と称へる者の陥つて居る、怪奇蕪雑な措辞でなく、洗練された、形の整つた、いゝ意味の近代的俳句である。」 解説:京極杞陽 いつしかにヘツドライトの春の雪 籐椅子の人みな本を得てしづか 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 白靴の中なる金の文字が見ゆ 向うから来...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.20 Wed 18:38
昭和29年 「雲母」主宰 第1句集 いきいきと三月生る雲の奥 炎天や力のほかに美醜なし 草露や戦禍のいかりさへいまは 花栗のちからかぎりに夜もにほふ 熱の児の手の夏みかんころげ出す 露草も露のちからの花ひらく 抱く吾子も梅雨の重みといふべしや 満月のなまなまのぼる天の壁 近径の夜風と虫につつまれて 春の鳶寄りわかれては高みつつ JUGEMテーマ:俳...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.18 Mon 19:51
JUGEMテーマ:俳句 開催日 : 令和8年 5月17日(日) 場 所 : 本部道場 剣道場会議室 参加者 : 10名 投句者 : 9名 薫風緑樹をわたる季節となり、庭の石楠花が今年も咲きました。 と思っていたら、日本列島早くも真夏日の声が聞こえていますね、、 今月は、95句の投句がありました。 最高得点者は、“蕉山さん、道薫さん”でした。 今回の兼題は「若葉」「祭り」 ------各自の高得点句を紹介しま...
座禅修行だより | 2026.05.17 Sun 19:56
平成12年 「濱」同人 第1句集 貰はるる仔猫ときめて抱かざる 泳ぎきつて母嘆かしむ喜寿の父 校門に母立たせ撮る卒業子 初旅の我待つは父母喜寿傘寿 父の日を父と酌む子となりにけり 叱らるる子の目の遊ぶ金魚玉 万燈を待つ間を噂ばなしかな 登山靴履きて俄かに遠き子よ 年忘れ銀座に夫とはしなく遇ふ 稚な字の白鳥さまと餌届く 灯に泛ぶ樹下説法図窟涼し ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.15 Fri 17:43
昭和25年 「年輪」主幹 第2句集 梅いまだ蕾の封の堅きかな 若和布海女帆綱に凭りて髪を梳く 花に来て長き祈りの妻を待つ 来し虻を眉毛怒りてふりとばす 左右より二人の僧や御身拭 阿寒湖に見ず虚子庵に毬藻見る 舟に山羊のせて戻り来草刈女 昼寝することもひととのわかれかな 蔦断(き)つて氷室の扉ひらくなり 詣りたる閻魔に傘を忘れけり 雁来るや書を...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.14 Thu 19:55
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