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俳句
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榎本好宏『句集 青簾』(角川書店)より

  2018年 「航」主宰 「伴」同人 第10句集   雪の夜の鶴折りながら聞き上手   夜神楽の笛方一歩前に出て   立子忌の列の流れて虚子の墓   葱の花田舎教師で終りけり   人分けて棺に入れぬ春日傘   魚籠掛けて父の昼寝に帰りけり   遠回りしても買ひまひよ切山椒   薇の揉み手替りぬ昼餉より   芽木山に打ちて帰りぬ鍛冶の音   水の輪の大きく早苗束投げて   朝凪やまだ永からん一日...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.27 Tue 09:04

大高翔『句集 帰帆』(角川書店)より

  2015年 「藍花」副主宰   草紅葉たうぶんは来ぬ人を待ち   帰り花見しを誰にも告げざりき   風の鋭し狐の紅き眦に   寒紅を逢ひたき人のあるやうに   笹鳴や捨つべきものを捨つるのみ   若水にひたひたと墨おろしけり   去りがたき近づきがたき梅の白   両翼の重たくなりて春眠し   花の昼ボートに恋のひとつづつ   一身に巡らせてゆく花の酒   春泥を眺め眺めて終に跳ぶ   ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.26 Mon 11:02

小澤克己『句集 風舟』(角川書店)より

  2009年 「遠嶺」主宰 第8句集   光の扉風の扉くぐり青き踏む   風船をついて少女の浮き上がる   いつまでも少年どこまでも夏野   香水の鉄壁崩す美言かな   夏雲や死へあつさりと身を転ず   炎天を来て一水を身に通す   教会に涼しき声のポリフォニー   飛ぶものの翼揃へて今朝の冬   ふかぶかと雪待月の寺庇   いささかの滅びごころや懐手   頭陀袋開け雪国の匂ひけり   ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.17 Sat 19:49

岩田由美『句集 雲なつかし』(ふらんす堂)より

  2017年 「藍生」「秀」所属 第4句集   籠枕置きたる風の通り道   亡き母を呼んで覚めたる昼寝かな   寒鯉やうす紫に一と屯   遅れきし人に拍手や花の客   宝物見せ合へば友夏休み   高ければ傘で引き寄す烏瓜   鼻歌を歌ひ尽して夜業かな   回覧板拭いて手渡す時雨かな   この道を人は墓参に波乗に   鳥雲にもの皆花を急ぎつつ   後ろ手に持ちて歩める風車   鵙の贄そ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.15 Thu 18:44

第412回坐忘会 令和8年睦月句会

JUGEMテーマ:俳句    開催日:令和8年1月12日(月)  場 所:本部道場 剣道場会議室  参加者:13名  投句者:6名    参加者多数、午年の初句会、大いに盛り上がりました。  最高得点者は“眞澄さん”でした。  今回の兼題は「去年今年」「初詣」「雪」   ------各自の高得点句を紹介します。------    初鏡己れより老いし己がゐる 幽谷先生・   去年今年境の空に月一つ   霞山老師              (以下順不同) ...

座禅修行だより | 2026.01.14 Wed 07:48

藺草慶子『句集 雪日』(ふらんす堂)より

  2024年 「秀」「星の木」会員 第5句集   雪明りしてみほとけの素手素足   花粉なほこぼるる菊を焚きにけり   祈りけりわが白息につつまれて   あたたかや縁の下より梯子出し   猟犬のざぶざぶ川を渡り来る   笹峠山伏峠雪しまく   草を擦り蛇の全長なほ尽きず   夜の網戸二つ光るはけものの眼   星流れけり羚羊の立つ岩場   大鷹の爪の押さへしもの動く   凍星や牛小屋に満ち牛の...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.13 Tue 22:04

松浦千賀子『句集 山櫻』(禽獣舎)より

  平成24 「運河」同人 第1句集   笹百合の自生地神主の言はず   大神の終ひのすみかに螢飛ぶ   舟遊白秋の詩を口ずさみ   潮引きて天草採りの人ぞくぞく   単線とフェリー乗り継ぎ墓参せり   王領の谷に広がる葡萄棚   母置いて先に逝けぬよ梅の花   蝮酒瓶に新聞紙を巻けり   葛嵐街一望の崖に出て   火祭の氏子の顔の輝けり   インド洋広し大きな冬落暉   囚人のや...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.12 Mon 20:23

谷田明日香『青虫狂騒曲』(私家版)より

  2026年 句文集。 「風土」同人   鶏のふり回しをる大蚯蚓   衣擦れに似て青虫の咀嚼音   ひづめ跡ぎりぎりに咲く菫かな   せせらぎに猪を浸して捌きをり   猪鍋やマグマのごとく灰汁の噴き   輩の骸咥へて蟻穴に   秋の田を大蛇のごとく風渡る   拝殿に熊の爪痕春寒し   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.08 Thu 22:22

谷田明日香『青虫狂騒曲』(自家版)より

  2026年 句文集。 「風土」同人   鶏のふり回しをる大蚯蚓   衣擦れに似て青虫の咀嚼音   ひづめ跡ぎりぎりに咲く菫かな   せせらぎに猪を浸して捌きをり   猪鍋やマグマのごとく灰汁の噴き   輩の骸咥へて蟻穴に   秋の田を大蛇のごとく風渡る   拝殿に熊の爪痕春寒し   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.01.08 Thu 22:13

2025年11-12月に作った俳句

JUGEMテーマ:俳句 2025年11月16日 「冬のつとめて」 剥き始む蜜柑の香り走る朝  絞り切る雑巾の湯気冬ひかる 白息のせ秘密ひとつ舟となる 仏前に脱いだ手袋指まがる     2025年11月17日 「初冬の休日の朝」 蜜柑むく母の指先ふるえおり 露の窓子がつけし手の跡を撫づ 霜の朝子の靴紐を結ひてやる 白き息自転車こぎて行きし子よ     2025年11月18日 連作「冬のしるし」 病みあとの空へ冬鳥声ひびく 木枯らしやわが庭を掃く木立影 ...

遅き日のつもりて | 2026.01.03 Sat 22:40

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