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柴田多鶴子『句集 花種』(文學の森)より

    平成26 第3句集 「鳰の子」主宰 箸紙にまだ箸持てぬ赤子の名 午後からはさらに霞みて草千里 水の香をまとひつめたき螢の火 蝉の木となりて鳥たち寄りつかず 手花火の輪に小さき膝大き膝 向日葵の笑顔壊して種を採る 花野とは風抱くところ揺れやまず 咲ききらず凋むもならず冬の薔薇 秋刀魚焼く尖る口より火の回り 違ふ虫鳴き出す別の闇のあり 十五夜の魚は翼を欲しがりぬ 苔厚く着て寒中の不動尊 縞蛇の縞をひきしめ穴に入る 枯れ切つてむしろ明るき岬かな ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.10.09 Mon 21:07

沢木欣一『句集 赤富士』(牧羊社)より

    昭和49 第5句集 「風」主宰 枯枝を伐り金星をあらはにす 滝ひびく山葵の花の咲き初め 蜻蛉を翅ごと呑めり燕の子 蛸焼きの紅に日のさす初詣 塔あれば塔の高さの紅椿 湖渡る決意の蝶のはばたけり 白き蝶しろがねの湖わたらむと 茄子の馬流しやるべき川のなき 新しき畳の匂ふ無月かな 二日はや屑籠に紙満ちてあり さながらに羽化登仙の山霞 簗口に晩夏の光集まれる 秋立てり穂の整はぬ箒草 婚近き青年兜虫拾ふ 同速の樹を登る蟻降る蟻 手を拍(う)つて...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.10.04 Wed 19:51

平畑静塔『句集 魚歌』(角川書店)より

    昭和56 第5句集 蝶を追ふ多佳子大姉の先んじて いもとよりいとこ美し夏まつり 座る余地まだ涅槃図の中にあり 村ぐるみ花野となりぬ過疎に耐へ 様付けて金勢拝む差日傘 雲の上より降拝の紅一点 天泣か一白鳥の昇天か 年の始の噴煙に目をこする 精神科年賀云ふもの云はぬもの 三日月の光にふれて螢消ゆ 太陽に選ばれビキニ逍遥す 雲海の上に天網いわし雲 名月は近し飛行機にて歩く 背嚢を熊が曳きずる昼寝ざめ 上り鮭たましひのみが簗を越ゆ   J...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.09.26 Tue 11:47

三橋敏雄『句集 しだらでん』(沖積社)より

    平成9 第11句集 長き長き戦中戦後大櫻 太陽はいつもまんまる秋暑し たましひは先を行くなり秋の空 二つ目の原爆の日も過ぎにけり 生きて知るソ連崩壊蟲しぐれ 朝寒や剃刀當つるひげの杭 昨日より今日遥かなる殘花かな 敗戦日の午前短し午後長し 寒満月沈みたる日に照らされて 梟や男はキャーと叫ばざる 飛ぶ鳥のつひになかりし良夜かな 黒板と黒板拭と冬休   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.09.25 Mon 14:12

神野紗希『句集 光まみれの蜂』(角川書店)より

    2012年 第1句集 水澄むや宇宙の底にいる私 目を閉じてまつげの冷たさに気づく 大木とみれば抱きつく夏帽子 帽子掛け虫籠吊ってありにけり 雷や波打際の砂の城 ホットココア星を見ている人へ運ぶ これほどの田に白鷺の一羽きり 雲の峰死にたるときの本の嵩 いなびかり象は象舎のほか知らず 平面に立体を描く寒さかな 雲の峯よりも遠くや犀の国 桐一葉黒き眼の黒兎 樹の刺繍学芸員の膝掛けに どこへ隠そうクリスマスプレゼント キリンの舌錻力(ブリキ)色な...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.09.18 Mon 12:40

橋本美代子『句集 七星』(本阿弥書店)より

    1998年 「天狼」同人 「七曜」主宰 第3句集 胸の手が鉛の重さ昼寝覚め 遊船の波うけ島の子が泳ぐ 白毫寺磴のつづきにうろこ雲 騙されてゐよう日の中雪が降る 残雪を伽藍の蔭にのみ許す 悲しき眼鵜匠亡き鵜の緑眼は 葛あらし生家壊せしあともなし この玻璃を頼む稲妻また稲妻 大蓮田われには見えぬ花もあり 新幹線雪に盲ひしところ過ぐ 涅槃図へいざなふ坊の緋毛氈 花の雨走つて走つて花の下 星空に帽子一振り螢獲る 鳴き出してわれもわれもと夕蜩 百万石...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.09.17 Sun 20:32

こしのゆみこ『句集 コイツァンの猫』(ふらんす堂)より

    2009年 「海程」同人 「豆の木」代表 第1句集 藤棚の下に自転車ごと入る よびすての少年と行く夏岬 背番号のよじれておりぬ昼寝かな 昼寝する父に睫毛のありにけり ころりころりこどもでてくる夏布団 青林檎放物線の途中に掌 後退る背泳かなしい手を上げる 家族ならビーチパラソル支えなさい 時々は立ち泳ぎして家族待つ 帰省して母の草履でゆく海辺 夏座敷父はともだちがいない 昼寝する君の背中に昼寝する 永遠に汽車は来ないひなたぼこ そわそわ空うごき...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.09.13 Wed 23:04

第384回坐忘会 令和5年長月句会

JUGEMテーマ:俳句   開催日:令和5年9月10日(日) 場 所:本部道場 南寮会議室 参加者:10名  投句者:8名    激暑の峠は越えたようですが、まだまだ暑い日、10名が参集しました。  投句も沢山あって、近年最高の126句が集まりました。    最高得点者は“温雄さん”、  賞品獲得者は参加者中の最高得点者“玄妙さん”でした。    今回の兼題は「秋風」「鬼灯」「蜻蛉」「新涼」   ------各自の高得点句を紹介します。-------- ...

座禅修行だより | 2023.09.13 Wed 13:55

橋場千舟『句集 視線」(ふらんす堂)より

    2008年 「半夜」同人 「船団の会」会員 第3句集 名月をオペラグラスで眺めけり ものの芽がまだ何色といふでなく ひとつ傘さす冷ゆること言ひ合うて 河豚雑炊ふぐの口して吹いてをり まばたきをして白梅に近づきぬ 磯巾着夢の中まで闖入す 飛花落花見し夜の深き眠りかな 逢うてすぐさくら見に行きたいと言ふ 買うて来て冬瓜二日目もごろり 寒風に顔を小さくして帰る 血の通ふほどに御室のさくら満つ 鮟鱇や言へば言ひ返されさうな 芦の穂の高さに物を考へる ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.09.11 Mon 12:53

杉本征之進『句集山椒魚』(角川書店)より

    2018年 「運河」同人 第1句集 はんざきの眼なかなか見つからず 熟考の末の一歩か山椒魚 はんざきのゐぬかと岩に目を凝らす 挨拶の泡が二つ山椒魚 首出して見ても水槽山椒魚 手をうつて見てもはんざき応へざる 二三回会へばともだち山椒魚 頼りなき四肢を頼れる山椒魚 山椒魚動きて子ども喜ばす 山椒魚にも動かねばならぬ刻 一跨ぎ出来る流れに山椒魚 初旅も山椒魚のゐるところ   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2023.09.06 Wed 19:46

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