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2019年 「杏長崎」同人 第1句集 登校日蝉を逃がして起立礼 日直の名を消し忘れ夏休み 猫行火言葉は人を慰めず あれそれと指示語ばかりの年用意 母の日を妻の日として花を買ふ 月になる夢をいだきてくらげ浮く 猫じやらし揺れて一会の風と逢ふ 導火線とも一列に曼珠沙華 春の虹だれのものでもない私 夏シャツを旗に少年海を駆く 大滝の白き炎となりて...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.09.14 Sat 21:08
JUGEMテーマ:俳句 開催日:令和6年9月8日(日) 場 所:本部道場 剣道場会議室 参加者:6名 投句者:12名 朝夕だけ微かに涼しさを感じられるようになりました。 今回、精鋭6名だけでの寂しくも充実感ある会となりました。 投句はたっぷり12名分あり、清記が大変でした。 参加者中の高得点者が眞澄さんで前回に続き賞品を獲得した。 今回の兼題は「秋風」「爽やか」「蜻蛉」 ------各自の高得点句を紹介します。-------- ...
座禅修行だより | 2024.09.09 Mon 15:26
令和2 「田」同人 第1句集 早稲晩稲色を分かちて稲筵 秋風や路地を繋ぎし醤蔵 新宿に挟まつてゐる寒の月 革コート着て何人も寄せつけず 寒晴やぺたりと月が貼つてある 炬燵から出てきて物を売りにけり 初日いま海離れむと歪みけり 雷鳴や虚空を摑む赤子の手 茄子胡瓜南瓜電流柵の中 猪を捕へる前のから騒ぎ 立山へ能登を足場に冬の虹  ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.09.08 Sun 19:44
令和3 「ひまわり」幹部同人 第1句集 子の熱の下がればおとす秋ともし 怪獣のおもちゃはべらせ大昼寝 いとおしむおのが命を去年今年 子と枕ならべて虫の夜なりけり 刈り残す塔のほとりの花すすき 柔道着無口にたたみ夏終る 仏具屋の角より奈良のしぐれかな 初明り太郎次郎を起こすべし 雪つぶて投げて真実にくからず 冬菊の切口匂う忌日かな 春雪を...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.09.03 Tue 20:08
2000年 「雨月」同人 第1句集 目にしかと合格の文字風光る 叫喚の声なき声の菊人形 水中花少女に絵空事の恋 枯きざす蟷螂にある翡翠の眼 姑となるためらひのあり初鏡 蓑虫の窺ふ人の世や如何に 百万石城址や落花舞ひづめに 水中花女に厳し女の眼 菊替ふと菊師静を羽交締め かぶと虫闘はせよと女言ふ 摩周湖といふ霧のみの湖を見き 西郷...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.08.29 Thu 20:24
1999年 「狩」同人 第1句集 水着着てエバの隠せしもの隠す 枯れてなほ向日葵太き茎で立つ 一点となりたる凧の糸を持つ 懐手凶のみくじを握りしめ 角出して進路定まるかたつむり 夏痩せの母空箱を捨て惜しむ 木枯の大手搦手城を攻め 咳き込みて打ちあけられぬ胸のうち ままならぬてにをはクリスマス・カード 水澄んでゐて底見えず山泉 汗拭ふ広き額は...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.08.22 Thu 11:03
1992年 つばくらめ死につくまでを護りてゆけ 作者不詳 秋日没り糞尿流し出す舷側 吉田忠一 憎しみもなく首を打つ日寒く 宮本朱明 いま兵が死にゆく暖炉すでに消え 小寺歓二 馬こほる真夜は野犬の眼が光る 岡本圭岳 戦友を焼くことに馴れゐて寒かりき 高田あきら 冬の日や灰に残れる妻の文字 栗生純夫 氷上に坐して漢虜のもの言はず 文雄 蝿が吸ふ捕虜の眼二つとも撃たれ 梶原寅次郎...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.08.21 Wed 20:45
JUGEMテーマ:俳句 開催日:令和6年8月18日(日) 場 所:本部道場 剣道場会議室 参加者:12名 投句者:6名 新設なった剣道場会議室で初めての坐忘会、参加者がこれまで最高の12名、加世さんの初出席、出句数が最高の126句と特出すべきことの多い酷暑の日の会でした。 高得点者が、温雄、桃雲、眞澄、光舟さんの4名。これも初。 特選句のあった眞澄さんが賞品を獲得した。 今回の兼題は「七夕」「盂蘭盆」「花火」 ------各自の高得点句を紹介しま...
座禅修行だより | 2024.08.20 Tue 20:06
昭和55 「鶴」「春燈」会員 竹林のこぼれ日の恋雀かな 菊膾老いては味のある顔に 頬杖仏蛙におん目借られけり なんの実か爆ぜて焚火を驚かす かなづかひ毛糸編む娘にまた質す 松過ぎの凧へろへろとあがりけり 山栗を拾ひをさなき日を拾ふ 広辞林歳時記散らし寝正月 夕焚火双手かざしてみなやさし 蝋梅にとろりと午後の日ざしかな 賭けごとに溺れし祖...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.08.13 Tue 21:06
令和6 「香雨」同人 風鈴に触れてすらりと風通る 昼寝児の顔のぞき込む昼寝覚め 何もなき地を啄みて寒雀 智恵ついて悪知恵ついて夏の果 瀧落ちて樹々も大地も眠らせず くしやみして生まれたての子驚かす 霧襖進めば少しづつ開く 強すぎる風には止まり風車 モンローに似たる一匹金魚鉢 目を閉ぢてはんざきおのれ消しにけり ふり立てし角をつかまれ兜虫 ...
《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2024.08.09 Fri 11:40
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