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俳句
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川端茅舎『句集 白痴』(甲鳥書林)より

  昭和16年 「ホトトギス」同人 第4句集   よよよよと月の光は机下に来ぬ   夕空の土星に秋刀魚焼く匂ひ   蕗の薹雪ふかければ青磁かな   蕗の薹雪遍照と落窪む   わが咳くも谺ばかりの気安さよ   わが咳や塔の五重をとびこゆる   咳き込めば我火の玉のごとくなり   咳止めば我ぬけがらのごとくなり   夜もすがら汗の十字架背に描き   また微熱つくつく法師もう黙れ   咳かすかか...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.25 Tue 20:56

『八牧美喜子集(自註現代俳句シリーズ九期25)』(俳人協会)より

  平成11年 「濱」同人 「はららご」主宰   夏ぶとんいま乱れなくみまかりぬ   落花浴ぶ抱く子のなき腕垂れて   花冷や柱に塩の腐触跡   修二会果て無限の闇に椿落つ   桜しべ降るや別れに狎れはなし   真夜さめていまふるさとよ青葉木菟   雪女ねむり薬を買ひにくる   うまずめの末はすすきのでんでら野   長き夜を佛おろして語りけり   寒柝や夜尿薬買ふ終ひの客   筍掘り藪出て狐...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.24 Mon 08:30

山尾玉藻『句集 唄ひとつ』(本阿弥書店)より

  1990年 「火星」副主宰 現主宰 第1句集   岡本圭岳・差知子両主宰の長女 句集名の「唄ひとつ」は 草の実や父に習ひし唄ひとつ から。唄は俳句のことであろう。 父の手を逃げたがる子や犬ふぐり さくらんぼ含めり今日のピリオドに 草の実や父に習ひし唄ひとつ 参観日パラソル畳む母の見ゆ 福笹をささげて父の背を越せる アカシアの陽の斑に停むるオートバイ 銀輪の青田の風に追ひつけず 白萩に風しばらくの指栞 兄よ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.21 Fri 17:42

五十嵐播水『播水句集』(京鹿子発行所)より

  昭和6年 「京鹿子」「ホトトギス」同人 「九年母」主宰 第1句集 序:鈴鹿野風呂・日野草城・山口誓子   古梅園 春宵や字を習ひゐる店のもの   春月の暈の下なる京都かな   春潮に縺るゝ纜の一ところ   入学の子に随ひて上洛す   大試験今終りたる比叡かな   ガーデンの女あるじやヒヤシンス   湖晴れて青嵐いたることしきり   打たれ来し肩の軽さや瀧の茶屋   鐘撞くは掃きゐし僧や秋の寺 &...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.19 Wed 19:38

ギュンター・クリンゲ(加藤慶二訳)『句集 石庭に佇つ』(永田書房)より

  平成2年 第6句集 序:稲畑汀子 日本語訳も三行の分かち書きになっているが一行にした。 ドイツ語をかなり省いて十七音に訳しているのでかなり違う訳になっている。 日本語訳では物に語らせているが、ドイツ語では心情を直接表現しているものが多い。余分な感情表現が見られる。 季語のないものに訳者がふさわしい季語をつけてみたりもしている。 知日家で自らミュンヘンで俳句出版社を立ち上げるほどだが、俳句には至っていないように思われる。   In die Einsamkeit mit Briefen ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.16 Sun 22:14

後藤夜半『句集 底紅』(角川書店)より

  昭和53年 「諷詠」主宰 第4句集 昭和28〜51年の句   やや暑く少し涼しく萩盛り   夜寒しと言うて命を惜むなり   香水やまぬがれがたく老けたまひ   月を見る窓は廊下のつきあたり   蕗の薹紫を解き緑解き   冬籠して疎くをりさとくをり   手にお瀧足にお瀧と寒垢離女   牡丹の寺とたづねて草深き   時雨忌や薄くなりたる膝さすり   初夢の扇ひろげしところまで   妻昼寝...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.15 Sat 18:59

荻原井泉水『句集 一不二』(櫻井書店)より

  昭和18年 「層雲」主宰 第13?句集 枯あし風のゆく水のゆく 背の子ににぎらして土筆見せにきた 軒までひぐらしの夕やけ空 ざんぶと飛入つて、光に底がない コトリと雪の日のゆうびん 秋のゆふべは砂のぬくみ 茶の花これからがさみしくなる お久しぶりで、又この宿でしろいうちは ほろ馬車月夜の影絵になつて帰つてゆく みのむしよかまくらの青い空よさらば   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.12 Wed 21:03

『茂里正治集(自註現代俳句シリーズ十期5)』(俳人協会)より

  平成13年 「濱」「海門」同人   夜学子の歌声いつもこの時刻   手をとめて妻がもの問ふ夜長かな   春雷やまじまじと妻の顔のあり   涅槃図の月たかだかとありしかな   ちちはは経て半纏となるを重ね着ぬ   着ぶくれてあり雪国に誰よりも   夢殿に灯の入りてより春の雪   一村の童の数の流し雛   坂ゆるやかにゆるやかに月の寺   母が欲る葛湯きまつて風の夜に   山の辺のみち踏みも...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.08.11 Tue 19:48

2026年1月1日から8月10日までの俳句

JUGEMテーマ:俳句 2025/8/11から今日まで1年間、毎日Xに投句できました。楽しかった。 8月その1/8月その2/9月その1/9月その2/10月その1/10月その2/11月その1/11-12月 まったくの初心者として始め、最近は自分で撮った写真と句を一緒に載せるようになりました。 散歩も以前より時間をかけるようになり、考えつつ運動する機会が増えた1年でした。   2026/01/01 父と孫寝癖のままや雑煮湯気 2026/01/02 吉み...

遅き日のつもりて | 2026.08.10 Mon 23:20

第419回 坐忘会 令和8年 葉月句会

JUGEMテーマ:俳句   開催日 : 令和8年8月9日(日) 場   所 : 本部道場 剣道場会議室 参加者 : 10名    5月末に種まきした朝顔が、数日前より開花しています。  暑い時期に開花する朝顔は「夏の季語」と決めつけていましたが、調べましたら、立秋と重なる事から「秋の季語」とありました。毎月の俳句に、季節を知る機会を頂いています。    さて、今月の兼題は、「夏の果(なつのはて)」と「向日葵」。  95句の投句があり、最高得点者は、幽谷先生でした。 &...

座禅修行だより | 2026.08.10 Mon 19:59

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