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第417回 坐忘会 令和8年水無月句会

JUGEMテーマ:俳句   開催日 : 令和8年 6月7日(日) 場  所  : 本部道場 剣道場会議室 参加者   :  15名 投句者    :   5 名    入梅の候、坐忘会は、新たにお二人をお迎えしました。  お二人とも本部道場の月曜座禅会「耳順会」にも参加されています。  投句は次回からです。  これから、ご一緒に宜しくお願い致します。(^-^)人(^-^)    さて、今月の兼題は、「苺」「梅雨」。  95句の投句があり、最高得点者は、“道薫さん&...

座禅修行だより | 2026.06.07 Sun 22:23

日野草城『句集 人生の午後』(青玄俳句会)より

  昭和28年 「旗艦」「青玄」主宰 第7句集   冬薔薇の咲くほかはなく咲きにけり   妻の肩低きに手措き春惜む   十六夜は見ざりき風邪の妻と居て   一歩出てわが影を得し秋日和   四十代五十に近し薔薇を愛づ   死と隔つこと遠からず春の雪   冬ごもり妻の鼻息をうかがひて   枕辺へ賀状東西南北より   大福茶(おうぶく)やひとつのなさけにながらへて   生きるとは死なぬことにてつゆけしや &...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.05 Fri 19:57

日野草城『句集 春(現代俳句叢書1)』(臼井書房)より

  昭和21年 「旗艦」主宰 第1句集『草城句集(花氷)』より春の部を収録   春浅き雨のひと夜は夢ばかり   くちびるをゆるさぬひとや春寒き   春の夜のわれをよろこび歩きけり   春の夜の足のつめ剪る女かな   永き日の机の疵をながめけり   ともしびに物の怪の憑く朧かな   春の灯や女は持たぬのどぼとけ   腕白うのべて春眠さめやらぬ   春愁や鏡に沈むおのが顔   ものの種子(たね)にぎればい...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.03 Wed 20:03

石田波郷『句集 風切』(臼井書房)より

  昭和22年 「鶴」主宰 第5句集 再刻版 あとがきによると、昭和18年に出版された同名の句集から、50句を削除したとある。 戦争を思わせる句であったようなので、検閲によるものか、それを意識してか。   >「風切」は昭和十八年初夏刊行されたもので、十四年八月刊行の「鶴の眼」に続く大体四年間の作句三百余を収録してあったが、今叢書の一として再刊するに当り約五十句を削除した。  僕が俳句を如何いふものに心得てゐるか、これは昭和十八年一片の令状により戦場に赴かされた頃か...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.02 Tue 19:51

阿波野青畝『句集 萬兩』(宝書房)より

  昭和22年 「かつらぎ」主宰 第1句集 序文:高浜虚子 「青畝、誓子は吾が俳句界に於て面白き対立を為して居る。又相互に学ぶ点もあると思ふ。」   入学児胸吞ませ穿く長袴   片裂けて玉ほつれゐる芭蕉かな   さみだれのあまだればかり浮御堂   念力もぬけて水洟たらしけり   蛾入り大きな陰や誘蛾灯   一炷に浮く御眠涅槃像   丹頂の相寄らずして凍てにけり   たもとほる寒鯉釣の一人かな  ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.06.01 Mon 18:43

『火箱ひろ句集(現代俳句文庫73)』(ふらんす堂)より

  2013年。 「船団の会」会員 「瓔」代表 俳号変更とともに旧仮名から新仮名へ   もつともつとすごいはずだつた野分去る   初髪を目のひきつれるほど結ひぬ   蛇出でてもう追はれけり泳ぎけり   泳ぎきて腹ぬくぬくと岩抱けり   筍の獣めきたる皮剥ぎぬ   放蕩のかぎり尽くせし生身魂   何度目のこれでおしまひ名残雪   いけずやらごんたやらゐて鱧並ぶ   かなかなやなかなかあかぬ蔵の鍵   噴...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.28 Thu 19:07

遠藤止観『沙門抄』(梅里書房)より

  2007年 「濱」同人 第1句集   法衣脱ぎて裸の父となり給ふ   撫肩は父似夏袈裟落ち易し   炉話に死者は善人にて現るる   病む妻へ吊りし風鈴よく鳴れり   篝火に鵜匠のほかは影の人   よくひびく返事つぎつぎ卒業す   母の杖拭かれて花の旅支度   夜桜に誘ひて妻の歩に合はす   寒行をはぐれしひとり煙草吸ふ   薬効の睡魔にまかす春の風邪   三百日待ちし産声五月晴   ...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.27 Wed 19:04

長谷川かな女『句集 龍膽』(ぬかご社)より

  昭和4年 「水明」主宰 第1句集 自序:「愈々出来るなといつて零余子は喜んで居りました。それなのに句集の出来るのを待たないで突然二度とまみえられぬ人と零余子はなつてしまいました。(略)句集が出来て一番よろこぶ人はもう居りませぬ。(略)自然を知ることを生涯のつとめとこゝろがけた零余子のあとを辿つて私も俳句のなかに生きて死んでまゐります。」   羽子板の重きが嬉し突かで立つ   桟橋に潮膨らみて月朧   龍膽の太根切りたり山刀   呪ふ人は好き...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.27 Wed 18:43

野見山朱鳥『句集 天馬』(新甲鳥)より

  昭和29年 「菜殻火」主宰 第2句集 序文:高浜虚子 「第一句集『曼殊沙華』の節は、その異常な才能を認めて、往年はじめて茅舎の句に接した時と同じやうな感じを起したのであつたが、其後朱鳥君の句は別途の方向に歩みを続けて、今は稍々違つた趣を呈するやうになつた。 異常ならんとする傾向は愈々激しくなつて来て、私から見ると具体化が不十分であるやうな感じがする。(略) 歌とは違つて、俳句は何処迄も客観描写を主として具体化が十分であらねばならぬものと思ふ。」   幹太く家を守...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.22 Fri 18:56

波多野爽波『句集 舗道の花』(新甲鳥)より

  昭和31年 第1句集 「青」主宰 序文:高浜虚子 「一言にして言へば、爽波君の句などこそ、現代俳人の感覚を現はして居る、現代俳句と言つてよからうと思ふ。然も現代俳人と称へる者の陥つて居る、怪奇蕪雑な措辞でなく、洗練された、形の整つた、いゝ意味の近代的俳句である。」 解説:京極杞陽   いつしかにヘツドライトの春の雪   籐椅子の人みな本を得てしづか   鳥の巣に鳥が入つてゆくところ   白靴の中なる金の文字が見ゆ   向うから来...

《本の出張買取》奈良・全適堂 店主ブログ | 2026.05.20 Wed 18:38

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