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木田千女『句集 白炎』(本阿弥書店)より

    1998年。 「天塚」主宰。「狩」同人。第6句集。 ペン先で人めつた切りペン始 ひなあられ十粒添へられ患者食 夏場所や化粧まはしに星条旗 出目金を買うて龍宮城も買ふ 少年の獄舎に高き鯉のぼり 敬老といふ一番にいやな日よ また逢ふを約してくれず蛙の夜 なにひとつ持たずに鶴の帰りけり 鳥曇この世あの世も絵そらごと 皿のものふるへどほしや川床涼み 鳥渡る恋の一句もなき子規よ しぐるるやいもぼうの灯のほうと点く 善人の顔して挿しぬ赤い羽根 師に叛き父...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.05.04 Wed 21:50

浅井陽子『句集 狐火』(北溟社)より

    平成14。 「運河」「晨」同人。第1句集。 膝揃へ直して子より御慶受く 金亀虫飛び映画ロケ撮り直す 岩を動かして半裂見せくれし 遭難の追悼といふ登山かな 石鯛の魚拓とりゐて墨足らず どぶろくの瓶レッテルを貼りをらず 女正月家にひとりにして貰ふ 鳥巣箱岩に片足かけて掛く 田楽の味噌温めてゆるめけり 玉虫の色薄翅に及びゐず ごり汁の上澄みに浮く目玉かな 剃髪の前夜の髪を洗ひけり 雪催鷲ヶ峰から鷹ヶ峰 人間に疲れ花には疲れざる 月祀る春日曼陀...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.05.01 Sun 22:40

藤田柊車『句集 中州』(狩俳句会)より

    昭和62。 「狩」同人。第1句集。 初鏡座して鏡の奥も拭く いわし雲佐渡と越後をつなぐもの 筆の穂を正して経を写し初め 磨崖仏見上げ遍路の息正す 祖父の墓洗ふ一升瓶の水 国宝の鐘の撞木に蝸牛 髪の冷え己が髪とも思はれず 草いきれ牧場つづきの屠殺場 流燈会母に遅れて父流れ 漉紙を売るにも正座紙漉女 騎馬戦の戦はずして総くづれ 白息が触れ白楽の朱唇仏 夜の桜昼の桜と見て飽かず ごきぶりの知りつくしたる逃げつぷり 流氷の位置定まらず昼も夜も ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.04.29 Fri 23:09

田口紅子『句集 水橋』(本阿弥書店)より

    1991年。 「狩」同人。第1句集。 どの牛も眼の濡れてゐる涅槃西風 まつすぐに白れんに来る闇と思ふ 遠足の両膝卓にして昼餉 牛蛙鳴いて野の星山の星 盛大に鍋をよごしてキャンプ果つ 頭を過ぐる山靴の音明易し 地に置きて盆提灯の地を照らす 自転車に鍬をくくりて涼新た 人の死に順序のあらず花八手 囀りへ向けて郵便箱の口 恋ボートしばらく櫂の息あはず 蝉採りの去りたるあとの蝉しぐれ 火を放ち枯野の風のかたち見ゆ 石よりも風につまづき芝焼く火 真四...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.04.21 Thu 12:45

第369回坐忘会 令和4年卯月句会

JUGEMテーマ:俳句    開催日:令和4年4月10日(日)  場 所:本部道場 南寮  参加者:12名  投句者:3名    春がいっきに過ぎるかのかと思えるほどの気温となった日、最近では最多の参加者があって、賑やかな句会となりました。    最高得点者は”蕉山さん、義幸さん、竜穏さん”     今回の兼題は「陽炎」「桜貝」「辛夷」     ------各自の高得点句を紹介します。--------   ※薄味に馴れし味噌汁春や逝く  幽谷先生  掌におさま...

座禅修行だより | 2022.04.19 Tue 20:54

山口超心鬼『句集 誓子星』(角川書店)より

    平成8。 「鉾」主宰。第3句集。 明日は明日浮浪者今を日向ぼこ 葬を待つ河鹿の声に耳すまし 蜂を追ふ日頃使はぬ箒にて 墓に挿す供華に直ちに蜂が来る 眼に留めし福娘より笹を受く 花の灯が消えて一山真つ暗に ちちろ鳴く城塁のどの隙間にて 天高し磴千段を上りつめ 那智を去る瞼に滝の落ちつづけ 真白の睡蓮ひらく爆心地 ベビーカー待たせて置きて墓洗ふ 天高し穂高連峰丈競べ 凍筒に供華を捻じこむ三鬼の墓 とぐろ巻く庭のホースが雪を被て 春星のいづれ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.04.14 Thu 00:30

?崎武義『句集 榛』(本阿弥書店)より

    1994年。 「狩」同人。第3句集。 雨を呼び雨に呼ばれて枝蛙 籐寝椅子きしませわれをとりもどす 釜の底鳴らす越前蟹の爪 寄鍋の火を消してより座の乱れ 網棚に一物もなし初電車 老鶯の声を重ねて二尊院 いなづまやおくれてうごく馬の耳 天高うして流木の頭をもたぐ 木の葉髪ひとすぢ徹夜稿の上 木枯や驢馬は大きな耳を伏せ 春雷やみじろげば鳴る鍵の束 榾に火の着くまで髭の顔上げず 雪捨てて雪国の川溢れさす 下萌えに積まれて袋売りの土 指笛を吹く野火く...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.04.10 Sun 13:50

福永法弘『句集 福』(角川学芸出版)より

    2014年。 「天為」同人、「石堂庵」庵主。第3句集。 風葬の島の南風に吹かれけり 過日とは過てる日か古暦 朝市のまづは雪掻く竹箒 涅槃図の象に隠れて何かゐる 無惨やな醤油の沁みる白魚の目 夏空を漕ぐかに母のミシン踏 ゆく川の二つ交はりながら澄む 草餅や初耳なれど既知のふり アナキズムの黒もて鎧ふ油虫 縄跳びをいつまで母の帰るまで よどみなく言つて七草粥を吹く 笹鳴や女を知らぬ童子仏 植樹祭陛下に息を合はせ植う 緬羊の顔黒(がんぐろ)光る夏の...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.04.04 Mon 23:36

前田攝子『句集 坂』(朝日新聞社)より

    2001年。 「氷室」同人。第1句集。 星冱てて望遠鏡を離れぬ子 須弥壇へ底冷の階上りけり 囀の中の一羽に籠の鳥 すこやかな飛天の蹠夏兆す 夕焼けて試合に負けし子の帰る 合掌の仏に首(かうべ)なき炎暑 傷深き葉より風来る破芭蕉 盛砂の影尖りたる冬日向 初湯して自愛の心きざしけり 寒林やわが足音に振り向きぬ ゆく春や吾いつよりか雨女 たてがみに風あそばせて日の永き 教へ子が集金に来て年暮るる 風光る子はフラミンゴ色の爪 うらうらとけふ夢殿の扉...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.04.01 Fri 23:18

井上弘美『句集 あをぞら』(富士見書房)より

    平成14年。 「泉」同人、「聲」会員代表。第2句集。 病み抜いて母は蛍となりにけり 刃物売り秋風切つて見せにけり 校長のしばらく子供神輿押す 菊人形背筋に水を差されけり 即身仏かさりと雪の崩れけり 礼をして耳うつくしき卒業子 夏料理ましろき紙のかぶせある 波ひとつづつ踏み歩く盆休み 火祭りの炎粘つて来たりけり 踏青の影のいくつも生まれけり 秋の滝音から落ちて来たりけり サングラス波ゆつくりと崩れ出す 羽衣を忘れてきたる昼寝覚 濁流を一本と...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2022.03.31 Thu 23:45

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