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助手席のぬくし微睡む山羊のゐて 陸沈

      助手席のぬくし微睡む山羊のゐて   乗馬クラブに行く前のうしお。 助手席もいい感じに温まっている。 行く先はわかっているように思う。 馬に乗りながら、目の届く範囲に山羊をつないで草を食べさせる。 ふだん生草をあまり食べさせないので、楽しみにしているのが伝わってくる。     山羊に耳なめられ春の眠り覚め   こちらは昼寝をしていて山羊に起こされたところ。     ぬつくぬつくぬつくぬつくふきのとう &...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.25 Sat 11:03

佐保姫を連れて馬上の山路かな

    佐保姫を連れて馬上の山路かな   ひさしぶりの乗馬。 冬はさすがに行くことができず。 5月に淡路島で海岸に外乗するのを誘っていただき、勘を取り戻そうというのもあり。   佐保姫は春をつかさどる女神。 馬場で乗った後は、山道を歩くのが楽しみ。 佐保姫を乗せて陽気に歩く。 歩きながら鞍の上で撮るのはぶれるので難しい。   下の写真は自分がどういうふうに乗っているかを知るために撮ってもらった。       &nb...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.24 Fri 10:24

霞む日や柱掛鈴ひと振りす

    霞む日や柱掛鈴ひと振りす   本居宣長記念館で購入した柱掛鈴。 本居宣長の書斎の床の間に掛けられていたレプリカ。 宣長が考案し、長男の春庭が作成。 36の鈴は三十六歌仙からか。 宣長は鈴が好きで、宣長の屋敷は鈴屋(すずのや)と呼ばれている。 鈴の音を聴くことで、魂(たま)を振ったり鎮めたり、気分転換を図ったのだろう。     一人来し桃源郷や日永し   自分が行くところはすべて桃源郷。 歩く桃源郷と化して、誰もそこに来ること...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.23 Thu 10:23

春の虹けふもかかるや六地蔵

  今日は自註をほどこす必要もない写生句。   赤青黄続く自転車風光る   菜の花を挟み列車の上下線   春の虹けふもかかるや六地蔵   これは聞いた話。 六地蔵は京都市の地名だが、地形のせいか虹がよく見えるんだそう。 六地蔵の地名と響き合う。     JUGEMテーマ:俳句  

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.22 Wed 10:19

木の芽風夏井さんから「才能アリ」 陸沈

  昨日は伊勢の神宮会館にて、夏井いつき俳句ライブに参加。   伊勢参りやめて宣長記念館   その前に伊勢神宮に寄ろうと思っていましたが、松阪インターの標識を見て本居宣長記念館があることを思い出す。 一度行ってみたかったので、即座にインターを降りて記念館へ。       子どもにも親しんでもらおうとこんなものまで。       宣長が12歳から晩年まで60年間住んでいた家。 宣長は鈴が好きで鈴を掛けていたので、鈴...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.21 Tue 11:18

麗らかやバリバリ海老の尻尾まで

  麗らかやバリバリ海老の尻尾まで   エビフライでも天ぷらでも海老は尻尾まで食べる。 一物全体で丸々食べるのが基本的にはいいだろう。 あの歯ごたえと戦っている感じが好き。 春風のなかの壺湯の父子かな   北窓を半開にして引きこもり   「北窓を開く」は春の季語。 引きこもりは出たいけれども出られない、出たくない。 半開にして世界を拒否しきれず、受け入れきれずといったところか。     JUGEMテーマ:俳句  

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.20 Mon 22:08

年表にただの一行春の闇 陸沈

    年表にただの一行春の闇   先日の俳句大会での入賞賞品である図書カード500円分を使おうと、ひさしぶりの新刊書店へ。 本屋をぐるっと一回りすると一万円以上買ってしまった。 さらに、その買いっぷりを見てか店長さんが主婦の友社から出ている『世界史MAPS』を勧めてくる。 主婦の友社が力を入れているらしい。 そのおもしろさをひたすらに訴えてくる。 歴史の本は一冊も買わなかったんだが買ってくれそうに見えたのか。 書店で本を勧められるという体験ははじめてなの...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.19 Sun 09:11

根を上がりアミダくじしてこの梅花

    梅林に行ったにもかかわらず、梅の句ができず。 それもどうかと思ったので、なんとか句作。     白紙なる予定に梅見書き入れず   予定があると人間をやっていることを思い出すが、基本はないのが楽。 梅見はなすべきことではないので予定にあらず。     梅一輪馬一頭の白さかな   梅も、また馬も同じ白。     根を上がりアミダくじしてこの梅花   ちょっとアミダくじをしたらおもしろいんではないかと思い...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.18 Sat 10:22

春空へ竹まつすぐに弧を描く

    春空へ竹まつすぐに弧を描く 甍より社の椿降(くだ)りけり 百千鳥降り来る一羽二羽百羽     城陽は青谷の梅林へ。 梅を見に入ったものの梅の句は浮かばず。 「梅まつり」と称しているものの出店は3時で閉め、老夫婦がちらほらいるばかり。   竹の立派さに感心する。 天満宮に立ち寄ったり、誰もいない展望台に上ったりと満喫した。 しかし、道に迷い、どこに車を置いてきたかがわからなくなってしまう。 うろうろ30分以上さ迷い、近くになにかカタカ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.03.17 Fri 10:10

風光る

JUGEMテーマ:俳句   組長がブログを通じて呼びかけのあったウエンズデー正人さん(家藤正人さん)が選者として出演する あいテレビ「よるマチ!」俳句コーナー。 番組を見ることができないのが残念!   兼題「雪」 〇メール送信初雪の消えぬ間に(優秀)   兼題「風光る」 〇鬣のまろき狛犬風光る(佳作)   *どうもありがとうございました!  

まどん日々是好日 | 2017.03.16 Thu 22:15

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