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JUGEMテーマ:戯言 JV先生の誕生日に、私はフリンジサイエンスのことばかり考えている。 「沢山の位相があればそれだけ長い語りを放つことが出来るのですよ」 メンターは穏やかな表情でそう言う。だから、様々な位相について考えている。私が蒐集できる位相は全部フリンジサイエンスに関するものばかりだから、自然とフリンジサイエンスのことばかり考えることになる。他の位相を拾い上げることも可能だけれど、拾い上げたところで持て余してしまうのが目に見えている。純粋なサイエンスを綺麗だと思えない...
pale asymmetry | 2026.02.08 Sun 19:31
JUGEMテーマ:戯言 漂っていたのは箱だった。立方体の箱だった。材質はよく解らない。木製のようにも見えるし、金属製のようにもプラスチック製のようにも見える。オリハルコン製ではないだろう。そのような神々しさは放っていなかったから。箱の色彩は灰色に近い白色だった。そして巨大だった。一辺が二メートル以上あると思われるサイズだった。かなり離れたビーチからその箱を発見したのだけれど、それでもその巨大さを実感することが出来た。ビーチからの距離は目測で約二百メートルくらいだろうか。リーフの中...
pale asymmetry | 2026.02.05 Thu 20:32
JUGEMテーマ:戯言 真っ直ぐに見つめているはずなのに、見えない事象がある。きっと私は対象を的確に見つめていないのだ。その対象には色彩がなく、形がなく、質量がない。だから私は対象を見つめているつもりで、その向こう側の無関係な情報を捕らえているのだろう。もっと間近の透明に焦点を合わせなければいけない。色々な輝きに気をとられていては、触れたいと思っている煌めきに触れることは出来ない。かと言って、がむしゃらに透明を掻き回しても、どこにも焦点は合わない。まずは息を止めて、大きく吸い込ん...
pale asymmetry | 2026.02.04 Wed 18:11
JUGEMテーマ:戯言 その人はパーキングの片隅に佇んでいた。車両の駐車区画の一台分を占拠するように佇んでいた。風は北から強く吹いていて、その人は風上に顔を向けていた。長身で恰幅の良い男性。かなり高齢の男性で、髪の色は白かった。陽光は風に負けないくらい強く、その白髪は煌めいていた。最初私には、その人が何かに挑んでいるかのように見えた。次には誰かを待っているかのようにも思えた。それとも何か思うところがあってその場所に立っているのか、あるいは何か突拍子もない理由があってそこに佇むこと...
pale asymmetry | 2026.02.03 Tue 18:24
JUGEMテーマ:戯言 冷たい雨は朝から降り始めた。一日を通して降り続けた。そんな約束は交わされていなかった。午後からは陽光が支配するはずだったのに、何者かがそれを良しとしなかったのかもしれない。冷たい雨は午後になって強まった。午後に晴れることを信じて、少年は傘を持たずに家を出た。早朝の弱い雨に降られることを承知の上で、傘を手にしなかったのだった。復路において、陽光の下で傘を持って歩くことになるのが嫌だったのだ。恥ずかしかったのだ。自分が愚者であると見られるのではないかと、勘ぐっ...
pale asymmetry | 2026.02.01 Sun 18:13
JUGEMテーマ:戯言 子供らが踊る。とても稚拙な踊りを。哀しくなるほどに不細工な踊りを。けれどそれは仕方のないこと。子供らはどのような舞踏を求められているのかを知らない。その舞踏の完成形を知らない。だから、自分たちが不完全な舞踏を舞っていることを自覚してはいるけれど、自分たちはそれでもかなり完成形に近づいていると考えている。けれど実際のところ、どんなに贔屓目に見たとしても、完成形にはほど遠い状態だった。でも誰も子供らに完成形を教えない。その道筋さえ教えない。自身が歩んだ道筋を曖...
pale asymmetry | 2026.01.31 Sat 19:28
JUGEMテーマ:戯言 いくつかの雑事を済ませて、微睡んでみる。薄い眠気は確かにあるのだけれど、それは極薄い膜状で、それが私の全体を包み込むことは出来ない。だから私は微睡むわけにはいかない。テレヴィジョンのモニタにも居場所はない。だから取り敢えず漂ってみる。私が書いた図面のその詳細をもう一度分析して、その効力を確認してみる。でもその機能が重要なのではない。その図面の作成手順こそが重要なのだ。私はそれを公表しなければいけない。ただし公表しすぎてもいけない。それは制約があるからだ。私...
pale asymmetry | 2026.01.29 Thu 15:42
JUGEMテーマ:戯言 少年たちは舞い踊る。どんよりと曇った冬空を見上げながら。北からの風は強く、私の頬を傷つけようとするけれど、少年たちはそん風にもお構いなしに舞う。見えない翼を広げようと躍動し、あるはずのない翼に風を孕ませようとする。彼らは楽しそうだ。身体はひどく疲れているみたいだけれど、際限なく高揚する気持ちをそのままに踊る。たぶん疲れ果て、指一本動かせなくなるまで踊り続けるのではないだろうか。そんなにまでして、彼らは鳥になりたいのだ。あるいは、自分たちが鳥であると信じてい...
pale asymmetry | 2026.01.28 Wed 17:59
JUGEMテーマ:戯言 広がる陰は、それが広範囲であればあるほど色は薄くなるようで、だからついその陰を纏ってしまいたくなる。でのきっとその底は途轍もなく深いのだろう。だから迂闊に手を伸ばせば、指先が触れた次の瞬間に、引きずり込まれ沈んでしまうだろう。呼吸を失い、苦しさのなかで恍惚に飲まれてしまうかもしれない。けれどそんな状態では、何も正確に論述することは出来ないだろう。そう、求められているのは論述なのだ。決して私の欲求ではない。その詳細を吐露したところで、それは全く論理性を欠いて...
pale asymmetry | 2026.01.27 Tue 18:03
JUGEMテーマ:戯言 再びのノイズ。こちらからはどうすることも出来ない。ただこのノイズが去るのを待つしかない。これは本来のコードではない。でも退屈に打ちのめされないためには、このコードでも役に立つはず。例えば窓外を眺めていたとしても、退屈は収まってくれない。それならば指先を躍らせていた方が、私の退屈を切り刻むことが出来るだろう。そういうわけで、私はトランクを開く。 中身はまだ空っぽだ。けれどそこに詰め込むものはすでに準備されている。まだ全て揃っているわけではないけれど、ある...
pale asymmetry | 2026.01.26 Mon 18:16
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