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JUGEMテーマ:戯言 濁りを拭うことができないのだから、そのまま受け入れるしかないのだ。よく解っているけれど、それでも滅入ってしまう。微細な文字群に溺れそうになる。いや、溺れなければいけないのに溺れきれない自分を嘆く。大きな波を絡め取って捌ききれなくなっていることは理解しているけれど、その波をどのように分解すれば良いのかがよく解らないのだ。やっぱりすべてをそのまま受け入れなければいけないのだろうか。そのほうがしっかりと溺れてしまえるのかもしれない。でも正直なところ、溺れることに...
pale asymmetry | 2025.09.30 Tue 17:55
JUGEMテーマ:戯言 長く眠ったのに、目覚めてもなお眠い。疲れが溜まっていたのだろうか。それとも眠りすぎたせいで、眠りから上手く浮上できなくなってしまったのだろうか。あるいは、私の躰が眠りの意味を探求しすぎて、引きずり込まれてしまったのかもしれない。そのまま這い上がれないのならば、それはそれで仕方がない。このどう仕様もない眠気を抱えて過ごす午前が心地良かったから、そんな風にも思えてしまう。そんな眠気を纏いながら、映画を二本続けて観る。ブータンの映画とハンガリーの映画。両方とも不...
pale asymmetry | 2025.09.28 Sun 17:56
JUGEMテーマ:戯言 走り去る少年たちの背中を見送る。同じリズム同じペースで彼らは駆けて行く。水面はまだゆるいうねりを纏っている。少年たちはそれに気づいていない。走りながら彼らは何を思っているのだろう。立ち止まる私は色々なことを考えてしまう。それは未来だったり過去だったり、それらが混ざり合ったものだったり。唐突に雨滴を感じる。風に運ばれてきた雨滴。風景の端の方に虹が見える。雨滴の勢いが少し強まり、虹が風景の中央に躍り出る。綺麗な半円が風景を装飾し、私は濡れる。心地良いような、居...
pale asymmetry | 2025.09.27 Sat 17:51
JUGEMテーマ:戯言 至らない人が小さく叫ぶ。極々小さく叫ぶ。囁き声のような叫び。でもその声には嘲りが色濃く織り込まれていたから、叫びに違いないのだ。糾弾されても知らぬ顔で、至らない人は叫び続けている。そうしていれば大抵のことはやり過ごせると思っているのだ。実際にそうやって今まで多くの事態をやり過ごしてきたのだろう。そのせいで何も身につかず、今もまだ至らないままなのだろう。そしてこの先も至らないままなのだ。だって、本人は至らない事に対して何とも思ってはいないのだから。それどころ...
pale asymmetry | 2025.09.24 Wed 18:12
JUGEMテーマ:戯言 失ってしまった事象があるような気がしても、そう思ったときにはすでにその事象は失われているのだから、失われた事象が何だったのかは解らないし、失われた事象が本当にあったのかすら解らない。私の腕は二本で、私の指は十本で、だから自ずと抱えられる容量には限界があるのだ。たくさんの事象を抱えようとすれば、知らぬ間に零れ落ちる事象だってあるだろう。その瞬間を見逃さなければ、それが何だったのかが解るかもしれないけれど、そんなことにばかり気を配っているわけにはいかない。だっ...
pale asymmetry | 2025.09.22 Mon 18:15
JUGEMテーマ:戯言 船団は、黄昏の水平線に向かってゆっくりと出港した。ある船は大量の酒を積み込み、またある船は大量の宝石を積み込んだりして。この航海の計画は秘されていたから、それぞれの船がそれを推測しなければならない。だからある船は何も積み込まず、またある船は多くの書物を積み込んでいた。何が役に立つのかは解らないから、ある船はたくさんのネズミを積み込み、ある船はたくさんの猫を積み込んだりしていた。何を推測し何を積み込むかは自由だったから、その選択肢は多すぎて、それ故に迷い惑う...
pale asymmetry | 2025.09.20 Sat 20:32
JUGEMテーマ:戯言 そこに何かが存在しているわけではないのに、そこに何かが存在しているような圧力を感じるのは、何かが存在する可能性が渦を巻いているからかもしれない。それは独楽のように、渦を巻くことで安定し、より高速の渦を巻くことを繰り返す。それが際限なく繰り返されれば、取り巻く風景の細部が破綻して、そのせいで生じたささくれが独楽を痛めつけるのに、それでも独楽は回転をやめられない。どこまでも回り続けることで洗練されていくのだと信じているのかもしれない。独楽がではない、私がそれを...
pale asymmetry | 2025.09.19 Fri 20:12
JUGEMテーマ:戯言 横たわる朽木は、もう一欠片の生も感じ取ることの出来ないほどどす黒い色彩に染まっていた。今にも腐敗臭が漂ってきそうだったけれど、もちろんそういうことはなかった。そういう臭いは、きっと裏返って別の世界に流れ込んでいるのかもしれない。陽光はまだ東の低い位置にあり、空気はひんやりとしている。その冷ややかさが、腐敗臭を裏返らせているのかもしれないと思った。近づいてみる。痩せ細った幹は、黒焦げの骨のように見えた。死してなお重要なコードを伝達し続ける脊髄を思わせる。しか...
pale asymmetry | 2025.09.18 Thu 18:24
JUGEMテーマ:戯言 温くなったペットボトルの水で、噛み砕いた錠剤を飲み込む。それは指示に反する振る舞いだけれど、私のことを一番知っているのは私だから、タイミングは私が決めるしかない。風がゆるい日が続いている。午後に通り雨が降るときも、真っ直ぐに雨滴が落ちてくる。疲れた私を潤してくれるのは、それが本当に真っ直ぐに落下してくるからだ。真っ直ぐに落下するそれは、どこからも飛来していない。ただ私が信じる中天から落ちてくる感じがして、だからそれは純粋な潤いのような気がして、癒やされる感...
pale asymmetry | 2025.09.16 Tue 18:18
JUGEMテーマ:戯言 沈黙の部屋では、会話が交わされている。囁き声で、ここではない何処かの様子が語られている。沈黙の部屋では誰も沈黙していなかった。それが当たり前のことのように、この世界から乖離した風景について話し合われていた。誰もが平坦なイントネーションで話し、語気を強めることも声を荒げることも一切ない。もちろん熱を込めて語る者もいなかった。そう言う意味で、そこは沈黙の部屋なのだろうと私は理解した。つまりそこで交わされていた会話は、あるいは囁かれていた言語は、全く必要のない会...
pale asymmetry | 2025.09.15 Mon 17:51
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