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戯言

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戯言
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natural calm

JUGEMテーマ:戯言    冷たい水。鋭い日差し。季節は複雑な様相で、私は戸惑うように仕向けられている。でもそう仕向けているのは私自身で、だからそれは自作自演の自慰行為だ。当然それは心地良く、平坦な時間は私を傷つけたりしない。癒してくれることもないけれど、それを求めてはいないから、私はその時間を全部受け入れて噛み砕く。それから空に向けてそれを噴き出し、頭から浴びてみたり。微かな誰かの声に耳を澄ませて、それが嬌声であることに気づいてがっかりしたり。この時間に私以外の何者もいらないのに、...

pale asymmetry | 2024.03.25 Mon 21:52

白猫の影は黒猫

JUGEMテーマ:戯言    南風に誘われて、外でランチ。といってもビルディングの狭間。一身に北を目指す風が、私の髪を弄びながら途切れなく通り過ぎていく。風は、風たちだろうか。それとも風は、風なのだろうか。伸ばした私の腕を撫でていくそれは、個体なのだろうか。それとも群体なのだろうか。あるいはどちらでもあるのかもしれない。よく考えてみれば私だってそうだ。ミトコンドリアは私かどうか怪しい。それでも私は私の意志で空に向かって腕を伸ばしている。雲のない空にはセスナ機が、急いでいるのがのんびりな...

pale asymmetry | 2024.03.24 Sun 18:02

Flower mask and beautiful water

JUGEMテーマ:戯言    見知った誰かの顔が、本当は仮面であったことに気づく。美しい花の仮面。きっと美しい水をふんだんに与えて育てたのだろう。だから私はその誰かの素顔を知らない。その誰かが本当は何者なのかもしれない。目を凝らせば、周囲の皆がそんな仮面を装着している。世界には美しい水が溢れるほどあるのかもしれない。仮面の花はどれも綺麗に咲き誇っている。どこかで乾きに苦しんでいる人たちには、その水は届かないのだろう。ここで、ただ仮面を維持するためだけに消費されるのだ。これは浪費だろうか...

pale asymmetry | 2024.03.22 Fri 18:47

ロボットと踊り場はかけ離れているだろうか?

JUGEMテーマ:戯言    ロボットは金属のボディで、それはところどころ錆びている。いや、正直に言うとあちらこちらが錆びている。裂け目や穴が見受けられる部分もある。だからロボットは動くたびに奇妙な悲鳴を上げる。泣いているようにも聞こえるし、鳴いているようにも聞こえる。笑っているようにも聞こえるし、起こっているようにも聞こえる。ロボットは上手く痛みを感じられないので、悲鳴はそのどれでもないけれど、悲鳴であることは確かだ。なぜならロボットは虚ろな涙を流していたから。それが自分には不必要...

pale asymmetry | 2024.03.21 Thu 18:46

spin my breath

JUGEMテーマ:戯言    私は呼吸をしている。あなたも呼吸をしている。私は本当に呼吸をしている? あなたは本当に呼吸をしている? 彼女は呼吸をしている。彼も呼吸をしている。彼女は確かに呼吸をしている。彼は呼吸をしている自分を信じている。私は丁寧に呼吸を紡いでいる。あなたはその私の呼吸に自身のそれを絡めようとしている。彼女は遠い場所に居る恋人の呼吸を想像して、それをなぞるように呼吸している。彼は、周囲の何もかもを乱すために呼吸している。わざとそうしている。そうすることが自分の役割だと...

pale asymmetry | 2024.03.19 Tue 18:32

The world without enlightenment

JUGEMテーマ:戯言    僕たちは、どこで間違ってしまったのだろう。そんなことをふと思いながら、僕は息を切らせる。手脚の先が痺れているような感覚。末端まで上手く血流が行き届いていないのかもしれない。あるいは酸素が足りないのだ。それも全く足りていないのだろう。藻掻いてはいけないと考えながら、藻掻かずにはいられない。その結果さらに藻掻くことになり、際限なく呼吸は乱れ、循環はこの世のものではない何者かに奪われてしまうのだろう。それでも恐怖を感じないのは、もはやこの間違いを修正することが不...

pale asymmetry | 2024.03.17 Sun 18:32

silent slant

JUGEMテーマ:戯言    悪夢で目が覚める。でも目覚めた瞬間に夢の内容を忘れている。悪夢であったことは確かなのに、それが私をどんな風に蹂躙したのかは思い出せない。だから目覚めた後も、私はその悪夢に対する怯えを拭えない。為す術なくキッチンへ向かう。一切の照明をつけず、目も閉じたままキッチンへと進む。そうすれば、私は世界の繋がりを絶ったままでいられるから、悪夢を無効化できると思ったのだ。自閉したままキッチンの冷蔵庫に辿り着き、炭酸水をボトルから直接飲む。そしてむせて吐き出す。それでも目...

pale asymmetry | 2024.03.16 Sat 17:42

try on sending

JUGEMテーマ:戯言    一日中曇り空の予想は幸福的に裏切られ、太陽が燦燦と私を射抜く。もしこれによって私が死んでしまうのだとしたら、それは心地良い死だろう。でも心地良い死なんてこの世界には存在しないから、私は死にはしない。風は北から吹いているのに、冷たくはなくむしろ生温い。これもこの陽光のせいなのだろうか。あるいは私には思いも及ばない高次元の者たちがそう仕向けているのかもしれない。いつかそういう存在と対話できれば良いのに。そうすればもう少しましな人間になれるかもしれない。そうなっ...

pale asymmetry | 2024.03.15 Fri 18:34

face of darkness

JUGEMテーマ:戯言    男は仮面を付けていた。色とりどりの宝石で飾られた仮面を。けれど、その宝石のどれ一つとして輝いてはいなかった。輝きは遠い昔に奪われてしまったのだろうと、私には思えた。何者に奪われたのかまでは想像できなかったけれど、もう取り戻すことは出来ないのだろうと思えた。それでも男は満足しているようだった。輝いていなかったとしても、男にとってその仮面の宝石には意味があるのだろう。宝石であることに価値があると、男は信じているのだ。全く輝いていないのに。周囲の誰も、その男の仮...

pale asymmetry | 2024.03.13 Wed 18:33

unraveling frog

JUGEMテーマ:戯言    ポケットから取り出したコインが手からこぼれ落ちた。それは地面にぶつかる直前にカエルに変化して、跳ね飛んでいく。それを追いかけようと踏み出した足が何かを脆く踏み潰す。足を上げてみるとそこには潰れたカタツムリがいて、鋭すぎる陽光がそのカタツムリを煌めかせる。何を成すべきかを見失ってしまった私はただ立ち尽くし、当然カエルは行ってしまう。カタツムリは煌めきに貪り食われ、私にそれが潰れる瞬間の感触だけが残された。強い北風が私から何もかもを掠っていこうとしているのに、...

pale asymmetry | 2024.03.12 Tue 17:36

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