[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]

JUGEMテーマ:戯言 燃え上がる炎の夢を見る。遠い昔に出会った炎かもしれないと思う。あるいは記憶というものは都合良く改竄されるものだから、それは私がこれまでに出会った全ての炎の混成物かもしれない。何処にもないけれど、遍在するような、そういう類いの炎であるかもしれない。いずれにしても、誰かが私に耳打ちするのだ。「飛び込め」と。もちろん私は飛び込んだりしない。炎に飛び込めば不可逆の事態になってしまうことくらいは私にも明白だったから。私に「飛び込め」と言った誰かも、それを承知の上で言...
pale asymmetry | 2026.01.15 Thu 18:25
JUGEMテーマ:戯言 遠くに見えた扉が目指していたそれなのかはよく解らない。遊戯に浸りすぎて、見失ってしまっているのかもしれない。でもその見失うという状態も遊戯に含まれているから、見失ってしまっているのならば、私は適切に遊戯に溶け込んでいるということなのかもしれない。あるいは遊戯の方が、適切に私を取り込んでいるということか。どちらであったとしても、見え始めた扉に向かって加速して良いのかどうかは解らない。もっとも、解らなかったとしても、私は解らないままに加速してしまうのだ。私の内...
pale asymmetry | 2026.01.13 Tue 11:34
JUGEMテーマ:戯言 静かな朝が忍び足で始まる。私は朝が好きなのだなとふと思う。けれど躰の方は明らかに夜型なので、そこに大きな解離があることは否めない。私と私の躰の距離感に上手に馴染めていないのだけれど、長く生きているくせにいつまで経っても慣れそうにないし、きっとこの先もその距離感を理解出来ることはないのだろうと思えたりするのです。夜が嫌いというわけでもないし、どちらかと言えば夜に対する憧れが強い方だと思う。夜は知性の色濃い状態だし、朝や昼より濃密な空気が満ちるときだと思う。で...
pale asymmetry | 2026.01.11 Sun 11:25
JUGEMテーマ:戯言 東の裾はもうあけぼらけの色彩を纏っている。西の裾にはまだ夜の余韻が漂っている。私はたぶん境界上にいて、どちらの領域にも繋がっているし、どちらの領域からの入力も受け入れることが出来る。今が特別な時間なのかと言えば、決してそうではない。私はありふれた早朝の、ありふれた風景の内側にいて、何者でもない歩みを続けている。かと言って何者かになることを目指しているわけではない。何者かになりたいと欲してもいない。そうであるのに、何者でもないことに得体の知れない揺らぎを感じ...
pale asymmetry | 2026.01.10 Sat 18:19
JUGEMテーマ:戯言 誰かが歌を歌っている。見知らぬ誰かが、古の歌を歌っている。たぶん見知らぬ国に伝わる民俗音楽。その歌は世界を語っている。世界が孤独だから、私たちも孤独なのだと語っている。世界も私たちも孤独だから、世界と私たちは並んで進んでいくのだと歌っている。世界は本当に孤独なのだろうか。そもそもこの場合の世界とは何か。それは私が触れることが出来る世界だろうか。それとも私とは関わりの無い、私の世界とは似ても似つかない世界なのだろうか。歌は延々と続いていたけれど、途中から私の...
pale asymmetry | 2026.01.08 Thu 19:53
JUGEMテーマ:戯言 金色のリングピアスを拾う。砂に半ば埋もれていたけれど、傷や汚れや腐食は見当たらなかった。この場所に落ちてからそう時間が経っていないということなのだろう。そしてこの場所を先に通過した人物がいるということだ。もう世界には誰も足を踏み入れた事のない場所などないのではないだろうか、などと考えながらそのピアスをポケットに仕舞う。これを落とした人物は今これを探しているだろうか。これを落としてしまったが故に傷ついたりしているだろうか。それを癒やすことは私には出来ないだろ...
pale asymmetry | 2026.01.06 Tue 16:08
JUGEMテーマ:戯言 あの人が少なからず苛立ちを発しているのは、彼があの人に見せなければいけないスキルを見せれていないからだ。しかしだからといって、そのスキルを彼が有していないということは出来ないだろう。彼はそのスキルを有しているけれど、それを発揮することが出来ないだけかもしれない。だがあの人は言うだろう。「発揮することが出来ないのでは、有していないのと同じでは」と。確かにそうかもしれない。発揮できないそのスキルには意味がないのではないかというあの人の気持ちも良く解る。ただあの...
pale asymmetry | 2026.01.05 Mon 18:31
JUGEMテーマ:戯言 雨が止んだので、ビーチまで出かけてみる。雲はまだ厚く、陰鬱な空気は拭えていないけれど。強い風は北から吹き抜けて、私を掠っていこうとするけれど、身を任すことはしない。そうしても良いような気も少しだけしたけれど、そうしない。そんなことをしても、私が向かいたい場所に運んでくれはしないから。もっとも、向かいたい場所が何処なのかはっきりと解っているわけではないし、たった今それを見定めたとしても、明日には全く違っているかもしれない。私の気持ちなんてそんなもので、年末年...
pale asymmetry | 2026.01.02 Fri 18:21
JUGEMテーマ:戯言 そこに何かがあるわけではない。扉があるわけでもないし、境界線があるわけでもない。もちろん壁や窓があるわけではなく、光や闇のベールがあるわけでもない。そこで視界が途切れることもなく、それ以外の感覚も、感覚を超えた認識も全て何の影響も受けず、流れには寸分の変化もない。それでもそれを通過するのだという気分が生まれるのは、私の血流に絡まっている古の人の情感だろうか。あるいは、生まれたあとに風景のあちらこちらから私に入力されたデータ、そう呼ぶにはあまりにも生々しい影...
pale asymmetry | 2025.12.31 Wed 13:17
JUGEMテーマ:戯言 疲れた少女は私に言う。 「明日飛行機に乗るのです」 それは明日世界が終わるのだと私に打ち明けるような口調だった。もちろん明日世界が終わるわけではないから、少女は当然飛行機に乗ることになる。 「だから取り敢えず全てを終わらせました」 少女はそういって肩を落とす。どこか喘ぐような声。実際に、呼吸が乱れているように見える。たぶん全てを終わらせるために疲れてしまったのだろう。明日機上の人になるころには、その疲れは幾分か和らいでいるのだろうか。あるいはそ...
pale asymmetry | 2025.12.27 Sat 17:55
全1000件中 21 - 30 件表示 (3/100 ページ)