[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,264件の4ページ目 | JUGEMブログ

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戯言

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戯言
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Late man\'s electric door

JUGEMテーマ:戯言    扉の前でその人は語り続けている。それはたぶん呪文だ。あるいは呪文として作用させようと意図している言葉の羅列だ。もちろんそれは扉を開くため。つまりその扉は固く閉ざされている。あるいは冷たく閉ざされている。あるいは鋭く閉ざされている。あるいは濃密に閉ざされている。そして呪文は弾かれている。その人はいずれ呪文が扉を押し開くだろうと信じている。けれどそれは浅はかな考えだと私には思えた。本物の呪文ならばそれは可能かもしれないけれど、その人は正式な呪文を操れてはいない...

pale asymmetry | 2025.02.10 Mon 18:40

Formless Emergence

JUGEMテーマ:戯言    思い立って市場に出かける。雨交じりの天気のせいか、日曜日にしては人が少ない印象。ベンチに腰掛け、行き交う人たちの足運びを見つめる。そこには何かの法則が存在しているように思えたりもするけれど、もちろんその先は解らない。あったとしても、きっと私とは関わりのない法則だろうと思える。関わりがないから知る必要もないとは思わないけれど、知ったところでその法則を操ることは私には出来ない。その人たちの歩行が描き出す紋様を、私の足は描くことが出来ない。でも私の歩行は私の好む...

pale asymmetry | 2025.02.09 Sun 21:18

Ambiguous desire

JUGEMテーマ:戯言    曖昧な眠りを受け入れたいのか振り払いたいのか、私自身にも解らなかった。深く沈むように思考すれば解ったのかもしれないけれどそれが出来なかった。遠い場所に目を向けすぎたのかもしれない。だから足下に目を向けることが出来なかったのかも。あるいは曖昧な事象に明確な輪郭を見いだすことが怖かったのかも。そういう恐さを少し気持ち悪く感じてしまったのかもしれない。温かいスープを飲みたかったのに、それも出来なかった。冷たいゼリーを食べてしまったから。それで満腹になってしまって...

pale asymmetry | 2025.02.07 Fri 18:06

talkative silence

JUGEMテーマ:戯言    沈黙する人たちの列に加わる。その行列に欠員が出たので、それを埋めるために。沈黙する人たちといっても、言葉を発しないわけではない。むしろ盛んに会話して、口うるさい行列だと言っても過言でない。けれどその言葉は全て形式に則った意味のないコードで、頷いても首を振っても、肯定しても否定しても、成り立つ会話だ。真っ向から反対しても、誰も不快にならない会話だから、ある意味それを洗練された会話だと言うことが出来るかもしれない。けれど私には誰も会話をしているようには思えなか...

pale asymmetry | 2025.02.05 Wed 21:09

にしとはて

JUGEMテーマ:戯言   「ご機嫌はいかが?」  西から来た旅人が、私を見下ろして訊く。彼なのか彼女なのかよく解らない相貌。服装もどちらとも取れる感じ。あるいは西の大きな者たちは、両性具有なのかもしれない。そんな話は聞いたことがないけれど、あり得ることだと思える。西には果てがあるのだから。東には源があり、西には果てがある。幼い頃からそう教えられてきた。ここではない何処かなど何処にもないけれど、源は必ずあり、果ても必ずあるのだと。けれど双方ともにここではない何処かに属する事象だから、...

pale asymmetry | 2025.02.04 Tue 19:09

したとうえ

JUGEMテーマ:戯言    下から見上げれば、明るい青空に見える。でも上から見下ろせば、濁った水たまりに見える。下から見上げれば、さんざめく星空に見える。でも上から見下ろせば荒んだゴミ捨て場に見える。下から見上げれば、生命は奔放に翻っているように見える。でも上から見下ろせば、屍が腐敗しているように見える。下から耳を澄ませば、綺麗な旋律が聞こえる。でも上から耳を傾ければ、ささくれだったノイズが蝸牛を掻きむしる。下から漂泊していれば、寒さに震えながらも冷静でいられる。上から転がっていれば...

pale asymmetry | 2025.02.03 Mon 19:08

Strange Distance

JUGEMテーマ:戯言    長々と考えても仕方がないので、階段を一段飛ばしで駆け上がり、わざと息を切らせてみたり。久しぶりにやって来た立体駐車場の最上階は、何かが変化しているように思える。以前は確かにあったものが失われているように思えてならない。それは致命的な喪失で、だから私は海を見下ろすことが出来ない。冬にしては珍しく、南東からの温い風を受け流しながら、どんよりと哲学する空を見つめるしかなかった。この場所は、もう私が見知っていた場所ではなくなっているのかもしれない。私は急いで私の見...

pale asymmetry | 2025.02.01 Sat 18:42

striped gap

JUGEMテーマ:戯言   「やあ、どうも」  街角ですれ違った紳士が足を止めて私に一礼する。被っていた山高帽を脱いで胸に掲げ、深々と。さてこの人は知り合いだっただろうかと考えてよくよく観察してみたけれど、その風貌に見覚えはなかった。 「わたしは今隙間にいまして」  顔を上げた紳士は人懐っこく微笑んでいる。声もやわらかく、甘い香りが漂ってきそうな口調だった。 「実はわたしはシマなのです」  紳士がスーツの内ポケットから紙片を取り出した。名刺だ。そこには一文字『縞』と書かれてい...

pale asymmetry | 2025.01.31 Fri 18:51

Long shadows, undrawn core

JUGEMテーマ:戯言    長い長い舞台では、長い長い影絵が演じられている。それはとても長大な物語で、その始まりと終わり、あるいは起承転結が同時に舞台上に投影されているため、全体としてどのような物語が描かれているのかはさっぱり解らなかった。派手派手しい動きの影絵たちは、どれを見ても迫力に満ちた演劇で、魅力的なシーンが展開されていることは確かだったけれど、物語が何を語っているのかは全く掴めない。しかもその演劇は長く長く続き、私は徐々に退屈を抱えだしていた。観客たちも概ね同じ気持ちのよう...

pale asymmetry | 2025.01.29 Wed 20:56

Turn inside out and turn inside out again

JUGEMテーマ:戯言    裏返ることをなんとか抑えようとしてみたけれど、それは全然上手くいかなくて、結局私は裏返ってしまう。裏返ることがいけない事なのか、それともありふれたことなのかがよく解らないから、それを抑えることもうまく出来ないのだろうと思う。それにどう仕様もない空腹を抱えてしまっていて、詰め込むように色々な事象を食しても、その空腹感が一向に消えないのだ。だから私は際限なく肥え太っているはずなのに、裏返ってしまうから全てが外に放たれて、何のために詰め込んだのか解らなくなってし...

pale asymmetry | 2025.01.28 Tue 18:40

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