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JUGEMテーマ:戯言 たぶん怒っているわけではない。苛ついているわけでもないだろう。憤っているわけでも、呆れているわけでもない。疲れているのかもしれない。それは終わりが見えないことによって生じる疲れかもしれない。躰はスムーズに動くし、気持ちも途切れていない。それでもその歩みは鈍く、その眼差しは斜め下に向けられている。いつからか、そんな風になってしまった彼女は、そんな自分を嫌っているだろうか。いやたぶん今なおそんな自身を愛でているに違いない。けれどそのことに少なからず罪悪感を感じ...
pale asymmetry | 2024.12.04 Wed 20:36
JUGEMテーマ:戯言 痛みを伴わない時間の内にいて、そういう時間を纏うのは久しぶりだなと気づく。もちろん日々痛めつけられたり争いあったりしているわけではないけれど、それがなくても、慈愛に満ちているはずの風景のなかでも、傷ついてしまうことはあるでしょう? 誰かが悪いわけでも、私が悪いわけでも、神様が悪いわけでもないけれど、それでも世界はささくれ立っているものだったりするでしょう? そういう事象が永遠に積み重なって、それを乗り越えることを繰り返して、私たちは頑丈になったりするのだろ...
pale asymmetry | 2024.12.02 Mon 21:08
JUGEMテーマ:戯言 ソースに疎い人たちは、その暗号を読み解くことが出来ない。見つけるべき変数を、見定めることが出来ないのだ。いや、そもそも変数の存在自体を予測できないのかもしれない。あるいは、変数という概念そのものを持ち合わせていない可能性も否定できない。そういう意味では、ソースに疎い人たちは幸せだろう。過剰に不足するリソースに絶望することもないのだから。私たちは膝をつき、祈りに似た呪文を唱え、その絶望を無効化しようと試みる。それはとても難しい作業で、結局のところ絶望に慣れる...
pale asymmetry | 2024.12.01 Sun 21:28
JUGEMテーマ:戯言 北風に運ばれて花火の音が聞こえる。でもきっとその響きは亡霊に違いないと思える。何処か切なく響いているからということもあるけれど、それ以前に何処までも重く沈んでいくような響きだからだ。そして11月が終わる。明日からはメンターも駆け回るのだ。その背中を追いかけるほど、私は目まぐるしくはない。どちらかと言えば少し減速して、新しい年の新しいステージに備える感じ。もちろん斬新な何かが始まるわけではない。相も変わらず漂泊の日々が続くだけだろう。どこまでいっても旅人のまま...
pale asymmetry | 2024.11.30 Sat 21:04
JUGEMテーマ:戯言 もっと風が強く吹けば良いのに。そんなことを思う。もっと強く吹けば綻びがこんがらがって、わけの解らない紋様に包まれるかもしれない。そういうわけの解らない紋様が、私を転がしてくれるかもしれない。そんなことも思う。と言うことは、私は静止しているのだろうか。あるいは拘束されてしまっているのだろうか。もちろんそんなことはない。そう感じてしまうのは、少し退屈しているからかもしれない。いや、きっとそうなのだろう。スッキリと晴れ上がることのない今日の空模様のように、中途半...
pale asymmetry | 2024.11.28 Thu 21:27
JUGEMテーマ:戯言 はっきりと西から雨が迫っているのが見えたので、建物の中に飛び込む。アクションの優先順位を目まぐるしく組み替え、踊るようにこなす。スピードは苦手だけど風雨と戦うのはもっと苦手だから、出来うる限り加速する。間に合ったと言えるかは微妙なところ。まあ、許容範囲内といったところかな。 自由に不振る舞うことが好きな彼女は、独創的な組み立てで物事をこなしていく。それが理にかなっているかどうかは私にはよく解らない。そういうのはすべからず本人のスケールでしか測ることがで...
pale asymmetry | 2024.11.26 Tue 20:50
JUGEMテーマ:戯言 躰は安息を求めてはいない。それは確かなことだと思える。心はどうだろうか。それはよく解らない。躰の疲労度を知る目安は色々と把握しているけれど、心の疲労度を測る目安はいまだに解らない。この躰と同じ期間、この心とも付き合ってきているというのに。よく解らないから、色々なルーティンを試してみる。何だか日常から浮き上がっているような気がしたから。一つずつ、躰と心に尋ねるように積み上げていく。も一つ出来るかしら、あと一つ大丈夫かしら、と。そうやって積み上げていくと、結構...
pale asymmetry | 2024.11.24 Sun 18:59
JUGEMテーマ:戯言 本当の事象なんて、表層に現れることはない。水面は半分が凪で、半分が嵐に見えた。けれどそんなことはあり得ないから、それはきっと何かのメタファーなのだろう。飛び込んで沈めば、そう見える原因が解るかもしれない。けれどそのためには長く呼吸を止める必要がある。それが私の鼓動を止めてしまうかも知れないという恐怖から、飛び込むことは出来なかった。水面を見る限り、二つの領域は触れ合っていながら繋がっていない。でもおそらく水面下では某かの絆を結んでいる可能性が高い。私にはそ...
pale asymmetry | 2024.11.23 Sat 21:30
JUGEMテーマ:戯言 テレヴィジョンのモニターはいつだって奇妙なコードを吐き出している。でもそれが心地良いんだ。 「何も信用してはいけないよ」 妖精が顰めっ面で言う。けどその妖精だって、テレヴィジョンのモニターから吐き出されたコードだって事を僕は知っている。格好良いし綺麗な妖精だ。だからそれは紛い物で嘘なんだ。そしてそうであるから僕は心地良くなれる。僕らだけじゃない、僕らは皆気持ちよくなれる。 「真実はネイチャーの中にだけあるんだよ」 妖精が強い口調で言う。そういう...
pale asymmetry | 2024.11.21 Thu 18:41
JUGEMテーマ:戯言 寂しい図面だなと思った。とてもシンプルで、空白が多い。でもだから寂しいと思ったわけではない。その図面に導きが感じられなかったからそう思ったのだ。指し示すべき未来は、そこに向かうためのプランは無数にあるはずなのに、その図面には何も提示されていない。それならば私が記述しようか。いやその必要はないだろう。訳知り顔で遅れてきた彼が、何もかもを把握していますよという表情で、適当に記述するはずだから。それが正しかろうが間違っていようが構わない。どうせ導きとしては機能し...
pale asymmetry | 2024.11.20 Wed 19:04
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