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JUGEMテーマ:戯言 何も起こっていない。けれど何も起こっていないということに微かな危惧を感じる。何も起こっていないし、何も起こりそうにない。だからこそ、誰かが暗躍しているように思える。この凪を隠れ蓑にして、誰かが暗躍を隠そうとしている。あるいはそれは複数の存在の企みかもしれない。それはもうすぐそばまで迫っているかもしれない。見えない螺子が外れたような感覚。それが壁から床に落ちて、音を響かせた。けれど見えない螺子だから、何処に落ちたのかを確認することが出来ない。何処から落ちたの...
pale asymmetry | 2026.10.30 Fri 17:39
JUGEMテーマ:戯言 過剰な事象を数えてみようとしたら、一つもなかった。つまり全てが不足しているのだと思えた。私は足るを知らないのだろうか。そう考えてみたけれど、答えには辿り着けない。ただ、私は過剰な事象が好きなのだろう。たぶんそれは間違いのないことだと思える。にもかかわらず過剰な事象を全く抱えていない現状に、複雑な鬱を感じずにはいられない。それは単純な鬱ではないから、私は怪物と闘わなければいけない。あるいはそれは、怪物と闘うことが出来るのだと解釈することも出来る。それがどちら...
pale asymmetry | 2026.10.29 Thu 17:31
JUGEMテーマ:戯言 早朝に雨が降る日が続く。細かな雨が降る日が続く。だから私は毎朝庭に出る。黎明の雨だから、濡れなければいけないのだ。その繋がりは明確には出来ない。つまり、黎明の雨に濡れなければいけない理由を。けれどそれは戒律のようなものだから、無視することは出来ない。そして庭に出て濡れることで、得られるものを得ることが出来るのだから、その戒律はまったく正しいのだ。裸足のまま庭の土を踏み、私は瑠璃の三角錐に手を伸ばす。瑠璃色の三角錐は、その底面からか弱そうな二本の脚を生やして...
pale asymmetry | 2026.10.28 Wed 17:41
JUGEMテーマ:戯言 疲れてしまったのかもしれない。眠気が肩先を掴んでいるような気がする。決して鋭利な眠気ではない。温くてやわらかい眠気だ。それでもシュワシュワしている感じはする。この眠気に飛び込めば、炭酸水に沈むような孤独に包まれそう。こういう眠気は嫌いじゃない。「好きって正直に言いなよ」私のなかの彼女が囁く。うん、好き。私は微かに呟いてみる。それで何かが変わるわけではない。世界には何の影響も与えることは出来ない。そういう好きしか私は持っていない。まあ、そのことにがっかりした...
pale asymmetry | 2026.10.26 Mon 15:52
JUGEMテーマ:戯言 これは物語ではない。小さな物語ですらない。だから何も展開しない。もちろん閉じたりもしない。私の想いは何処にも織り込まれていないし、私の思考が何かを解くわけでもない。目にした事象を摘まみ上げ、翳してみただけのことで、記号の羅列に過ぎない。とにかく今朝自宅を出ると、風景が幽かな紫に染まっていた。それだけ。おしまい。これはメタファーではない。ありのままの風景をありのまま言葉に変換しただけだ。だから意味のない記号の連なり。その連なりは何処にも繋がっていないし、何か...
pale asymmetry | 2026.10.25 Sun 17:56
JUGEMテーマ:戯言 世界はいつも猛り狂っていて、それが本性なのだから、身構えなければ塵芥に砕かれてしまう。そう私に教えてくれたあの人は逝ってしまった。私は彼を私淑していたわけではないけれど、いくつかの適切な時期に、彼から多くのことを教えられたのだった。ときにそれは私の心に傷を刻んだけれど、それは綺麗な傷で、だから私はそれを受け入れることが出来た。いや、その傷に抗うことなど出来なかったのだ。その傷に魅せられていたから。彼は私にとって導きだったのかといえば、そうではないだろう。で...
pale asymmetry | 2026.10.24 Sat 17:54
JUGEMテーマ:戯言 何を捕らえているのか解らなくなって、懐を開く。ホロホロと零れ落ちたのは極彩色のガラス玉たち。ああ、これは私の事象ではないな、と思う。だから拾い集め口に放り込み噛み砕く。飲み込むと喉が切り裂かれ鮮血を吐く。それでもガリガリと噛み砕き、すっかり飲み込んでから、捕らえる必要などなかったのだと気づく。それが不要だったのかと言えば微妙なところだけれど、少なくとも懐にしまい込むような事象ではなかった。そんなことをしてしまったのは、冷笑する人たちに嫌悪感を抱いてしまった...
pale asymmetry | 2026.10.22 Thu 11:57
JUGEMテーマ:戯言 青が滲めば良いのに。そう思った。切実に思った。海沿いの国道を走りながら。少し急な坂道を下りながら。青が滲めば手を伸ばす必要がないのに。そんな風に思えた。私の両手はステアリングを握っていて、だから私の手は水面に触れることが出来ない。それならその水面の、青の方から私に触れてくれたらいいのにと、そんな感情が浮かんできたのだった。それは怒りの混じった感情で、だから少し吐き気も伴う感情だった。どうして私はこうなのだろうと考える。もっと全ての事象を愛せれば良いのにと考...
pale asymmetry | 2026.10.21 Wed 17:32
JUGEMテーマ:戯言 傍らにファントムを感じながら、庭で這い蹲る。陽光は暴君みたいに容赦ない。ときどきの雲の傘が心地良い。けれどすぐに流れてしまうから、何度も落胆を拾う。それでもイメージを目一杯に広げて、今はまだない色や形を描いてみる。それが現実のものになるかどうかはもちろん解らないけれど、描くことが愉しいから止められない。そこには限界も制約もないから、例えば小石を真っ直ぐに積み上げて中天に届かせることだって出来るだろう。危ういバランスでそれは揺れ続け、龍のように踊るだろう。私...
pale asymmetry | 2026.10.20 Tue 15:53
JUGEMテーマ:戯言 少年たちはくだらない争いに夢中になっている。互いに自身を大きく強く見せようとしている。そんなことをしたところで、世界に何も働きかけることは出来ないのに、それでもその振る舞いを止めることは出来ないようだ。少年たちはそれぞれが信じる美しさを懐に抱きかかえている。その美しさに則って、彼らは独自の振る舞いを駆使している。くだらない争いが生じるのは、その辺りに原因があるように思えた。つまり少年たちは互いに相手の抱く美しさを嫌悪しているのだ。その美しさを認めることが出...
pale asymmetry | 2026.10.18 Sun 17:45
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