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JUGEMテーマ:戯言 それは致命的な死角だよ。彼にそう言いかけて言葉を飲み込む。言ったところでたぶん理解してもらえないだろうと思ったから。例えばホワイトボードに図式を記してその死角を証明したとしても無駄なことだ。死角の存在を認識することは出来るのだけれど、その死角が何を意味するのかが理解できないのだから。確かに死角は存在しますけれど、それがな何か? というような反応をされることは目に見えている。だから私は何も言わなかった。何も言わなくても世界は回転し続ける。その死角が重大な事態...
pale asymmetry | 2024.10.02 Wed 21:12
JUGEMテーマ:戯言 くだらないな、と小さく呟いて紛らわしてみる。問題は何を紛らわしているのかが解らないこと。それを探ろうとすると吐き気に襲われる。吐いてしまえば楽になるのかもしれないなと考えつつも、吐き出すことが出来ない。それは失ってしまうことが恐いのだと思う。何も失いたくないのだ、私は。出来れば際限なく過剰に装飾を身につけていきたいのだ。でもきっとそういう想いこそが吐き気の原因なのだろう。失ってしまえば良いのだ。失ってしまうものは、失っても良いものなのだから。それは失うこと...
pale asymmetry | 2024.09.29 Sun 21:16
JUGEMテーマ:戯言 少女は旅立ったのだという。心臓の裏側がチリチリと疼いていたのはそのせいだったのかもしれない。いや、そんなの偶然だ。何にでも意味を見いだしたり、理由を考えたりしても仕方がないのだ。そんなに世界は理路整然とはしていない。いつか少女が言っていたじゃないか。「応答せよ、出鱈目な世界」と。私はそれに応えたくて、思い切り背伸びしてみたりしたけれど、高い塀の向こう側は全く見えなくて、だから結局蹲って微睡んでみたり。そのせいで少女のことが希薄になり、しばらく他ごとに捕らわ...
pale asymmetry | 2024.09.27 Fri 18:59
JUGEMテーマ:戯言 断続的に雨が降る。強く斜めに降る。機能的に可変的に降る。そして私を承認しようとする。堪えきれずに笑ってしまう。その承認は不必要。私が欲しいのはそれではない。どちらかと言えば嘲笑だ。私もそれに嘲笑を返す。そうやって世界を機能させたいのだ。本来の滑稽さで。だってそういうものでしょう。私やあなたの相対的な世界ではなく、絶対的な世界の話。どこまでいってもくだらないステップ。気まぐれな旅にも苦労する。窮屈というわけではないけれど、窮屈だといわなければ変人扱い。でも風...
pale asymmetry | 2024.09.25 Wed 18:27
JUGEMテーマ:戯言 顎を上げれば半月。今朝の予報では絶え間ない雨だったはずなのに、空は薄雲と青。その薄雲と同じくらい白い月。方舟ならば転覆している。生命は世界から失われている。でもそれを見つめている私は生命。だからそれは異なる世界線の話。そこから顔を覗かせている月なのだろう。転覆する方舟の世界には、もう青空しかない。その青空を見つめる生命はいない。その生命を見守る神様もいない。遠い銀河の真ん中から知性体が訪れたとしても、魅力を感じずに立ち去るだろう。そして私はこちら側。方舟が...
pale asymmetry | 2024.09.24 Tue 20:31
JUGEMテーマ:戯言 「翼なんていらないよ」 灰色の鳥は言う。コバルト色の瞳は私を見つめていない。私もその鳥と視線を絡めたりしない。鳥はどこにも存在しないし、同じ意味で私も存在しない。空の半分は鬱々とした分厚い雲に覆われていて、残りの半分はパステル調の青が広がっている。どちらも本物の空だというのなら、同じ強度でどちらも偽物だろう。あるいは双方が双方に擬態しているのかもしれない。その結果として入れ替わっただけという可能性も否定できない。何にしても私と鳥との距離は、微妙に近く微妙に...
pale asymmetry | 2024.09.23 Mon 20:58
JUGEMテーマ:戯言 小さな記号の上に立つ。小さすぎて両足を乗せることが出来ないから、片足だけ、そのつま先だけを乗せて立つ。バランスを取るのが難しい。バランスを取るから難しい。倒れることが容易いなら、倒れてしまう方が良いに決まっているのに、バランスをとり続けようとしてしまう。不細工にバランスを取ることが綺麗なのだと思ってしまうのは、何処かで誰かに植え付けられた強迫観念だろうか。よく解らないけれど、私はバランスを取ることをやめられないのだから刹那が永遠に繋がってしまうのだ。そして...
pale asymmetry | 2024.09.22 Sun 21:01
JUGEMテーマ:戯言 その扉は正しい扉ではなかった。何をもって正しい扉だと定義するのかはよく解らなかったけれど、私の直感がそうだと告げていたのだ。だから本来ならばその扉を開くべきではないのだった。けれど開かなければ先には進めなかった。他にも扉は無数にあったけれど、その全てに鍵がかかっていたからだ。私はその鍵がかかった扉のどれかを選んで、その鍵を粉微塵に破壊して開くのが良いのかもしれない。けれどそれはスマートな方法ではないだろう。ただ少し引っかかる。鍵のかかっていないこの扉は、ス...
pale asymmetry | 2024.09.21 Sat 21:14
JUGEMテーマ:戯言 最早滑稽だと思えたから、笑いが込み上げてきた。このタイムラグは何だろう。僕はコミュニケートに傾いているのだろうか。回線の向こう側の誰かは、どうだろうか。もっとも、回線の向こう側に本当に誰かがいるとは限らない。そこにいるのは集積回路で、このコミュニケーションは架空のそれかもしれない。僕はダンジョンゲームの中にいて、モブキャラとの会話で謎を解こうとしているのかもしれない。だからこんな微妙なタイムラグが生じるのだろう。それ自体は特に不快には思わない。いや、もうそ...
pale asymmetry | 2024.09.19 Thu 20:02
JUGEMテーマ:戯言 蹴り上げた鞠は麻の葉模様を纏っていた。地色は朱、模様は金。それは迷うことがないように。だから鞠は迷うことはない。迷っているのはつまり私の方で、鞠が舞う宙を見上げることが出来ない。小雨が渦を巻くそこには、私が求めているゲインはない。それを得たからと言って私が跳躍できるわけではないし、鞠と一緒にこの星を離脱できるわけでもないけれど、例えばヒストリックカーから手を振る魔女に、その疾走は無力だと叫ぶくらいの勢いを身につけることが出来るはずだ。けれどゲインは見当たら...
pale asymmetry | 2024.09.18 Wed 20:23
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