[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,423件の44ページ目 | JUGEMブログ

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戯言

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戯言
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凪の不可解

JUGEMテーマ:戯言    凪の水面を眺めているような気分。それをとても不可解に感じてしまう。荒くささくれ立つような水面を求めているわけではない。希薄な繋がりで会話する人々との、深い絡まりを求めているわけでもない。傷つきたいわけでもないし、争い合いたいわけでもない。それでも、この凪の気分には不可思議さを抱かずにはいられない。変化が緩慢なことが原因なのだろうか。でも変化など探せばいくらでも見つけ出せる。むしろ維持されている事象の方が遙かに少ないだろう。だってそもそも維持しようと思ってな...

pale asymmetry | 2024.02.18 Sun 19:13

犬と猫と横たわる

JUGEMテーマ:戯言    背中に犬の温もりを感じながら横たわる。胸元に猫の温もりを感じながら横たわる。これは結末だ。犬と猫と横たわるためには、双方と出会わなければいけないし、何かを通わせなければいけないはずだから。その何かが何なのか、実はよく解らない。よく解らないまま、私は犬と猫と横たわる結末にいる。出会いはもう遠い昔で、どんなだったか忘れてしまった。通わせている事象は確かに存在するのだけれど、その姿形を目にしたことはない。いや、姿形なんてないのだろう。透明で、掴むことも出来ない。...

pale asymmetry | 2024.02.15 Thu 18:25

resource shortage

JUGEMテーマ:戯言    放つべき言葉はあったような気がするけれど、私は沈黙を纏うしかなかった。言葉を放つ前に、考えなければならないことがたくさんあったから。考えて考えて、展開しなければならないことが確かにあって、それが私たちの周囲に無意味なくらいに転がっていて、そちらの方を先になんとかしなければ、言葉は虚しく崩れるだけだったから。それは誰かが身勝手に作ったルールで、だから私たちはそれに従う必要はない。それでもそのルールに引き摺られてしまうのは、私たちが弱いからだろうか。スキルや心...

pale asymmetry | 2024.02.14 Wed 18:52

black dog\'s black

JUGEMテーマ:戯言    扉の向こう側から黒い犬が扉を叩く。前脚で世界を黙らせるように叩く。冷静に、少し控えめに、けれど確信的に叩く。私の心に深く突き刺すように。ソファーに沈む私は浅い眠りの底で夢を見ている。溺れる夢だ。心地良く溺れる夢だ。温い液体に沈み、身体中を弛緩させて、楽園を纏う夢だ。そういう夢を根底から否定するように、黒い犬が扉を叩く。そして私の夢は折り畳まれ、気怠い身体を引き摺って扉を開けるしかない。でもこれは理不尽ではない。黒い犬は私の夢を否定することで、私を世界に繋ぎ...

pale asymmetry | 2024.02.13 Tue 21:04

scratches and stains

JUGEMテーマ:戯言    怒り蟲は怒っているわけではなくて、自分のアイデンティティーを信じているだけなんだ。つまりそれは信じなければいけないほど揺らいでいるということなんだ。でもその揺らいでいる自身を恥ずかしいと思っているんだ。だから、自然と怒ってしまうんだ。そういう感情をエネルギーにして振り返ってしまいそうになる自分を誤魔化しているんだ。振り返ってしまえばそこには不細工な軌跡が刻まれているから、そんなものは決して見たくないし、そんな過去の自分を認めたくもないんだ。もっと肩の力を抜...

pale asymmetry | 2024.02.11 Sun 18:55

quarter century

JUGEMテーマ:戯言    終末から四半世紀過ぎていることに気づく。私は相変わらず石を噛んで生きている。大半は濁った石だけれど、時折は煌めく石を噛み砕けることもある。いやそれは逆か。噛み砕くと煌めく石に出くわすこともあるということ。もう世界は終わるのだと疑わなかった四半世紀前、あの子と二人で引きこもって期待していた。けれど待てども待てども世界は終わらず、終末は幻影に過ぎなかったと知る。もちろんひどくがっかりした。それから暮らしに塗れている。平坦で簡素な暮らし。それを心がけているけれど...

pale asymmetry | 2024.02.10 Sat 18:38

illusion of life

JUGEMテーマ:戯言    ふっと考える。実は私は生きていないのではないかと。すでに死んでいるのではということではなく、そもそも生きていないのではということだ。突然に、そんな気持ちに捕らわれる。取り囲む高い壁を見上げながら、その理由を考えてみる。でも何も思い当たらない。それどころか、自分が呼吸していないことに気づく。そうか、やっぱり私は生きていないのだと考えている内に苦しくなって深呼吸。単に呼吸と呼吸の狭間が長かっただけだった。しっかりと呼吸をしているのだから、私は生きているに違いな...

pale asymmetry | 2024.02.09 Fri 18:47

fluttering characters

JUGEMテーマ:戯言    軋む気持ちを抱えて傘を開く。雨はとても微か。それは曖昧に揺らいでいる。私を飲み込んで、世界の全てを曖昧に攪拌してくれたら良いのに。眠気を背中から垂れ流しながら歩く。まだ薄暗い道端には黒い猫。濡れた路面に腰を下ろして私を見つめている。きっとこの猫は存在しないんだ。そんな風に考える。だから蹴飛ばしてしまっても良いのだ。そう思って近づく。猫は私がどこまで近づいても逃げることなく私を見つめている。右足に思い切り力を込めて、そして猫を抱き上げた。黒い毛は濡れそぼって...

pale asymmetry | 2024.02.08 Thu 19:04

dummy sky

JUGEMテーマ:戯言    荒れ狂っていると断言した彼は何も解っていない。そう思う。表層だけをなぞって、内臓も骨も全てが解ったような顔をしている。得意げな声で、慇懃無礼な振る舞いで、何もかもを制御しようとする。お馬鹿さんだなぁと思う。荒れ狂ってなどいない。奔放に戯れているだけだ。だからその皮膚の下でやわらかく温かい血流が脈打っているのだ。それを制御することなんて出来るわけがない。本当にそれが出来ると考えているのなら、相当な傲慢か、相当な間抜けだろう。ダミーの空を見つめて私はそう思う。...

pale asymmetry | 2024.02.05 Mon 18:19

first blow

JUGEMテーマ:戯言    小さな独楽が高速で回転している。スピードがあるレベルを超えて、独楽は跳ね上がる。そのまま宙で回転を続け、風を巻き起こす。風は身をくねらせて踊り、風景の全体を攪拌する。そして最初の一撃が繰り出される。そんなイメージ。そうやって古の季節はある瞬間に様変わりするのだ。風景を織りなす事象の全てを巻き込んで。もちろん、その中には私も含まれている。私のエネルギーや熱情や戸惑いも含まれている。だから世界は私の身近にある。私が風と共に踊れば、世界も踊り出すだろう。私が風を...

pale asymmetry | 2024.02.04 Sun 21:13

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