[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,189件の45ページ目 | JUGEMブログ

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戯言

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戯言
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talking and burning

JUGEMテーマ:戯言    手招きする人がいたので近づいてみると、それは看板だった。縦長の茶色い駐車場を示す看板で、ちょうど私の頭の高さに『P』というアルファベットが白い文字で描かれている。長方形だから、人間と間違いようがない形だ。それにどう見ても手招きしているようには見えない。でもついさっきは確かに手招きしている人に見えたのだ。 「まあ、そういうこともありますよ」  その看板が私にそう言った。どこにも口は見当たらないのに。 「そういうことって?」  私は思わず尋ねてしまう。...

pale asymmetry | 2023.01.18 Wed 21:33

self-responsibility survival

JUGEMテーマ:戯言    大きな事象を語る人は、私の深層をしらない。だからその首元を掴んで股間を蹴り上げることもできたけど、もちろんそんなことはしなかった。だって、私の方もその人の深層を知らないのだから。そして互いに互いの深層を知りたいとも思っていないから、事態は複雑になっていく一方だ。  その上、その人は自身の道筋の上に私を無理矢理並べようとするから、私は正直困ってしまう。そこに悪意はないのだけれど、私たちは関わりが希薄すぎて、それが吐き気を感じてしまう原因になる。その人が描く...

pale asymmetry | 2023.01.17 Tue 21:25

Close Time Beryl

JUGEMテーマ:戯言    巨大な緑柱石に、剣が突き刺さっている。尖った天辺に息の根を止めるように突き刺さっている。剣からは片翼の翼が生えていて、それが鋭い北風を孕んで膨らんでいる。太陽はまさに昇ろうとしていて、風は黎明の残酷さに染まろうとしている。私は緑柱石の前に立ち、剣を見つめている。  朝が始まろうとしている。でも世界は終わろうとしている。私にはそれが解る。何故だかそれが解る。 「あなたは閉じようとしている?」  私は何者かに問い掛ける。どこにもその姿は見えないのに。 ...

pale asymmetry | 2023.01.16 Mon 21:36

tremblingly longing

JUGEMテーマ:戯言   「もっと目を見開いて世界を見なさい」  街路ですれ違った白い猫が私に言う。その猫の瞳はターコイズ。だからその言葉を信じなければいけないのだと思えた。それで立ち止まり、私は空に目を向ける。林立するビルの輪郭に切り取られた空。意外と青く眩しい。その空の果てから戦車が降ってきた。もすごいスピードで落ちてきた戦車が路面に突き刺さる。けれど音も衝撃もなかった。ああ、もっと見開かなければいけないのだなと思った。 「チャンスは何度もある。だから常に弾を込めておけ。そし...

pale asymmetry | 2023.01.14 Sat 21:08

Fake information, real spirit

JUGEMテーマ:戯言    嘘で怒りを誤魔化すあの人が、偽の情報をばら撒く。全ての情報が嘘だから、瞬く間に風景は嘘で溢れかえってしまいそう。ガシガシと不快な蠢きで、嘘が風景を破壊する。どこにも本当はないから、私は目を閉じ耳を塞ぐしかない。そして呼吸を止めて、苦しくなって仕方がないので空を見上げる。  それにしても気持ちのいい青空。風は珍しく南から。その風は強く、私を温めては冷ます。その繰り返し。繰り返すリズムが私の鼓動を安定させる。あの人はどうして怒りを嘘に変換するのか。どうして怒...

pale asymmetry | 2023.01.12 Thu 21:17

Sludge or Diamond?

JUGEMテーマ:戯言    甲板では、複数の人物が箱を取り囲んでいた。アンティークな木の箱。鎧のような金属のフレームを纏っている。厳重に鍵がかかっているらしく、箱の中身は見られない。箱を囲む人のなかの一人が言う。 「どうやら、中にはダイヤモンドが入っているらしいよ」  他の人たちが一斉にざわつく。けれどそのなかの一人が鋭く言う。 「中身はヘドロだと聞いたよ」  また他の人たちがざわめく。何とか箱を開けようと協力し出すけれど、箱が解錠されそうな気配はない。 「この鍵は時限式だ...

pale asymmetry | 2023.01.11 Wed 21:27

One day as a time

JUGEMテーマ:戯言    浅い眠りが私を揉みしだく。心地良いのか、違和感なのか、その境界線上なのか、よく解らない。眠気の奥底で覚醒しているので、どこの誰とも知らない自分を抱えて途方に暮れそうになる。時間は私を無視して加速していくし、風景は煌めきを鋭利に尖らせて私に傷を刻む。  無数に刻む。  五十六億七千万刻む。  浅い眠りは、浅いせいで私から剥がれない。いつまでも纏わり付き、甘く私を舐め回すのだ。甘く舐め回す? いやらしい。それでもそれは確かなこと。ひたひたと私ではない私が...

pale asymmetry | 2023.01.10 Tue 22:03

月の歯車を蹴る

JUGEMテーマ:戯言    風は微睡んでいて、朝は気怠い半裸のままだ。そういう早朝に、私は仕事に向かう急な坂道を下る。見下ろす風景の終端は海。綺麗に凪いだ薄暗い海が広がっている。私は立ち止まり、海に目を凝らす。何かが跳ねたように思えたけれど、気のせいかもしれない。しばらく目を凝らしてみたけれど、何も見つけられない。  歩き出した足先が何かを弾いた。目を向けるとそれは歯車だった。冷たい銀色の歯車。私の掌サイズで、見た目は重そうなのに持ち上げるとひどく軽い。そして指から伝わるひんやりと...

pale asymmetry | 2023.01.09 Mon 21:38

nobody knows

JUGEMテーマ:戯言    久しぶりに月を見たような気がした。そんなはずはないと思えるのだけれど、ではこの前はいつ月に出会っただろうかと考えてみるけれど、それがいつだったか思い出すことが出来ない。雨の日が続いていたかと言えばそうではない。だから夜空に月を見つけることが出来たはずなのに、その記憶はない。夜空を見つめることがなかったのだろうか。そうだとしたら何故だろう。それもよく解らない。  今日の夜空は雲量が多い。隙間は所々に僅か。その僅かな切れ目の一つに月が浮かんでいる。少し白味の...

pale asymmetry | 2023.01.05 Thu 21:31

allusion and connection

JUGEMテーマ:戯言    最初のそれは鍵とグリス。ギクシャクと軋む挙動。振る舞いの不自然さ。度を超えた優しさ。それが辱めるもの。そういうことを告げて、私に踏みとどまらせた。縺れてしまって、取り返しがつかなくなる前に。それはコール。立ち止まらせるコール。犬の声。怒っているような甘えているような声。あるいは怒りながら甘えている声。  その次は老シャーマンの語り。モニターの中の荒野。サボテンの実を分け合う人たち。ゆっくりと引き剥がされるシーツ。それは皮膚の暗喩で、骨を顕わにすることで、...

pale asymmetry | 2023.01.03 Tue 21:19

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