[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,423件の73ページ目 | JUGEMブログ

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戯言

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戯言
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evil mud

JUGEMテーマ:戯言    水玉が世界に寄り添ったとして、誰がその真意に気づけるだろうか。それとも寄り添うという行為をまず定義しなければいけないのだろうか。あるいはそもそも水玉という事象の本性を晒さなければ何も始まらないのだろうか。いや、始める必要などないのだ。その事象は始まる前にすでに終わっているのだから。終わっているからこそ、その水玉は世界に寄り添えるのだ。 「蓮が生え出ているの」  君はシャツを脱ぎ捨て、胸をさらけ出す。心臓から生え出た蓮は皮膚を突き破って今にも花開きそうだ...

pale asymmetry | 2022.10.18 Tue 21:49

slumbering different world

JUGEMテーマ:戯言    風はゾンビのようだった。きっと噛みつかれたら、私もゾンビになってしまうのかも。でも風は噛みついたりしないから大丈夫。むしろすでにゾンビのように揺らいでいる。思考だって、ゾンビ並みにたゆたっている。ゾンビの思考がたゆたっているのかどうかは知らないけれど。  半分だけ眠りを纏って、私は揺らいでいる。揺らいでいると世界は異世界になる。転生するのは好きではないけれど、世界の方を改変してしまうのは大好き。それも展開させるように改変することが。そこにはパターンなんて...

pale asymmetry | 2022.10.16 Sun 19:48

an empty awakening

JUGEMテーマ:戯言    まずは壁の色を決めるのだろう。そういうものなのだろう。髪の毛を櫛でとくように、そのあとでその櫛で髪を飾るように、壁の色を心地良く進むための最初の導標にしなければいけないのだろう。櫛は過剰な装飾性を有していなければいけないし、導標はとても控えめで解りにくく、なおかつ受け入れがたいほどにグロテスクなものにするのが良いのだろうと思う。  緩い風が、妖精のように緩い風が、吹いている。吹いているというより滞っている。滞っているというより、にやけている。たぶんシニカ...

pale asymmetry | 2022.10.13 Thu 21:16

たまぬき

JUGEMテーマ:戯言    曇り空の一日だった。今日は朝からバタバタしていて、きちんとベッドメイクをして出かけることが出来なかった。だから真っ直ぐに家に帰るのが億劫になってしまったり。普段より遠回りをして、海辺の道を歩く。ビーチ沿いのバス停で、女の子が一人読書している。腰掛けているベンチは砂まみれだったけれど女の子はお構いなしだった。ベンチは道路に背を向けられ、腰掛けると自然と海の方向に顔を向けることになる。あんなに集中して読書していて、バスが来たことが解るのかしら。音で解るのかな。...

pale asymmetry | 2022.10.11 Tue 21:39

Gap in the cloudy sky

JUGEMテーマ:戯言    小さな椅子を組み立てて腰を下ろす。地面に近い位置から空を見つめる。少しグレーがかった雲が連なって空を行進している。ブルーの色彩はその隙間に見え隠れしていたり、していなかったり。風は北。ひんやりとしているけれど、寒いというほどではない。秋は確実に深まっていると感じて、何故か焦りを感じたり。  持ってきた傘を開き、椅子の傍らに斜めに横たわらせる。風が傘を転がそうとするから、椅子より風上に置き、その転がりを椅子に受けとめさせる。間接的に、私も受けとめることにな...

pale asymmetry | 2022.10.10 Mon 21:06

The witch from watch

JUGEMテーマ:戯言    姉が魔女になって旅から帰ってきた。六百年ほど旅をしていたのだという。長い旅からの帰還だ。けれど姉が突然失踪したのは僕が十四歳の時だから、ちょうど十年前のことだ。この矛盾をどう理解すれば良いのだろうか。こういうのを上手く説明出来る理論とかあっただろうか。相対性理論とかなら可能だろうか。物理学には詳しくないので、僕にはよく解らない。だから姉に訊いてみた。 「姉さんがいなくなったのは十年前だけど、旅の期間は六百年なの?」  姉は僕の言葉に何度も頷き、そして肩...

pale asymmetry | 2022.10.09 Sun 21:19

lose and catch

JUGEMテーマ:戯言    右腕の痛みは、私が嘘を食べて満足していることの表れだろう。左指の痛みは、私が吐いた嘘がイメージを研ぎ澄まして羽ばたいたことによるエフェクトだろう。どちらの痛みも嘘に繋がっていて、そうである以上この痛みから逃れることは出来ない。嘘を食べ、嘘を吐く。それ以外の暮らしを私は知らない。  失うことによって痛みが増すとしても、その喪失を否定することが出来ない。それは避けがたい現象であって、それを誤魔化したとしても何も得るものがないのだ。誤魔化せば誤魔化すほど喪失し...

pale asymmetry | 2022.10.06 Thu 21:33

over-decorated lemon

JUGEMテーマ:戯言    彼女はレモンを探しているのだという。それは過剰に装飾されたレモンなのだという。もちろん僕にはその意味が解らない。彼女に詳細な説明を求めるべきなのかもしれないけれど、何となくそれは出来なかった。それを尋ねれば彼女が消えてしまいそうに思えたのだ。あるいは僕の方が消えてしまいそうに思えたのだ。どちらが消えても世界は決して消えない。そのことが理不尽にも思えたのだった。 「装飾されるということは、洗練されるということなの」  彼女はそう言って空を指差した。空は青...

pale asymmetry | 2022.10.05 Wed 20:40

like a black horse

JUGEMテーマ:戯言    矢のように疾走する黒い馬。稲妻を呼び寄せそうなその四肢の駆動。青年はその疾走と真っ直ぐに対峙する。長い刀を平正眼に構え、すなわち黒馬の勢いが上方から被さってくるのだと覚悟を決めて、しかし静かに落ち着いた呼吸を繰り返す。北からの風が強く、黒い馬が巻き上げる土が空気を染める。それが光を弾いて、ありふれた場所が異境に変わる。青年は長く息を吸い込む。彼の両脚の踵が僅かに浮上げる。両膝から腰にかけてが僅かに沈む。 「おう」  青年は叫んだ。成層圏の向こうまで届く...

pale asymmetry | 2022.10.03 Mon 20:59

blood spiral

JUGEMテーマ:戯言    血のことをそしられると、どうしようもなく怒り狂ってしまう。いや、ただ狂ってしまう。それは私が私の血を愛しているからではない。その逆で、私が私の血をどうしようもなく嫌悪しているからだ。強い雨が土を泥にしてしまうのと同じくらい嫌いなのだ。その上を歩けば、纏わり付くそれが私を重くして沈めてしまう。  沈んで溺死してしまえるのなら良いけれど、ただ沈むだけだから嫌らしい。  つまり私は自身の血をそしることを我慢しているのだろう。常に我慢しているのだろう。だから誰...

pale asymmetry | 2022.10.02 Sun 21:14

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