[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,434件の77ページ目 | JUGEMブログ

  • JUGEMテーマ

ブログテーマ

ユーザーテーマ

戯言

このテーマに投稿された記事:1434件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c230/9434/
戯言
このテーマについて
つぶやき以上。しかし、
名づけるほどのこともない作品
このテーマの作成者
作者のブログへ:「mimikaze」さんのブログ
その他のテーマ:「mimikaze」さんが作成したテーマ一覧(1件)
このテーマで記事を投稿する
このテーマに投稿された記事
rss

< 72  73  74  75  76  77  78  79  80  81  82 >

spinning puzzle

JUGEMテーマ:戯言    雨にうたれ、路上で蝶が身悶えている。その黒い蝶は、今まさに旋律を失おうとしている。私にはそう思われた。それとも逆だろうか。旋律の方が、今まさに蝶を失おうとしているのかもしれない。その旋律とは私のそれだ。私の鼓動や、私の思考や、私の痛みや、私の歩み。そういうものに安定を与えている旋律。それが蝶を失おうとしている。もう為す術は何もない。  世界のパラダイムが、密かに変様しているのかもしれない。そう思えるのは、捉えどころのない違和感を頬に感じるからだ。そういう...

pale asymmetry | 2022.07.30 Sat 19:15

Blackout and eyes only

JUGEMテーマ:戯言    最も遠い場所でブラックアウトした。最も遠いとはどこから最も遠いのか。それは私から。私から最も離れた場所で、私はブラックアウトする。矛盾しているかしら。でも私は相変わらず世界に接続されているので、このような矛盾が起きることが十分に可能なのだ。そのための数式はもうそこかしこに転がっていて、巧妙に精巧に私の心臓をえぐるのだ。  そして弄ぶ。私が弄ぶ。  そして弄ばれる。弄ばれるのも私。  遊戯はとても複雑で、加速は際限なく可能だ。でも私は加速しない。何もか...

pale asymmetry | 2022.07.26 Tue 22:16

from doll to doll

JUGEMテーマ:戯言    少女は、血の涙を流していた。綺麗な真紅の涙だった。真なる紅であったがために、その血は黄金のように輝いて見えた。それでも血は血だ。少女の纏った水色のドレスにその血が滴る。ドレスはそれがどんなに紋様めいた滴りであったとしても、汚されていることに違いない。それは少女の身体が穢されていることと同じだった。  西の窓は大きく開け放たれていて、琥珀の陽光が斜めに侵入する。その光には浄化の作用はなく、部屋の空気は狂気に満ちあふれたままだ。西風は部屋を訪れるとすぐさま沈...

pale asymmetry | 2022.07.22 Fri 20:08

In side and inner side

JUGEMテーマ:戯言    なんだかもう、いろんなものに惑わされている気がする。鋭利な陽光に、波打つ水に、急加速する槍に、そして内臓を晒すような南風にも。私は西も東も上も下も、過去も未来も好きも嫌いもよく解らなくなって、何か得体の知れないものにすべてを委ねてしまいそうになってしまう。  私は惑わされたいと思っているのだろうか。それとも惑わされなければといけないと、奥底の方で感づいているのだろうか。あるいは惑わされている自分を感じて、その自分へと傾こうとしているのだろうか。何にしても...

pale asymmetry | 2022.07.20 Wed 21:24

Search the heart

JUGEMテーマ:戯言    わたしたちは、コードの存在しない螺旋の中にコードを探さなければいけない。わたしたちは、その螺旋が形成する織物のうちからコードを読み取らなければいけない。存在しないコードだから、それはもちろん読み取れないのだけれど、それでもわたしたちは何もないそこからコードを読み解かなければいけないのだ。  そんなことは絵空事だと、あなたたちは笑うだろうか。でもまさに絵空の事象だからこそ、それには実際にはない綺麗さが確かに描かれていて、それこそがコードを掬い上げるためのキ...

pale asymmetry | 2022.07.08 Fri 21:04

Waves in the mirror

JUGEMテーマ:戯言    波打ち際に鏡を置く。それは波に掠われたりしない。鏡の裏に呪いが刻んであるから。『カナミカナン』と小さく刻んであるから。その呪い言葉にどんな意味があるのか私は知らない。知ってしまえば、呪いの力は失われてしまうのだ。だから誰もその意味を知らない。人だけでなくこの惑星のあらゆる生命体も、その意味を知らない。生命体だけでなく、この惑星のあらゆる事象もその意味を知らない。  それならば、意味などないのかもしれない。  それならば、意味を有するものなどこの世界には...

pale asymmetry | 2022.07.05 Tue 21:30

Touch the next door

JUGEMテーマ:戯言    大切な物語が失われたのは、私が怠惰なせいだ。けれどその物語は風だったのかもしれない。水だったのかもしれない。熱だったのかもしれない。つまりそもそも定着する事象ではなかったのかも。いや、これは言い訳だろうか。多分そうだろう。怠惰な私が、その本質を変えることを拒んでいるのだ。まあ、拒まなかったとしても本質を変えることなど出来ないけれど。  それでも一瞬の混乱のあとに、再びのんびりと漂泊したりしているのは、やっぱり定着しない事象たちを無理矢理に閉じ込めてはいけ...

pale asymmetry | 2022.06.28 Tue 21:48

Impure power outage

JUGEMテーマ:戯言    渦を巻いて吸い込まれていく水を眺めている。これが湖だったら面白いのにな、とか考えながら。どこかから紛れ込んできた銀色の猫が、私の右の踝に何度も纏わり付いて、最終的に右足の甲を床に釘づけるように丸まった。いや、丸まったのだからそれは釘ではなく螺子なのかもしれない。  すべての水が流れてしまったら、栓をしてまた水を溜める。溜まったら栓を抜き、また渦を眺める。それを繰り返し、旅をしている気分になる。水がどこに流れていくのかを私は知っている。水は最後には海に行き...

pale asymmetry | 2022.06.19 Sun 21:36

Rhombus memory

JUGEMテーマ:戯言   「菱は四角ではなく三角なんだ」  そうあの人は教えてくれた。濡れそぼった南風が強く吹いていた午後だったはず。私もすっかり濡れそぼっていた。私の髪も、私の耳たぶも、私のこめかみも、私の鎖骨も、私の臍も、そして私の芯も、すべて溺れかけていた。 「菱の果実のトゲは、結界を破るためにあるんだよ」  あの人はそう言いながら、私の耳たぶを噛んだ。あの人の息が私のうなじで跳ね、小さな旋風が私を火照らせた。太陽は鋭利な嘲笑を私に向けていて、それがはっきりと解ったから、...

pale asymmetry | 2022.06.14 Tue 22:11

キツトナハ

JUGEMテーマ:戯言    倒れてしまえるほどの暇がない。病んでしまえるほどの暇がない。沈んでしまえるほどの暇もない。さりとて全力で駆けているのかと問われれば、もちろんそんなことはない。私はのろのろと重い身体を引き摺りながら歩いているのだ。傘をさせば雨に濡れる。うつむく地面から月光を浴びる。言葉を吐こうと口を開けば、中からは花が溢れ出す。息苦しくて花を吐く。  跪こうと力を抜けども、前へ前へと両脚が勝手に回転していく。いや、それは私の身体の意思なのだ。でも私の心は遅れている。時間が...

pale asymmetry | 2022.06.07 Tue 22:04

このテーマに記事を投稿する"

< 72  73  74  75  76  77  78  79  80  81  82 >

全1000件中 761 - 770 件表示 (77/100 ページ)

[PR] レンタルサーバー heteml [ヘテムル]
あなたのクリエイティブを刺激する、
200.71GBの大容量と便利な高機能!