[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,434件の83ページ目 | JUGEMブログ

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戯言

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戯言
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The speed of sinking, the speed of floating

JUGEMテーマ:戯言    恐怖しかない。といってもその恐怖は私を傷つけない。それは流れていく恐怖で、私には触れることはできない。目に映るその風景は、形の崩れた恐怖に他ならないけれど、それが私に入力されることはないし、私からその恐怖にアクセスすることもない。では私とその恐怖には相関性は全くないのだろうか。いや、そうではないだろう。それは掌にあるデバイスのせいだ。  そこから溢れ出すインフォメーションが、私の周りに恐怖の渦を踊らせる。私はそれに巻き込まれて、同じように踊れば良いのだろ...

pale asymmetry | 2022.01.28 Fri 21:50

Moose bones

JUGEMテーマ:戯言    自分自身が自分自身を喪失していると思え、自分自身が世界をも喪失していると思えるのに、世界はきっと私のことを喪失していると認めてくれない。そんな気がしてならない。私の喪失感をお構いなしに、世界は私を捉え続けている。それは私から辱めを受けていると、世界が思考しているからだろうか。実際には私の方が世界から穢されているはずなのに、その辺りのところが全くのディスコミュニケーションなのだ、私との世界の間では。  そういうところにイライラとしてしまって、それが止まらず...

pale asymmetry | 2022.01.27 Thu 20:58

月の裏側の虹を撫でる

JUGEMテーマ:戯言    雨は降ったり降らなかったり。心ない言葉に少し傷ついたり。その心ない言葉に悪意もないから、余計に傷ついてしまったり。私だって日々誰かを傷つけているのだから、傷つけられたとしても仕方がないのだと思いつつ、それでも痛みが和らぐわけでもなく、さりとてそれは倒れてしまうほどの深い傷、強い痛みでもなく、だから抱えて地面を見つめるしかないのかな。  雨を頬に感じて、陽光を背中に感じる。それで私は境界上にいるのだと気づく。それに気づいたからといって何かが変化するわけではな...

pale asymmetry | 2022.01.24 Mon 21:24

浮遊する逆さ都市

JUGEMテーマ:戯言    強い月光が、私の影を路面に固定している。やわらかく固定している。やわらかいけれど、優しくはない。それは月光だから仕方がない。月光が優しさを持ってしまえば、きっと世界は崩れてしまうのだ。世界がその摂理を正確に精密に保っているからこそ、浮遊都市が静かに私の頭上を通過する。  ゆっくりと通過する。  歩く速度で通過する。  その都市は逆さの都市だ。林立するビルディングが、地上に向かって伸びている。月光はその都市よりも上方にあるから、その都市の人々は月光に影...

pale asymmetry | 2022.01.22 Sat 21:46

鳥花棺

JUGEMテーマ:戯言    自堕落な日々を過ごしている。当分の間、こんな日々が続きそうだ。だから、少女人形を殺すことにする。どうやって殺そうか。やっぱり首を絞めるのが良いだろうか。それともナイフで切り裂くのが良いだろうか。あるいは、バスタブに浸して溺死させようか。それが良い。水面下で時間が固定される感じが良い。どうせ少女人形は呼吸をしていないのだから、溺死によって美しさが失われることもない。ただ死という概念を纏うだけだ。それを纏うのは私の方かもしれないけれど。  棺には少女人形の他...

pale asymmetry | 2022.01.21 Fri 21:31

Binary sense

JUGEMテーマ:戯言    闇だ。星も月も街明かりもない。だから綺麗な闇だった。でもどこかに光があるのだ。だって微かに波打つ水面が、そのゆるやかな蠢きが見えたから。それが増幅する風のわだかまりを感じることが出来たから。どこに光はあるのだろう。遙かな上空だろうか。宇宙の領域にある気まぐれな光子が、テレポーテーションして一瞬だけ私たちの周りに現れるのだろうか。その得体の知れない光が、闇を綺麗に整えているのだ。そういう感じを噛みしめると、世界って無垢なのかもしれないと思えたりする。 「イ...

pale asymmetry | 2022.01.19 Wed 21:02

Warm liquid, cold wind

JUGEMテーマ:戯言    温い液体に包まれて、私は震える。これは寒さか。いやそうではないようだ。どこまでもどこまでもその液体が広がっているからだ。それが私の覚醒を拡散させ、私の核を隠そうとする。でも考えてみれば本当に核は必要だろうか。それは確かに私の中心にあるけれど、なくなることによって本当に私が失われたりするだろうか。もちろんそれを確かめることなどできない。核が秘されることによって私が失われてしまったら、そこから先の考察もあり得ないから。  冷たい風に吹かれる。透明な翼は凍り付...

pale asymmetry | 2022.01.13 Thu 20:33

もみいづ

JUGEMテーマ:戯言    必要のないものを、そう思われるものを捨てる。捨てようとすれば、毒が出る。捨てようとしている何かから出るわけではない。捨てようとしている私の方に出るのだ。私の内部で毒が生産されるのだ。もちろんそれは私を痛めつける。それで捨てるのを止めようかと迷ってしまったりするのだった。  何もかもを抱えて暮らしていくことなどできない。  暮らすということは、トレードオフを繰り返すことに違いないのだから。  それで痛みを抑えるために、私は私自身を染める。痛みの色に。あ...

pale asymmetry | 2022.01.11 Tue 21:53

Prime body

JUGEMテーマ:戯言    目を閉じてもそこには何もない。闇があるはずだとあなたは言うかもしれないけど、闇というのはあるとかないとか論じるような対象ではないだろう。闇とはあるそのものに宿り、またないそのものにも宿るような事象なのだから。その上で閉じた瞼の裏側には何があると言えるだろうか。それは分断だと言って良いのではないだろうか。  決してそれは境界ではない。私は目を閉じることで結界を張ったわけではないし、超えがたいリミットを構築したわけでもない。ただ切り離しただけだ。外の世界と内...

pale asymmetry | 2022.01.09 Sun 21:27

Silver rectangle

JUGEMテーマ:戯言    失われたものがあるとするならば、それは去ってしまった者たちではなく、残してきた者たちだろうか。もちろん彼らは私のことなどとっくに忘れているだろう。彼らにとっては、私こそが失われてしまった者だろうし、あるいは失われたという印象さえすっかり忘れ去られているかもしれない。それならばどんなに良いだろう。  まだ私が彼らにとって失われていないのだとしたら、それは私の罪がまだ拭われていないということになるだろうか。それとも、まだ彼らに刻んだ傷が癒えていないということ...

pale asymmetry | 2022.01.07 Fri 21:25

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