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JUGEMテーマ:戯言 ギシガシとうるさい。身体中から、ギシガシギシガシと。 解っているんだ、稼働限界ギリギリで回転しているから。全てのパーツが不協和音。 潤滑油を流し込んで誤魔化し、ATPを大量生産して騙しているの。 本当は一旦停止して、全てのパーツをばらして磨いて冷まさなければ。稼働の基底を研ぎ澄まさなければ。 今は無理。 もう少しだけ。もう少しだけ回転しよう。そうしたら、前のめりに倒れて、泥に同化して眠り、知性をめったやたらに脱ぎ捨てビショビショの堕落を纏...
pale asymmetry | 2018.05.11 Fri 21:38
JUGEMテーマ:戯言 どうしても対話が成立しない。違う言語で向かい合っているためではない。彼と私は全く同じ構造の言語を操っているのに、対話が噛み合わない。それどころか触れ合うことも、すれ違うような感覚さえない。 私たちは敵対しているわけではないし、負の感情を互いに抱いているわけではないのに、何を試みても繋がることが出来ない。 私にとって、彼は異境人。彼にとっても、私は異境人のはずだ。 かけ離れすぎるこの関係はどうしようもなく、またどうにかする必要さえないのかも。言語...
pale asymmetry | 2018.05.09 Wed 21:22
JUGEMテーマ:戯言 少しだけ、祈る時間を下さい。私の免疫系が暴走をしないように。休むことなく弾を込めろとあなたは言うけれど、私はそこまで精巧には作られていないのです。 空洞にATPを満たさなければ、痛みさえ感じなくなっているのだから。もう重力に抗うことさえ、とても億劫に感じてしまうのです。いっそのこと未解決事件として、箱に詰め込んで暗い倉庫の奥の棚に押し込めたいけれど、それは味気ないし。 かといってスリルとサスペンスを絶え間なく望んでいるわけでもないのですけれど。少し過...
pale asymmetry | 2018.05.07 Mon 21:31
JUGEMテーマ:戯言 積み上げてみる。崩れてしまうまで。様々な形の、その個性に耳を傾けながら、それらの質感を感じ取りながら、パーツとして噛み合わせてみる。 もちろんどんなに頑張ってみてもそれはデバイスにはならないし、何の機能も有したりはしないけれど、ある日何かを弾き出してくれるのではないかという幻想を抱いてみたりする。 動力さえ持たないそれにどうしてそのような幻想を抱くのかといえば、私の熱がそれに奪われているように感じてしまうから。もし本当に、私の熱がそれに火を点すのなら...
pale asymmetry | 2018.05.04 Fri 20:30
JUGEMテーマ:戯言 花片は切片だ。それは自由落下する際に、軌道が描く曲線が、空間の奥に畳まれた空間の御心に交差する。最も低い次元の点で。 花片は奪うのです。熱に浮かれた私の核の御心を。それを見つめている、冷めたあなたの思考の御心も。 取りあえず、裸でなすり付け合うのはどうでしょう。奪い合うよりは、ずっとましなような気がするのですが。 でも、私たちは奪い合うのですね。どうしようもなく、花片の御心に忠実に。 頭を冷やすために、雨に打たれてみます。そのうえで、踊って...
pale asymmetry | 2018.04.30 Mon 21:47
JUGEMテーマ:戯言 何を観ているのか、なんて聞かないで。じっと目を凝らしているけれど、本当は何も観測してなどいないから。 立ちはだかる人は、大切なものの数を数えなさいというけれど、そんな時間があるならば私は螺旋の数を数えます。 それは八百万あるはずだけど、数えきることはとても難しい。 ありすぎるのですよ、風景のあらゆる因子にありすぎるのですよ。しかもそれは流れ続けているのですよ。エナジーの道筋ですから。渦を巻き、世界の部品を組み上げている螺子ですから。 全てが...
pale asymmetry | 2018.04.27 Fri 20:16
JUGEMテーマ:戯言 その力の行き先を私は知らない。奇跡に向かっているのか、后に向かっているのか、あるいは岬に向かっているのかもしれない。 その力が適切な力点にあるのか、十分に作用しているのか、それも私には解らない。 けれど彼は笑って断言する。 「このままで行こう」と。 その力が善なのか悪なのか、私は気にならない。美であっても醜であってもかまわないし、澄んでいても濁っていても何とも思わない。もちろん、透明であればそれに越したことはない。たとえそれが、無色...
pale asymmetry | 2018.04.23 Mon 20:43
JUGEMテーマ:戯言 それを私は見ていない。それを視ている私を見ているのだ。それを私はしていない。それをしている私を認知しているだけだ。 私は叫んでいない。叫んでいる私を追随しているだけだ。私は静止してはいない。超高速で思考しているからそう感じるだけだ。 私は生まれてもいない。死んでもいないけれど。ただ流されながら、私という現象を発現させているだけだ。 それに私は触れてはいない。それに触れている私に憑依され、濡れているだけだ。 結局はそこに辿り着くのだ...
pale asymmetry | 2018.04.20 Fri 21:25
JUGEMテーマ:戯言 その扉を見つけるのが、私の仕事だ。それが仕事になるのは、その扉が見えないからだ。その上、触れることもできないからだ。 私の仕事は、まずその扉の存在を詳らかにすることから始まる。そして見えない扉を見える状態に変換する。さらに扉を開き、その向こう側を顕わにする。発見したとき、扉は閉まっているからだ。もちろん全てを扉に触れることなく行う。 扉はたいてい境界上にある。斑な風景に潜んでいる。起伏の狭間に隠れている。汚れた場所を好んだりもする。限られた時間の中...
pale asymmetry | 2018.04.15 Sun 20:23
JUGEMテーマ:戯言 そのトリガーを引いたのは、大陸の西の端で羽を開いた蝶だ。その銃弾が撃ち抜いたのは、海の向こうの砂浜で翼を休めていた鳥だ。 蝶はその羽に巡回する法の紋様を宿し、鳥はその翼に変転する理の色彩を纏っている。双方の世界は、その一部だけが重なり、大部分はそうではない。そうではないのに、銃弾は鳥の命を消し、そのことを蝶は知らない。いやそうではないからこそ、こういう事象が起こりうるのだろう。 風が運んだのは、増悪ではない。けれど慈愛でもない。雨が潤したのは友好で...
pale asymmetry | 2018.04.11 Wed 22:02
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