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サニーサイド .75「峠重忠X」

 取り立てて自分の家庭が不幸せだとも思ってはいない。女と知り合ったのはちょうど桜見の頃で、彼のよく使う協力会社からの接待で、たまたま女の店に当たったからだ。だが接待する側は峠の好みを知っていたので端から女を割り当てるつもりだったのだ。峠は初対面だった女と早速、花見に行く約束をした。デートなど、何年ぶりだろうか。特に何を期待していた訳でもないが、花見の実現する日まではプラトニックな物思いに遊ぶ事を楽しんだ。同じ空の下に自分という男を特別に知っていてくれる人間が生きているのだという気がして、仕事...

L'ANGE | 2008.02.22 Fri 20:36

☆オリジナル小説☆

JUGEMテーマ:恋愛小説  ブログの内容が思いつかないので、あたしが今コツコツと書いている小説を書きたいと思います。苦情は受け付けません。いちいち苦情を受け付けてそれを鵜呑みにして、その人のためにその部分を修正したりすることが出来ないからです。読んでくれる人が居るかなんて分からないし、あたしの未熟な脳ミソではこれぐらいの事ぐらいしか思いつきませんが、暇つぶし程度に読んでくれたら幸いです。  *前書き*  まだあらすじの【あ】も始まらないあたりだけです(苦笑)  誤字脱字があったり、読みやすさ...

アラシニッキ | 2008.02.20 Wed 00:42

☆オリジナル小説☆

 ブログの内容が思い浮かばないので、あたしが今コツコツと書いている小説を載せたいと思います。まだ未完成だから自分でもよく分かりませんが、暇つぶしに読んでくれたらそれでいいよ。苦情なんて受け付けないぜ(笑)人の苦情をいちいち鵜呑みにしていたらきりがない。苦情を送ってくれた人のために書いているんじゃないから……。言い方が悪くてごめんね。というか、読んでくれるだけでいいよ。この日記は地味に活動するがテーマだから(笑)  【恋のカタチ 松本幸子(あたしのペンネーム)】

アラシニッキ | 2008.02.20 Wed 00:30

睡蓮 50

ラモンはキッチンでコーヒーを淹れ、ご丁寧にも自室に持ってきて飲んでいた。 「あぁ、やっとコーヒーの味がわかるようになってきた。」 熱も下がり、ようやく味覚ももどってきた。 大好きなコーヒーを飲む。至福の瞬間。 「んっ?」 兄の部屋から睡蓮の怒る声が聞こえてくる。 なんでレンはこんなに早く帰ってきてるんだ? 「ルカ、ここで一体何してるわけ!?まだ熱があるんだよ。早くベッドに戻りなさい!」 ルカのやつ・・・ きっと仕事でもしようとベッドを抜け出したんだろう。 今まで風邪をひ...

さくらのもり | 2008.02.19 Tue 00:17

第二十八幕「二丁目紳士」

深夜3時を回るとさすがに店の雰囲気も様変わりする タバコとアルコールの臭いは充満しきって成熟している それに加えて睡魔という文字さながらの悪魔が襲ってくる 「銀二!銀二!」 竜馬さんの声にハッとする。 なんと、グラスを口につけたまま寝てしまっていた! 「大丈夫〜銀二さん」 マイカさんに気をつかわせるとは情けない 「ら、らいじょうぶです!」 一気にカルピス割の焼酎を飲み干す。 緩やかな会話と暖かい空気が眠気を誘う 「銀二、レッドアイ」 ドラキュラ愛飲のレッドアイを作るのも手馴れたものだ。 疲...

映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2008.02.18 Mon 00:41

Valentine's day

“To stage a Valentine’s Day Rebellion” –was the mantra we wanted to take for this commercially exploitative season. That means no expensive gadgets or wallets for the Gentleman; no cliché bouquet of flowers and chocolates to be sent to the Lady’s office. We wanted to do everything that a V day couple would distastefully avoid. And being our first V day celebration together, nothing could be more amazing than spending this day in a special and fun way. All thanks to an old dirty SDU maga...

The mews story | 2008.02.17 Sun 17:01

サニーサイド .68「峠重忠Q」

「違うよ。お前がどういう事をされてたか知ってさ、男がどういう風に気持ち良くなってたか想像してさ、そういう過去を全部さ、俺の精液で洗い流してやろうとしてんだよ」 「重クンの精子で?」 「そうだよ」と言って峠は笑った。「小倉とかの男如きが、お前の体で楽しんでたって許せないから、俺がきれいにしてやってるんだよ」 「そうなんだ」と女は峠の胸に顔を埋めた。男は女の髪の毛を掻き撫でてやった。右腕では女の太腿をさすっていた。  峠は自分が少し欲情し始めているのが分かった。女は心を許していると思った。こう言...

L'ANGE | 2008.02.17 Sun 13:36

睡蓮 49

医師は睡蓮が下におりて30分もしないうちにやってきた。 診察を終えた医師の指示に従い、睡蓮はその日の晩、彼ら3人についておくことにした。 「お嬢さん、3人もいるけど大丈夫かな?」 「任せてください!半年ほど前に入院していたので、手はずはわかってます。」 熱をはかったり、水分を摂らせたり、そして症状が悪化したら連絡しますから、と約束すると睡蓮は医師を送り出した。 「手はずはわかってるって、あなたの怪我と彼らの風邪とでは全然違いますよ。」 レイフの言葉はもっともだ。全然違うのだが、患...

さくらのもり | 2008.02.16 Sat 01:08

Myself* (3)

JUGEMテーマ:恋愛小説 部屋の正面には教壇みたいに背の高いテーブルがあって、そのテーブルにはちょっとあと3年ぐらい経ったらアブナイような、心もとない頭髪のおじさんがひとり。 総務の新人担当のゴイブチさん(ゴイブチってどんな字だ???)。 ゴイブチさんが言う。 「あとは原さんと、三上さんねー。立ったままじゃなんだから、座って待ってたら?今、お迎えの連絡するからねー」 テーブルの上の電話から受話器を取ると、内線でどこかに連絡している。 しかたなく、ゴイブチさんに向かい合う形でコの字型に並べ...

Myself* | 2008.02.15 Fri 16:16

Myself* (2)

JUGEMテーマ:恋愛小説 アタシがマサヒロと初めて出逢ったのは、短大を卒業して地元の企業に入社したときだった。 大卒の同期入社が多い中で、短大から入ったのは、エリとアタシふたりだけ。 短大は別だけど、出身高校が同じエリとはもともとの顔見知りで、入社式で初めて顔合わせをしたときに、既に1ヶ月の研修を終えていた大卒の中、浮いていたアタシに声をかけてくれたエリ。 ほんと、心細かったんだ。 エリがいなかったら、「おまえなんかが来るところじゃないよ」って周りに言われてるようで、居心地が悪かったよ。 ...

Myself* | 2008.02.15 Fri 16:13

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