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(2007.12.26記事改稿) クリスマス短編小説「10年越しのプレゼント」 2004、2005年に描いた漫画「小さな配達人」の2007年新作が、番外編でノベライズ! *あらすじ* 17歳のサンタであるヒカリは、10年前にサンタになる以前に地上で高校生として生活していた頃、クリスマスイブの日に、付き合っていた先輩にプレゼントを渡す事ができなかった。そのままサンタとなってしまい、その事が心に引っかかったまま長い年月がただ、ヒカリの前を過ぎてゆく。 サンタになって5年経ち、ヒカリは人が扮したサンタのふりをして地...
ポエムズ 雑記 | 2007.12.25 Tue 02:27
結局睡蓮が部屋の掃除を完璧にやり終えたのは3日後の4日だった。2日以降バイトを入れていたせいか、掃除が思うようにはかどらずようやく、である。以前借りていた家の退去手続きもバイト帰りに終わらせてきた。 「寝袋があって助かったわ。」 この3日間、床に寝袋を敷いて寝ていた。まだマットレスを買っていないのでベッドは使っていない。 睡蓮は綺麗になった部屋に満足すると、冷蔵庫―家で使ってないからとキースに借りたもの―からビールを1本取り出した。 「俺の分もあるだろ?」 横から手が出てきたときには、さす...
さくらのもり | 2007.12.24 Mon 22:45
あの日の言葉 「いっその事、狂ってしまいましょうか?」 あの夏の日、あなたは静かにそう言った。 「何ですか?突然に」 あなたは俺の方など見向きもせずに、ただ、空を見て言った。 「一緒に、狂ってくれますか?」 俺が薄っすらと微笑むと、あなたは満足そうに笑った。 「地の果てか、天の果てか。どちらに地獄があるのか分かりませんが」 ああ、この人は。なんて綺麗に微笑むのだろう。 全てを諦め、絶望に幸せを見出した人のように笑う。 「共に、いきましょう」 行きましょう?生きま...
ガラスの破片に映る空 | 2007.12.24 Mon 08:25
「ドンペリいただきましたあ〜〜!!!」 「ハイ、グイグイ飲んで〜グイグイ飲んで〜!!」 ドンペリ10万円也。 ピンドン20万円也。 バカラ50万円也。 ナポレオン100万なりいい!! それをグラスのタワーに注いでホスト全員で一気飲み!! 20歳そこそこの娘が一晩で何十、何百万と金を使う。 歌舞伎町のNO1ホストは月にウン千万も稼ぐのだ。年収は1億? なんという夢の世界、浮世離れした金銭感覚。。 銀二もついに本指名 NO1も夢ではない!! だが、ここは二丁目… 初回5000円。 ビールは2000円。 焼酎5000円...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2007.12.23 Sun 11:37
前略、おふくろ様 ホストになって一ヶ月 まだ分からない事だらけだが 息子は、東京で何とかやってます。 遅ればせながらチョッパーズのシステムを紹介しましょう。 初回は男女問わず5000円で焼酎飲み放題。 お客を連れてきたらその内2000円もらえます。 2回目からは指名制(初回から指名もOK) 本指名料は2000円 指名されたホストはその客が使った料金の50%入ります。 2万使ったら1万もらえるというわけです。 焼酎(鏡月かJINRO)は5000円 割り物は500ml2本で1000円 梅干は...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2007.12.22 Sat 14:23
黒人やら怪人やらがたむろしてる。 その熱気の中央では湯気が立つほどのキスをしている 日本人と黒人の・・・男 銀座ではちょっとした有名店で ナオミはここで仕事をしている 店内には妖艶な音楽とタバコの煙が流れていた。 雰囲気に飲まれている銀二の手を引いて奥の部屋へ 休憩室なのだろうか、白い壁はタバコのヤニで汚れきっている 酔っているナオミはおもむろにハイヒールとストッキングを脱ぎだした むっとした臭いが部屋に充満する。 そして、ナオミのアレがスカートからコンニチハ まさにカリブの男。 『パ...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2007.12.20 Thu 02:13
「お邪魔だったかな?」 ラモンは辺りをキョロキョロと見回すも、誰もいないことに気づいた。 「う、ううん。全然。」 あの3人のことだから彼らの気配を感じたと同時に姿を隠したんだと思うけど・・・ 「ど、どの辺りから聞いてた?」 3人は顔を見合わせた。 「・・・腰周り辺りから。」 視線を合わせないようにしてボソッと呟いたキースと、ラモン、ルカの視線が腰辺りに集中しているのは気のせい・・・?気のせい・・・よね・・・? 「・・・えっとね、雪だるまを作ってたら、その、なんだか自分を見ているような気がしてきて・...
さくらのもり | 2007.12.19 Wed 23:42
幹線道路は除雪されてはいるが、睡蓮の家へ曲がる道はまったくといっていいほど手付かずだった。 徒歩ならまだしも―雪の日にこんな場所を歩く人はほとんどいない―車で通りすぎるだけだとその先に誰かが住んでいるとは普通気づかない。 雪のせいで景色が一変してしまったがために、1度来たことのあるキースでさえも、どこで曲がるのか全くわからなかった。 「この辺りなのか?」 ラモンが疑わしそうに聞くが、多分としか答えられない。 「降りて探してみるか。」 ルカは車を脇道に停め、降りた。2人も後に続い...
さくらのもり | 2007.12.19 Wed 23:37
日曜日。目覚まし時計の鳴らない休日。先に目覚めたのは私の方。左を向くと、修史が壁と向かい合って寝ている。まただ。いつも彼は私に背中を向ける。寂しくて後ろから抱きつくけれど、やっぱり男の人の体は大きくて、包み込めず、くっつくだけになってしまって、虚しい。 なんてことをしているうちに、修史は目を覚まし、すぐに布団から出てしまった。布団の中で二人でだらだらと過ごすのが、イイのに…。 電車に乗って、街へ買い物にでかけた。修史は男の人にしてはゆっくりと歩く。いつものコースをぶらぶらと当てもなく歩いた...
昨夜見た夢を占う | 2007.12.18 Tue 19:49
「ヒデさん、誕生日おめでとうございまーす!」 パンッ、パンッ、パ〜ンッ クラッカーが鳴り響き、薄暗い店内に流れるハピバスデイトューユー♪ 「真理さんドンペリ入りました〜!」 ロウソクの淡い灯りに浮かぶローズ真理の不気味な笑み 「ありがとうございます、真理さん」 「いいのよ、アタシとヒデの仲でしょ」 熱い口づけ、ギュウギュウ詰めの店内には万雷の拍手!! この日、チョッパーズの売り上げは最高を記録し ヒデはトップに立った・・・立った。 竜馬は迷っていた。 この化け物と寝れば今後のホスト生活は安泰...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2007.12.15 Sat 19:01
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