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JUGEMテーマ:恋愛小説 23小説2-1更新しました★ 新年一発目ですがぐだぐだです(苦笑) まあ多少大目に見てやってください(;^^A 小説はこちら
cresc. | 2008.01.12 Sat 19:19
チョッパーズの営業時間は夜10時から明け方の5時 つまり、この店はアフターで使われることが多く お客さんはどこかで飲んで流れてくるのだ そんな客ばかりで5時に閉まることはまず無い 残業がつくことも無い いくら働いても7時間で計算される 時給換算すると何百円の世界 この怒りも焼酎の魔力によって無気力にさせられる 時刻は朝9時を回っていた 店に残っているのは狸女アケミと狐目リカとモデルのキョウコちゃんと変なオカマ。 従業員はみな体力を消耗し切っていて 「早く帰れよ」という願いをこめた酒を注いで...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2008.01.11 Fri 15:23
午前で終わった授業の後、睡蓮は生活用品の量販店へ寄っていた。布団を見るためである。 布団、布団、布団、布団っと・・・ 天井近くまで積み上げられた品物を見上げながら、寝具売り場へと移動していた。移動していたが、すんなりとは前に進まない。 あっ、あんなとこにあんな商品が! えっ、これってこんなに安くで買えたの! 寄り道が多くて、目的の品物の場所までなかなか思うようには進まない女性は多いのだが、睡蓮もその1人だ。 気づけばカゴを手にしていた。 先日買った絨毯よりも少しばかり小さめだが、...
さくらのもり | 2008.01.08 Tue 20:55
大学が始まった。 休み明けの教室は冷え込んでおり、室内とはいえコートを脱げずに震え上がっている生徒もちらほら見かける。 睡蓮は午前中の授業を受けるために朝一番で登校していた。授業が始まる前に学内に常時設置してあるパソコンを使って休み中のメールをチェックする。 特にこれといったメールはない・・・かな? ダイレクトメールを削除していると、登録している派遣会社からメールがきているのに気づいた。 確か、ここは来週末にバイト入れてたはずだけど。 記憶を辿りつつ、メールを開く。 『先日の通訳派...
さくらのもり | 2008.01.08 Tue 20:51
目抜き通りから公園に向かって歩き 淋しい通りの怪しげな階段を降りていくと 軽快なユーロビートが店内から溢れている 重厚な白い扉を開けるとそこは2丁目で唯一のホストクラブ 「チョッパーズ」だ 扉を開けるとすぐに長い木製のカウンターがある。 グラスや焼酎を割るジュース、お茶のペットボトルが並び 目のつく位置に薄汚れた高級ボトルが並んでいる。 この狭いカウンター内で酒とグラスを用意し、グラスを洗う ビールサーバーでのボンベの取替えには要注意だ 空気を止めてからでないと爆発し、指が吹っ飛ぶらしい ...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2008.01.08 Tue 10:47
今夜も狸女(アケミ)と狐女(リカ)が お互いの視界に入らない席でドラキュラを取り合っている 竜馬軍団はアケミ、ツネとシンのベテランコンビはリカのヘルプ 最近のアケミのお気に入りは小男トミーだ めったにドラキュラの前以外で酒を飲まないアケミだが トミーの前では酔っ払う 何かあったのかな?若干興味が・・・ 向かいのテーブルで坊主のオカマに 体を弄られながら銀二は思っていた。 「ねえ、聞いてよお」 「どうしたんですか、飲みすぎですよ」 「いいのお、アタシは飲んでえ、アンタはだめえ」 ボトル(50...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2008.01.03 Thu 11:14
いらっしゃいませ 二丁目は初めてですか? 今日は丸の内「新宿御苑」駅からお越しで ささ、怖がらずに改札から出てきてください あなたもこっちの世界の住人かもしれませんよ・・・ 手をつないで歩くゲイカップルや 公園で愛を語り合う姿はショックですか? でも男性の1割はゲイなんですよ。 ここは靖国通りからすぐ目立つとこにある二丁目の入り口 通称ホモビルです。 なぜホモビルかって? ほら、このビルの裏通りを見てください。 若い男達が不自然に立っているでしょ? 多い時は10人以上・・・ほら、声をかけ...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2007.12.29 Sat 00:36
ホストにはお客に聞いてはならない暗黙のルールがある。 1.年齢 2.職業 3.性別 まあ3はここ2丁目だけだと思うが とにかくこれは基本なのです。 しかしこんな社会のルールに縛られない男が一人この店にはいる。 伝説の新人・イツキだ。 「いただきます〜」 「飲むんなら一気で飲んでよ」 「えええええっ」 焼酎を一気で飲めとそそのかすキリトとマヤ 「そんなご冗談を」 何とか誤魔化すイツキの隣に竜馬さんが座った 「イツキ、飲みなさいよ」 竜馬の顔は少年のような笑顔 「またまた、こんなお酒飲めません...
映画青年銀二ノ二丁目劇場 | 2007.12.28 Fri 02:16
「お前は、何をしてるんだ!」 前方で車が停まったかと思うと、運転手がものすごい剣幕で降りてきた。 ルカ? 聞き覚えのある声だ。 相手が近づくにつれ、睡蓮は予想があたっていたことに気づく。 「あれ、今帰りなの?」 お仕事お疲れ様、と言う邪気の無い睡蓮にルカは若干声のトーンをおとして、怒りを飲み込んだ。 「一体自転車に何を積んでいるんだ?」 乗せるというより、積むと言った方が正しい。 「あのね〜」 そういう睡蓮は心なしか得意げである。 「バイトの帰りに普段通らない道を通った...
さくらのもり | 2007.12.26 Wed 23:39
「なんだって!?」 キースはカークの声の大きさに受話器を耳からはずした。 「もう少し小さな声で話してくれよ。」 指でつまんだ受話器に向かってこう言うが、相変わらずカークの声は外に漏れるほど大きかった。 「切るぞ。」 声のトーンを落とさないのならば切る、とキースは強硬手段に出ようとした。 実際フックに指を置いたのだが、向こう側で「わかったわかった、ごめん。」とそれなりの音量で聞こえてきたので再度受話器を耳にあてた。 「じゃ、レンはお前のとこにいるんだな?」 あのおんぼ...
さくらのもり | 2007.12.26 Wed 23:34
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