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マジカルパン 第一話 居候になりました-4-

ウィルは、そんな彼女に怒る気も失せ、小さくため息を吐くと、そういえばと、何か思い出したかのように口を開いた。「パン屋を手伝えってどういうことだよ?」「言葉の通りよ。人手が足りないの。助けてあげたんだから、お礼は働いて返してよ。 アンタなら客引きに使えるし……」 ルナは、そう言うなり、妖しく笑った。(客引き……)ウィルといえば、そんな彼女に呆気にとられていた。「ウチはな、一階でパン屋をやってるんだ。だけどな、ルナ一人じゃ結構大変でな?」 そして、ルナの話に乗る気満々なディラン。(一体何なんだ、この...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 13:06

マジカルパン 第一話 居候になりました-3-

「そうか。だが、そんなキワドイ所まで聞いてねぇぞ?」 強面の男は、腕を組みながら、意地悪く笑った。(じゃあ、どう答えろってんだよ……)少し矛盾したことを言ってくる強面の男に、ウィルは気付かれないように、小さくため息を吐いた。「お前、確かウィルとかいったな?」 その強面の男の言葉に、ウィルはもう一度吐きかけたため息を、飲み込んだ!「何で俺の名前を! ……ていうか、さっきからアンタ誰だよ!」「今まで丁寧にしゃべってたと思えば、アンタ呼ばわりか?」 強面の男は、わざとらしく肩を竦め、ため息を吐いた。「...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 13:05

マジカルパン 第一話 居候になりました-2-

      二「……ここはどこだ? アンタ誰だ?」 目を覚ましたウィルが言った、第一声はそれだった。見知らぬ部屋の、見知らぬベットに、いつの間にか少し大きめの服に着替えて、寝かされていた自分。そして一番の問題は、自分に寄りかかるように、ぐっすりと眠っている、見知らぬ赤毛の少女の存在。それらのことは、ぐっすり睡眠中ルナと、彼女の父親ディランが、家へ運んで看病してくれたことなど知らないウィルにとっては、混乱するのに最高の条件だった。 何で、俺はここに?いや、その前にこの女、誰だ? 俺が部屋に連れ込...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 13:04

マジカルパン 第一話 居候になりました-1-

   第一話 居候になりました      一 ワイズの町の南東、飲食店が建ち並ぶ一角に、パン屋クラークと書かれた看板の下がる家があった。その家の二階の一室には、ベットに寝かされ、寝息を立てる水色の髪の青年――ウィルと、ベットの横のイスに座る、黒髪にメガネをかけた男がいた。メガネの男は、顔にしわはよっていたが、童顔なためか、年をそれほどとっているようには、見えなかった。「ザックおじさん……どう?」 部屋の扉が開き、扉の隙間から赤毛の少女――ルナ・クラークが、顔を覗かせた。ザックと呼ばれたメガネの男は...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 13:03

マジカルパン プロローグ-2-

ウィルは、強面の男より少し小さいぐらいだったが、強面の男は彼を、特別重そうには担いでいなかった。きっとローブから覗く、がっちりとした筋肉のおかげだろう。「私、ザックおじさん呼んでくる!」 赤毛の少女は、ローブのフードを深く被り、走り出した。「気をつけていけよ、ルナ」 そんな少女の背中に、強面の男は声をかける。すると、ルナと呼ばれた少女は振り返らず、片手だけ上げ合図をした。「さて、俺も行くか!」 強面の男は、ウィルを担ぎ直し、歩き出そうとした時だった。「んっ?」 ウィルが首にかけていたチェーン...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 13:01

マジカルパン プロローグ-1-

   プロローグ 空が、悲しいと泣き叫ぶように、雨を降らす夜。家々や商店が建ち並び、晴れた日中には人々で賑わっているであろう、ワイズと呼ばれる町にも、止むことなく、雨は降り注いでいた。そんな、ワイズの町の丁度中央に位置し、大きなネジ巻き時計のある広場に、雨に打たれながら佇む、水色の髪の青年の姿があった。 青年は、十代後半か二十代ぐらいの年齢だろう。雨避けか、黒いローブを体に羽織っていた。「まいったな……」 彼は、空を見上げ、そっと赤い瞳を閉じ、雨を直接顔に受けた。「ここで俺も終りそうだな……」 ...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 12:59

アイビーの花 最終話 花に誓って-4-

 横からクウォードが話かけるが、アピスは俯いたまま黙々と歩き続ける。 クウォードは、そんなアピスの反応がおかしいと思ったのか、彼女の顔を覗き込んだ。「あっ……」「ちょっと! 見ないでよ……」 アピスの顔は、りんごを思わせるほど真っ赤になっていた。 口を尖らせ「見るなー」と騒ぐアピスを見て、クウォードは口を押さえて笑い出した。「ははっ、真っ赤にならなくても良いじゃないか」「うっさい!」 アピスは怒りながら、クウォードは笑いながら、それぞれ森の中を進んでいく。「アピス……お前も今さっきのは十分キザだっ...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 10:41

アイビーの花 最終話 花に誓って-3-

 アピスは、不快に思ったのか「何よ?」と口を尖らせた。「それは、俺が植えたんだ。アピスの荷物から苗を拝借して……」「拝借ってアンタねぇ! あー、家から持ってきた荷物に足りない苗があったと思ったら……クウォードだったのね」 アピスはガゼルの家から帰って来た後、村の自分の家から荷物を持ち、クウォードの家で暮し始めたのだ。 最初はクウォードが一方的に言っていたことだった。 だが村に帰ったアピスは、何故か自分が神隠しにあったことになっている噂を聞き、村には入辛くなったため、仕方なくクウォードの家で住むこ...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 10:40

アイビーの花 最終話 花に誓って-2-

「ガゼルさんの家から帰ってきてから、もう何ヶ月かたったけどさ……。あの時からクウォード暇があると必ず出かけてるけど……どこに行ってるのかな?」 ちょっと不安そうな顔で、首を傾げるアピス。 ティルは、何故か顔をそらせた。「さっさぁ、何をしてるんですかにゃー……」 アピスは、あからさまに態度の怪しいティルを見据えた。「ティル……何か知ってるんじゃ……」「しっ知らないにゃ! ぼっ僕、きょっ今日のごはんの魚釣ってくるにゃ!」 ティルはそれだけ言うと、家から逃げるように出て行った。 残されたアピスは、不満そうな...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 10:38

アイビーの花 最終話 花に誓って-1-

   最終話 花に誓って 森の中にある、一見の木で出来た家の庭で、忙しそうに歩き回る二人の人影。 二人とも、植木鉢を抱えては、別の場所へと移動させていた。「クウォードー!!」 森の中に響く、少女の怒鳴り声。 そしてその声に振り返る、植木鉢を持ちエプロンをした青髪の青年。「この花は日陰じゃなくて日向においてって言ったでしょ! それに、こっちの花が日陰なの!」 クウォードと同じエプロンをした、少し茶色かかった髪のエルフの少女は腰に片手をあて、もう片方で手でクウォードを指さす。「悪い、全部覚えられ...

イルシオン | 2013.05.21 Tue 10:36

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