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JUGEMテーマ:ファンタジー小説 つづきです♪前回のはこちら→■遭難して無人島に辿り着きましたで座談会(上) [06] このメンバーの無人島生活で起こりうるトラブルを想像してください。エヴィン「アルスとティルラドが喧嘩おっぱじめて厄介なことになる」リエ「さっきもやってたアレね! わかるわかるwww それでシェーダちゃんが二人をのして……」エヴィン「それで止めに入った俺も巻き込まれたりして」リエ「一方でセルティが無人島に喧嘩売ったりwww」エヴィン「それで島が沈んじゃったりして。で、気がついたらティルラドは...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.11.02 Fri 20:01
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 お題は→こちらから♪ お借りしましたー。 特に後半(次回更新分)はシモネタトークぶっ放してるのでお気をつけ下さい(このシリーズはいつものことですが。) [--] 座談会を始める前に、まず今日の出席者を確認します。ひとりずつ自己紹介をどうぞ。リエ「はいはーい♪ クレセントバイブルのみんなのアイドル、リエちゃんよ。よろしくねvvv」ティルラド「みんなの貴公子ティラちゃんでっす♪ ねえねえところでリエちゃん、今夜俺だけのアイドルになる気はな……」アルス「やめやがれ国軍ナ...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.11.01 Thu 11:02
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 「エヴィン……一体」 吹き付ける生温かい西風が妙に優しいものであるのに疑問を抱いたアルスが少年騎士に問う。その時には周囲に他の面々も集ってきていた。 「あれ! 見て!」 リエが空を指さした。 不意に、彼らの真上に広がる空が光によって分かたれた。透明で虹色に光る飛沫を含んだ光の帯が真っ直ぐ地上に射してくる。エヴィンを含む六人はいつしかその光の中に立っていた。炊き出しの準備をしてた兵士達がどよめき、誰もがその目を疑った。純白の羽を持った天使が空...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.18 Thu 10:39
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 ※※※ 街の南にはウィルシード軍が陣営を築いていた。そのひときわ立派かつ頑丈に張られた天幕の一つに服を鮮血で染めた長身の少年が何食わぬ顔で立ち入る。中にいた国軍聖大使ティルラドはぎょっとして叫んだ。 「……うわなに……って、アルスか! あんたその格好はなんなのよ一体! 今までどこにいってたの、一人姿が見えないと……」「ぴいちくぱあちくうるせえよ。男のクセに口から先に生まれたのか、女々しい野郎だな」「……んなっ……も、もっぺん言ってみろこの……」「静かにしろ。状況を見ろよ」 ア...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.17 Wed 16:49
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 「まあこれが虹かしら」 空にかかる七色の橋の輝きを目にしたローゼは、その虹よりもなお煌めく歓声をあげた。純白の少女の喜びが甘く輝く光輪となってほんのりと世界に広がる。天使の歓喜に世界がゆっくり目覚めていく。 風が泣く音楽と、崩れゆく砂礫の城の悲鳴が大地に轟く。だが同時にそこかしこから新鮮な水が新たな生命の誕生がごとくに吹き上がり、シルヴァロスタ中のあらゆる泉が復活していた。太陽が黄金色の顔を出し始めた夜明けの空一面にさわやかな水の飛沫がひろがり、幾重...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.16 Tue 11:48
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 「シェーダ!」 「ああら。私が散々やめろといっても、あなたは私を庇ったわ。あなたに私を非難する資格などなくてよ!」 「だが君は女の子じゃないか!」 「戦場に男も女もあるものですかッ! だと言うなら鏡を見なさい、あなただって私と同じくらい女の子だわよ!!」 シェーダの言い分にエヴィンは絶句する。してやったりといった体でふっと笑ったシェーダは、エヴィンに背中を向けたまま厳かに続けた。鈴の音に似てかろやかな声が、低く重みを帯びて静かに流れ渡った。 「あなたに...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.15 Mon 08:17
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 「醜いわね、ルーヴェンス。鏡で己を見たらどう! ついにその志まで醜く染まったのかしら。昔はあなたも高潔な戦士だったはずだわ」 「……なにをー……おっしゃっているのか、わかりませんなー……私はただー……」 「お黙りなさい。あなたの意見などどうでもいいわ。あなたはエヴィンを太陽だと言ったわね。ええ、その通りよ。太陽は自らを燃やして輝き、皆を暖かく照らすもの。自らの纏う劫火に燃え尽きるまでね。……確かに、この人はそういう人だわ。こんなにボロボロになって、……馬鹿な人よ」 ...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.12 Fri 09:10
JUGEMテーマ:ファンタジー小説※※※ がらんどうの砂の城。風が泣くわけがわかる気がした。彼らは泣いている。いかないでと泣いている。シェーダは走った。大きな孤独の奈落に突き落とされたような不安に駆られて、それでもだからなんだと走り続けた。 「エヴィン! どこなの……!!」 自分の呼び声がまるで途方に暮れた子供のようなそれであることにシェーダは舌打ちしていた。部隊に命令は下した。あとはセルティがうまくやるだろう。表では既に配下と黒装束達の交戦が始まっている。風の泣き声に乗って剣戟と怒号...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.11 Thu 09:01
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 かつて人の肉体だったものは次々形と色を変え、一つに繋がりわかれては蠢き、そしてまたぶくぶくと膨らんで浅ましくのたうち、おどろおどろしく蔓延った。そして異形の生物を形作っていく。老人の姿をしていた時は背だった場所からは真っ黒にべたついた翼が粘液をまき散らしながら広がり、不気味に脈打つ黒い管が無数の蛇が如く床を這う。老人の顔はそのままなのが何よりおぞましかった。 そこから異様に長く黒い首が伸び、先端で老人の顔が気狂いのような哄笑をあげた。一頭の竜のような形状、そ...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.10 Wed 09:33
JUGEMテーマ:ファンタジー小説 夢だったのかそれとも幻なのか、光に満ちた空の中で小さな君と遊んだ記憶がある。夢の中の自分の姿はとても幼く見慣れない姿をしていて、それでもそれが自分だと理解出来たのはその子供が金色の髪と青い瞳をしていたから。そして君は銀色の髪と緑色の瞳をしていた。二人はとてもそっくりで、まるで一対の双子のようだった。その時自分は君が女の子だなんて思っていなかったし、自分が男であるということも意識のうちにはなかった。ただ一緒にいるのが楽しくて二人でいたそこは多分楽園だった...
三日月の聖書〜景澤 晶の創作思考 | 2012.10.09 Tue 13:16
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