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ミスター・グリーンと空とぶポニー

 ことしも初夏のさわやかな風が、スモモ通り十二番地にふきつけました。みどりがしげるころのスモモ通りはといえば、ちょっとした絵はがきのような景色でした。 白い砂浜のむこうにひろがる、絵の具をとかしたような深いプルシアンブルーの海。甘い果実をつけた木々がそこここに立ちならび、かわいい小動物たちが枝の上でたわむれています。石畳にはこまやかな彫刻がほどこされ、坂道や階段は、どこも色とりどりの花でかざられていました。白壁のちいさな家々ときたら、まるで砂糖菓子のようです。 なかでも、いちばん目をひくのは...

こどものほん | 2009.02.21 Sat 20:40

きらきら星 2章 ♯7

JUGEMテーマ:連載   きらきら星 2章 ♯7:遠い昔のことなど「・・・と、いうわけで、相談室に行き始めたわけ」『いや、学校に行かなくなったんだろうなっていうのは分かるけど。相談室に行くまでの過程を全部端折っただろ』「端折っとらんよ、失礼な」『失礼も何もあるか。端折っただろうが』 私は日本人特有の曖昧な笑みを浮かべて、手の中のグラスを握り締めた。水滴が机を濡らしていたので、私は手元に置いておいたハンカチでそれを拭う。「なんもないよ。・・・相談室の存在は母さんが知っとったけえ、担任に相談室に通...

きらきら星 | 2009.02.21 Sat 18:42

整体師 諸星玄丈 第24話

JUGEMテーマ:連載 第1章 玄丈先生との出会い4 翔太との出会い(2) すると、ぼくの声を聞きつけた大将格らしい男が、恐ろしい顔でやってきた。「おれたちのやることに文句があるのかよ」 男の眼はぎらぎらしている。「卑怯なことはやめろと言って何が悪いんだ」 また、やってしまった。こういうとき、ぼくは見境なく感情的になってしまい、恐怖心がどこかにすっ飛んでしまうのだ。「ほう。偉そうな口をきくぜ」 男は舌で自分の下唇をひと舐めしてから、いきなり殴りかかってきた。 なんのことはない。ぼくは一発であっけなく...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.02.21 Sat 07:40

整体師 諸星玄丈 第23話

JUGEMテーマ:連載 第1章 玄丈先生との出会い4 翔太との出会い(1) 細野との縁を切ってから、初めて日差しが春めいていることにぼくは気がついた。思いがけない体験をしている間、ぼくは時のうつろいを感じる余裕すら失っていたのである。いつの間にか、季節は三月の半ばを過ぎていた。 このころ、ぼくには気がかりなことがあった。怖い取り立て屋が家に押しかけて来るのではないかと恐れていたのだ。 しかし、どうやらそれは杞憂のようであった。たかだか数万円の金を取り立てるような面倒なことを、彼らはしないのだろう。 ...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.02.20 Fri 06:51

整体師 諸星玄丈 第22話

JUGEMテーマ:連載 第1章 玄丈先生との出会い3 起業家と元キャスターの対談(10)「……三十万円ほどかかるのですが。いかがでしょうか」 編集長の言い方は、いつもの調子に比べるとずいぶん歯切れが悪かった。しかし、いくら歯切れが悪くても、吉村の息を詰めさせるには十分であった。 ここに至って、ぼくもようやくすべてを理解した。これがこの雑誌社のやり口だったのだ。 もちろん、ここで吉村が断れば話は終わりだ。だが、吉村は簡単には断れない。せっかく児島という有名人と対談できたのだ。これを活かさない手はない。 吉...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.02.19 Thu 08:28

整体師 諸星玄丈 第21話

JUGEMテーマ:連載 第1章 玄丈先生との出会い3 起業家と元キャスターの対談(9) 対談から一週間後、相変わらず胃痛もちのような陰気な顔をしている細野が、一緒についてくるように言った。「どこに行くんですか?」「吉村の事務所さ」「何をしに?」「行けばわかるさ」 吉村の事務所は高田馬場駅そばの比較的新しいビルの中にあった。 事務所には従業員が五、六人いたが、話し声はほとんど聞こえず、キーボードを打つ音だけがやけに響いていた。 応接室に通され、二人並んで真新しいソファーに腰掛けて待っていると、吉村がや...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.02.18 Wed 08:39

EGOIST.15

JUGEMテーマ:連載I'm dying of boredom.--04

Dear Children | 2009.02.18 Wed 03:05

整体師 諸星玄丈 第20話

JUGEMテーマ:連載 第1章 玄丈先生との出会い3 起業家と元キャスターの対談(8) ようやく、吉村の出世話が一段落した。そこで、ぼくは前もって細野に命じられていた経済雑誌社らしい質問をした。「今後の事業展開について、お聞かせいただけますか?」「我が社は、二年後には上場を目指しています」「えっ、そんなに早くですか?」 予想外の答えであった。「ええ、おそらくこれまでで最速に近いでしょう。私はとにかく一番じゃなきゃ嫌なんです。仕事もそうですが、ふだんの生活もそうです。電車に乗っていても、隣の線路の電車...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.02.17 Tue 09:05

整体師 諸星玄丈 第11話

JUGEMテーマ:連載 第1章 玄丈先生との出会い2 編集長との面接(4)  思いがけない言葉に、ぼくは行きかけた足を止めて、振り向いた。 「割烹ですって? 覚えがありませんが。何かの間違いではありませんか?」 「いえ、ちゃんとあなたの名前が入っていますよ。月田槙太郎さんでしょ」  不審に思って請求書を見ると、それは前田社長とふぐを食べた店だった。請求金額は七万円とある。 「冗談じゃありませんよ。前田社長がご馳走してくださると言ったんですから」 「しかし、あなたに請求書が来ていますからねえ。さっき...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.02.16 Mon 17:55

整体師 諸星玄丈 第19話

JUGEMテーマ:連載 第1章 玄丈先生との出会い3 起業家と元キャスターの対談(7)「役員さんときたら、これまでの態度を一変させちゃいましてね。掌を返すようだとはこのことです。『これは素晴らしい。息子が大喜びするぞ』『こんなのは見たことがない!』なんてね。それから、かれこれ三十分くらい、役員さんと私は切手について話をしたでしょうか。私も嫌いではないものですから、話がどんどん弾んでしまいました」 吉村は興が乗ってきたらしく、口の角から泡を飛ばしていた。こっちはその飛沫がコーヒーカップに落ちてこないか...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.02.16 Mon 17:54

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