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嬉し恥ずかし少女漫画風学園ラブコメ編13話。 三人組に、長澤先生が見せた星とは… これが、故郷の星。 ロボ子さんといっしょ。 98話――『天体観測の夜。その4。』 https://ncode.syosetu.com/n9675ep/98/ JUGEMテーマ:自作小説
MUNNINの止まり木 | 2019.08.09 Fri 18:13
JUGEMテーマ:自作小説 色彩の全ては、ヒポカンパスだった。ルナティックの唇から僕の唇に染み込む熱が、都市に無数のヒポカンパスを放ったようだった。都市の空は銀色の夜のままだったけれど、地表との間の空間は、鮮やかで賑やかで淑やかな色彩で満ちている。ビルディングによって複雑に切り欠きされた空間を、那由多の色彩を纏った那由多以上の数のヒポカンパスたちが、流れるように飛翔している。そして特別なカーニバルの夜であるかのように踊っていた。僕には聞こえなかったけれど、今都市には彼らの舞踏のた...
pale asymmetry | 2019.08.08 Thu 20:54
JUGEMテーマ:自作小説 畢竟自殺 川上先生は言う。 「どうも装飾の多い人生というのは,薄っぺらな懐紙のようで使い勝手が悪くていけない」
sommeil | 2019.08.08 Thu 17:38
JUGEMテーマ:自作小説 都市は既に朝に牽引されているはずだったのに、全くそうは見えなかった。屋上から見下ろす都市は、銀色の夜にどっぷりと浸されていた。銀色という色だけに着目すると、それは夜ではないのかも知れない。けれど空気の沈み具合や、音のくぐもり具合から、夜であるとしか思えなかった。白夜ともまた違う、世界を純粋な覚醒のまま、ふしだらな悪夢を起動させてるような、そんな銀色の夜だった。 「こちらの都市は、色彩に溢れているのね」 隣に並んで都市を見つめている、坊主頭の女の子...
pale asymmetry | 2019.08.07 Wed 21:15
嬉し恥ずかし少女漫画風学園ラブコメ編12話。 露穂子さんと西織先生の秘密が、今夜あばかれる…! ロボ子さんといっしょ。 97話――『天体観測の夜。その3。』 https://ncode.syosetu.com/n9675ep/97/ JUGEMテーマ:自作小説
MUNNINの止まり木 | 2019.08.07 Wed 18:32
夜の中庭はライトアップされてより一層秋を感じることのできる風情となっていた。空に目をやると暗闇ですっかり覆われてしまっているが、それがメリハリのある演出をしてくれるようだった。テーブルの上には思い思いの料理が並べられており、いつもと違ってゆっくりと食べざるをえなかったのだ。傍から見ると大人の女性二人と女子高生一人が一緒の席で食事をしているように見えるのだが、実際にはそうではないことは誰も知るはずがなかった。そのため、私は京香先生として食事中の会話を楽しんでみることにした。 続き...
あやかる | 2019.08.06 Tue 16:40
JUGEMテーマ:自作小説 天蓋付きベッドは、人工の泉の水面に立っている。それとも横たわっていると言うべきだろうか。ベッドを包み込んでいたカプセルはいつの間にか消えていた。猿も菫色のピラミッドも。ドレスがそれらを持ち去ったのかも知れない。彼女は暴君だから、好きなものを好きなだけ連れ去ることが出来るのだろう。 水面は凝固しているのだろうか。僕はその水面に触れてみる。指は、手は、腕は、どこまでも水中へと飲み込まれていく。当然だろう。たった今その水面を破ってベッドが現れたのだから。...
pale asymmetry | 2019.08.05 Mon 22:03
嬉し恥ずかし少女漫画風学園ラブコメ編11話。 生徒一番の美女、井原先輩が天体観測にやって来た! ロボ子さんといっしょ。 96話――『天体観測の夜。その2。』 https://ncode.syosetu.com/n9675ep/96/ JUGEMテーマ:自作小説
MUNNINの止まり木 | 2019.08.05 Mon 19:33
JUGEMテーマ:自作小説 「都市というものは眠らないものだわ。でも仮に眠るとしたら、その目覚めにふさわしい時刻は午前6時ではないかしら。午前6時は、朝という事象に強く結びつける時刻だと思えるのだわ」 カエル型ヘルメットのバイザーに浮かび上がっているAM6:00の文字が、点滅を始める。SOSのモールスのリズムで。 「助けを求めているのは、私ではないのだわ。そして、あなたでもないのだわ」 ブーメランを握り締めている腕と指に力が込められるのが解った。そしてブーメランは、指南の魚はあっけ...
pale asymmetry | 2019.08.04 Sun 21:42
JUGEMテーマ:自作小説 疾走する僕は、菫色に煌めく鱗によって再記述されているようだった。菫色のブーメランに追随する鱗の群を追いかけている内に、都市と僕との間のルールは、どんどんと改変されているようだった。最初に感じたのは質量だ。僕の質量が、どこかに流失しているような気がしたのだ。都市を不眠で活動させるためのジェネレータの回転に吸い取られているような感じだった。 気がついたときには、僕と電磁モーターサイクルは鱗の群と共に宙を走っていた。都市に林立するビルディングの壁を疾走し...
pale asymmetry | 2019.08.03 Sat 21:47
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