すみません、第1話目の「次へ」リンクが貼り間違えていて、「次へ」を押すと第3話に飛んでしまうとご指摘をいただきました。 現在、リンク張り直し作業終了しております。 もし1話目の後「次へ」を押して次のお話を読まれた方がいらしたら、ぜひ2話目もお読みいただけると嬉しいです。 以下からもリンクを貼っております。 『少年と剣聖と海の魔獣:01』 『少年と剣聖と海の魔獣:02』 『少年と剣聖と海の魔獣:03』 大変ご迷惑をおかけしました💦 どうぞ見捨てずにまたお付き合い下さると嬉しいです。 ...
真昼の月 | 2025.04.27 Sun 06:08
◇◇◇ ◇◇◇ 結局、ヒューイは海軍に入ることにしたようだ。あの募兵で今回軍に入ったのはおよそ三十人。新入り達は年の近い者でまとめられ、六人部屋を与えられている。ヒューイは十六歳とかなり若い方だが、それでも同じ年頃の新兵が他にも二人いて、当然三人は同じ部屋になった。 三人の中で一番年上なのが十九歳のダリル。次が十七歳のセオで、一番若いのがヒューイだ。ダリルは三人の中では一番年上で体も大きいせいか、自分を三人組のリーダーだと言い張り、二人を子分のように扱おう...
真昼の月 | 2025.04.20 Sun 05:58
すいません、今日ちょっと長いです💦 ◇◇◇ ◇◇◇ プリモナール王国はガローラ大陸の西北に位置する、ほどほどに大きな王国である。東南には山岳地帯があり、魔獣の被害が続いている。王都はデネグフト。王都の中心である王宮では今、国の上層部が声を潜めて、それでもある話題で持ちきりである。 「ねぇ、お聞きになった?」 「あら、あのお話かしら?」 「ええ、もちろんですわ」 さやさやと、さやさやと、城のあちこちでさえずりが聞こえ...
真昼の月 | 2025.04.13 Sun 07:04
皆様、本日より新しい小説をお届けいたします。 今回、ファンタジーなのですが、大丈夫でしょうか💦 また、えちシーンは匂わせだけで、Rつかないんじゃないかな~と思っております💦 それでも大丈夫だよ!という方はお付き合いくださいますと嬉しいです。 それでは、『少年と剣聖と海の魔獣 』始まり始まりです! すいません!! 1話目の後に3話目にリンクが飛んでいたとご指摘いただきました! 現在リンク直っております!(4月25日現在) はる様、教えてくだ...
真昼の月 | 2025.04.06 Sun 03:12
ここは『少年と剣聖と海の魔獣の物語』の目次です。 <少年と剣聖と海の魔獣の物語> 魔獣に村を殲滅された少年ヒューイは、生きるために海軍に入隊する。一方その頃、王宮では剣聖と称される第一騎士団長が出奔し……。 ファンタジー、魔法、魔獣、王立騎士団、海軍、少年兵、艦長、海賊 魔法や魔獣や王立騎士団、海軍などが出てくるファンタジーです。えちシーンは匂わせで、(R)はつかない予定となっております。 ムーンライトノベルズに...
真昼の月 | 2025.04.06 Sun 02:27
◇◇◇ ◇◇◇ 遠い山の中。最寄りの駅から緑の山道を抜けると、陶芸の村がある。 村の中はレンガで舗装されている。昔からの工房。歴史のある登り窯。ろくろや絵付けの体験もできるし、年に二回、大きな陶芸市も立つ。 メイン通りには昭和モダン様式の倉や店が並び、各工房ごとの店や、県下の伝統工芸や民芸品の土産物屋も並ぶ。もちろん、子供が喜ぶお土産屋さんも。 村から少し車で行くと湖があり、夏はカヌーを楽しめ、冬は雪原散策が人気だ。天体観測ツアーやバードウォッチング、サイクリングやアスレチック...
真昼の月 | 2025.03.09 Sun 08:59
伊嶋村には、陶芸だけしか選択肢がなかった。陶芸の才能が無いからと、村を出て行った者も多い。ただでさえ若者に倦厭されがちな古い体質の村なのに、このままでは村が無くなってしまう危険だってある。それは伊嶋焼きの存続に直結しているのだ。それなら逆に、陶芸以外の選択肢があれば、若い奴らも少しはこの村に残ってくれるのではないか。そう思っても、それは具体的にどんな選択肢なのかも、どうしたらその選択肢を実現出来るのかも分からなかった。 『でもさ、久義はバーマストンの中で子供の頃から暮らしてきた訳だろ?...
真昼の月 | 2025.02.23 Sun 05:33
1階に降りて仏間でお線香を上げてから居間に入ると、若い連中はタブレットを持ち寄って早速計画表からデザイン画やら予算案やらを見せてくる。何故だか自分達が村おこしの旗頭にされてしまっていて、なんだか申し訳なくなってくる。 『あのさ、えっと……俺達、でも、いつまでもここにいるかは分からないんだよ?ひょっとしたらその……他の国とか、イギリスとか、行くかもしれないし……』 遠慮がちにそういう久義に、皆はキョトンとした顔をした。 『なんでそんな事わざわざ言...
真昼の月 | 2025.02.16 Sun 03:44
みなさま、いつも真昼の月に遊びに来てくださってありがとうございます! すいません、ちょっと色々と立て込んでおりまして、今週お休みさせて下さい💦💦 また来週再開できるように頑張っております。 よろしくお願いします。 イヌ吉拝 にほんブログ村 日本ブログ村 BL小説ランキング ←携帯の方は、こちらからお願いしますm(_ _)m ムーンライトのベルズに登録しました。 当blogのお話置き場とし...
真昼の月 | 2025.02.09 Sun 01:49
◇◇◇ ◇◇◇ 駅に着くと、信吉の軽トラが見えた。その小さなトラックを見て、久義とウィリアムは、自分たちは日本に帰ってきたのだなと思えた。 『じいちゃん、迎えは良いって言ったのに』 『なぁに、せっかくお前らが帰ってきたんだ。俺が迎えに来ないでどうするんだよ』 2月に入って、ますます雪が深い。それでも気軽に迎えに来てくれた祖父に、久義はありがたいけれども困ったように眉を下げた。 「早くこっちの免許を取らないと」 こっそり久義が囁くと、ウィリアムが隣で小さく笑う。 「日本は...
真昼の月 | 2025.02.02 Sun 05:17
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