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「それは俺の台詞だ。」「?」「本当に君の言う通り、もし万が一偶然に優希の目が移植されていたんだとして、どうしてこのタイミングで城ノ内くんが帰る必要があるんだ?」
Green+ism/解放区 | 2012.05.25 Fri 00:05
ジュネーブの浅い春は、まだ冷える。「寒いなぁ」「キビツヒコは寒がりだ」 ベルンハルトが、妙に嬉しそうに言う。吉備津彦の弱点を見つけたことで鬼の首を取ったような顔をするのが、ちょっと可愛い。震えながらそう考えて(鬼はベルンハルトだった)と、はたと気が付くと可笑しくなった。 けなされたのに笑顔を向ける吉備津彦にベルンハルトが、緑色の瞳を細める。優しい微笑みだ。 コンサートホールの前で、特別席への誘導待ちをしていると空気が冷たい。欧米人は寒さに強いのか、イブニングドレスを着た女性たちはゴージャス...
アレキサンドライト | 2012.05.24 Thu 11:27
後編のはずだったのですが、諸事情により4話完結になりました(>д<;)すみません、もう少し続けさせてくださーーーいっm(__)m 繋がりは永遠に【3】 施設を見学しに行った日から2週間後。 お母さんは、俺たちの心配を全く取り合うことなく晴れやかな表情で”福寿苑”へ入所した。 大部屋でも構わないと言ったお母さんの意見を、これだけは譲れないと樹希が却下して小さなキッチンとバス・トイレのついた1DKの個室を押さえた。―――――過保護すぎるんだ、樹希は。―――――個室にした理由は・・・、”母さんは大部屋の賑や...
いちごの喪明け | 2012.05.24 Thu 07:08
「―――これで良し、と。」「すいません・・・ありがとうございました。」「もし腫れてきたり痛みが強いようなら、ちゃんと病院で診てもらうこと。」「・・・はい。」
Green+ism/解放区 | 2012.05.24 Thu 00:05
27 「―――――おい・・・。帰れよ、尚」 「なんでー?僕、別に遊びに来たわけじゃないんだよー。しごとのはなしー」 「・・・じゃあなおさら帰れ。んで2時間後にまた来い」 「夜中じゃんっ!―――ってか、京ちゃん2時間後って、まだ続ける気?!」 「――――。・・・だったら何だよ」 「ヤダー。ぜつりーん。きもーい」 「うっせ。早く帰れッ!おしめさま」 「な・・・ッ!!―――――お、おしめさま言うなッ!」 「・・・ふん。―――――3年生までこっそりおしめしてたやつがエラソーな口聞きやがって」 「うううう、うるさいッ!そ、そ...
いちごの喪明け | 2012.05.23 Wed 06:47
気づいた時には、俺は全速力で駆け出していた。最初に見たビジョンは駅に向かう道だった。チラッと視界の端に映った少し変わったデザインの喫茶店の看板、あれは確かこっちの通りだったはず―――
Green+ism/解放区 | 2012.05.23 Wed 00:05
9 どうしたんだ?俺・・・。 何だかもう自分でもこの気持ちの昂り方についていけないくらい、どうしようもなく体が疼いた。 これじゃあまるで動物だ。えぇと・・人間も動物だけどそういう事じゃなくて・・獣!ケモノだよ、俺。んでこの興奮の仕方はアレだ、発情。だって止められないんだもん。体が勝手に暴走して、冗談でも何でもなく、本能で動いてるって感じ。 黒川は、発情した浅ましい俺をどんな気持ちで見てるんだろう・・・。―――――なんて、そんなことを考える余裕さえ、俺にはもうなかったんだけど。 &nb...
いちごの喪明け | 2012.05.22 Tue 08:10
上総さんの後についてやって来たのはあの広場だった。人通りの少ない奥のベンチを選んだ上総さんは、俺に腰掛けるよう促した後で自分も隣に座った。
Green+ism/解放区 | 2012.05.22 Tue 00:06
ちゅっちゅっと、吉備津彦のむき出しの尻をベルンハルトが吸う。「あっ、あっ」 そのたび律儀にびくびくと反応する吉備津彦の姿に、今、精を放ったばかりの鬼の欲望がキリ無く膨らむ。 さっきまで激しく睦み合って、もうできないと音を上げた吉備津彦は星を背負った白い背中と盛り上がった臀部を見せてベッドにうつぶせている。こんなに魅力的な場面で、可愛いお尻に構わないでいられるわけなどない。 脚をまっすぐに揃えてうつぶせ、枕に抱きついている吉備津彦のしどけない姿は、男女の性差を越えて劣情の火に油をそそぐ。双つ...
アレキサンドライト | 2012.05.21 Mon 10:52
本日でまつりしゅうりょーです。 26 ソファに深く背を凭せ掛け座る京助の上で、怜の体が激しく跳ねる。怜自身の意思ではなく下から京助によって突き上げられる振動に揺すぶられているのだ。 しかも、視線の向きは同方向。背を京助の胸に預け縋り付くものがない、酷く不安定な格好で攻め続けられていた。 片手で顎を捉え、呼吸を妨げるくちづけを繰り返されて、もう一方の手は熟れたように赤く色付き硬く勃った胸の粒を執拗に刺激する。 うなじや首筋に這わされる唇や舌の感触に全身が粟立って、そこから生じる水音が鼓膜を犯す。 ...
いちごの喪明け | 2012.05.21 Mon 06:34
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