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JUNE/BL/ML

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JUNE/BL/ML
このテーマについて
JUNE/BL/MLなど言われる、男×男などの同性愛要素を含む創作小説テーマです。
※ R-18作品には必ず分かるように明記しましょう。
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作者のブログへ:「yamiebi」さんのブログ
その他のテーマ:「yamiebi」さんが作成したテーマ一覧(2件)
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You Must Believe in Spring 6

 十一月のはじめの日曜日の午前中、和之は駅前のコーヒーショップで理誠を待っていた。  混み合ったコーヒーショップのレジでブレンドを頼みながら店内を見回す。カウンター席に座っていた理誠が和之に気づいてにこやかに手を挙げた。  レジで会計を済ませて理誠のもとへ歩いていく。和之はこのまま店の外へ行ってしまいたいという衝動を抑えた。 「星一くんは何か言ってた?」 「何も言ってなかったよ」  理誠のとなりの席に腰を下ろす。理誠はざっくりと編んだ紺のセーターと白いシャツ姿で、ストレートのジー...

Interplay | 2017.07.25 Tue 21:47

You Must Believe in Spring 5

 日曜日の夕方、和之は小料理屋で理誠と待ち合わせをした。  理誠はすでに店内の奥の座敷で和之を待っていた。理誠が手を挙げる。  和之は数人の客がいるテーブル席を通り過ぎると、靴を脱いで座敷に上がった。  理誠は白いシャツに紺のスーツ姿で、ネクタイは締めていなかった。座敷のいちばん奥の座卓に陣取った理誠は、壁際によりかかって座っている。 「勝手にお任せで頼んだから」  和之がすこし緊張した面持ちで理誠の向かいに座る。和之は携帯電話を取り出すと、星一に小料理屋の名前をメールで送った。 ...

Interplay | 2017.07.22 Sat 17:17

You Must Believe in Spring 4

 次の週の日曜日、星一は内山に誘われてドライブへ行くことになった。  内山は実家で借りたという赤いメタリックの軽自動車で星一を迎えに来た。座席を一杯に下げて運転席に納まる内山は窮屈そうだった。 「蒼悟さんって車運転できたんですね」 「たまに運転しないと忘れるんだよ」  車はけやき並木を下ると、海際の幹線道路を右へ曲がっていった。住宅団地を抜けて、狭い砂浜の海岸と並走していく。  穏やかに晴れた空は高く、砂浜は岩混じりの渚に変わっていった。ごつごつした岩が海岸を占めるようになると、...

Interplay | 2017.07.17 Mon 21:54

You Must Believe in Spring 3

 星一がふたたび大学へ行くことができるようになったのは、十月の始めだった。  父親が会社へ出社しはじめたのも同じ時期だった。父親は、近所の洋菓子店の菓子折りを持って、緊張した面持ちで会社へ行った。が、すぐにいつもの調子を取り戻したのか、明るい表情で会社へ向かうようになった。  星一は学部の教官室へ挨拶をすませると、一限目の憲法学が行われる大教室へ行った。窓際の手前の席に腰を下ろす。授業が始まるまで本を読んでいると、女子の学生に声をかけられた。 「皆川くん、もう身体大丈夫?」  以前...

Interplay | 2017.07.15 Sat 22:54

月に一度のランチ 8(完)(結晶シリーズSS)

 ゆったりと、時間が止まったような店の中で過ごす、どこか現実味のない時間。そこには駆け引きめいた、……それでいてどこか共犯めいた空気が流れていた。 「慎也、そろそろまたランチに行こうか」  ジェイクのメールに大竹も「分かった」と返事を返す。  そうして大竹はふと気づく。あの店はЁlysionと対極にありながら、“非日常”という意味ではよく似ている、と。そしてその日常から切り離された空間は、自分が思っている以上に居心地が良いのだ。ひとたびその中に身を置いてしまうとそこか...

真昼の月 | 2017.07.11 Tue 13:39

月に一度のランチ 8(完)(結晶シリーズSS)

 ゆったりと、時間が止まったような店の中で過ごす、どこか現実味のない時間。そこには駆け引きめいた、……それでいてどこか共犯めいた空気が流れていた。 「慎也、そろそろまたランチに行こうか」  ジェイクのメールに大竹も「分かった」と返事を返す。  そうして大竹はふと気づく。あの店はЁlysionと対極にありながら、“非日常”という意味ではよく似ている、と。そしてその日常から切り離された空間は、自分が思っている以上に居心地が良いのだ。ひとたびその中に身を置いてしまうとそこか...

真昼の月 | 2017.07.11 Tue 08:11

月に一度のランチ 7(結晶シリーズSS)

 ただ、夢を見ていたいのだ。  自分のいなくなった後も、自分が愛し、その人生を捧げた店がいつまでも続いていく。その時、その店の中央に立つのが“愛する息子”である大竹であれば良いと、ジェイクは夢を見ているのだ。  ジェイクの夢を、目の前で握りつぶすことなど大竹にはできない。それでもその夢を叶えてやることはできないのだと……それはジェイクも……多分マスターと遠乃も知っている。  それでも遠乃は訊くのだ。 「何か困ったことはない?」と。  月に1度のランチ...

真昼の月 | 2017.07.10 Mon 08:04

You Must Believe in Spring 2

 睦美は星一を伴って岸田教授の家を訪れた。  岸田教授の妻の遺影に線香をあげると、ふたりはすこし緊張した表情の岸田と向かい合った。 「お借りしていた二百万円です。ありがとうございます」  睦美は分厚い封筒をテーブルに置いて、岸田のほうへ滑らせた。岸田の目鼻立ちのはっきりした、上品な顔立ちに、失望の色が浮かぶ。 「お金を返して、お家は大丈夫ですか」 「主人も来週から職場に復帰できるようになりましたので、大丈夫です。ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした」 「皆川くんがなにか言...

Interplay | 2017.07.09 Sun 23:33

月に一度のランチ 6(結晶シリーズSS)

 そうして、遠乃は大きな瞳で大竹を見つめて訊くのだ。 「ね、先生。困ったことはない?」  ああ、つまりそういうことか。  ジェイクの店である「Ёlysion」は“選ばれた人間”だけが入ることを許された会員制のクラブだ。ジェイクやその会員達は、Ёlysionをただの“同性を嗜む男達の気がねのいらないサロン”と言うが、世間の噂はそうではない。  「日本は夜、Ёlysionで作られる」と言う者もいる。「Ёlysionが日本を動かしている」とも。  それは、噂だけにしか存...

真昼の月 | 2017.07.09 Sun 08:13

月に一度のランチ 5(結晶シリーズSS)

「……何あんた、教育関係者?」  仕事関係じゃない人間に渡す名刺はないと態度で示す大竹に、更に美人が手を伸ばす。 「さっき名刺見せたでしょ!違いますよ!ほら、良いから早く!」  しつこい美人を面倒くさそうに見る大竹に、ジェイクが小さく窘める。 「慎也、そうもったいづけることもないでしょう。1枚くらい差し上げなさい」  ジェイクにせっつかれて、大竹が面倒くさそうに名刺を1枚取りだして渡すと、美人は嬉しそうに名刺を眺めて、自分のカードケースにしまった。 「へー、藤光学園って...

真昼の月 | 2017.07.08 Sat 08:01

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