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「でもあいつはガキのくせに体使ってのし上がろうなんて、根性のくそ曲がったガキ何だぞ! だいたい艦長も艦長だよ。あんなガキ相手にさぁ。変態かよ!」 ダリルの強い口調に、男達は逆に嘲るような表情を浮かべた。 「は? なに? ダリル、艦長のオンナになりたかったの?」 「な!?」 俺が、艦長のオンナに!? 見当違いにもほどがあるだろう!? ダリルが口元を震わせると、男達は余計に面白がって囃し立てる。 「ああ、自分が選ばれなかったから怒ってるんだ?」 「艦長がヒューイを好きになったのは、...
真昼の月 | 2026.07.12 Sun 19:21
こんな場で、お前らそんな話をよくも本人の前でするな!? っていうか、ここにお前らの可愛いヒューイもおりますが!? お前ら言いたい放題かよ!! 可哀想に、イグニスの隣でヒューイも小さくなってるだろ!? だがもちろん、奴らはそんなこと気にしない。長い付き合いで、板の上で苦楽を共にしてきた仲なのだ。階級にも身分にも開きはあるけど、オーリュメール号の戦闘幹部達は家族も同然。 そうして家族だと見た時に、イグニスは決して家長ではないのだ。 そう、家長はもちろんデーリッヒ副艦長だ。仕事となれ...
真昼の月 | 2026.07.05 Sun 20:02
◇◇◇ ◇◇◇ 艦長とその従卒が付き合っているのではないか。その噂が艦内を巡って久しい。 決して表立ってその様子を見せないようにとヒューイから言われ、イグニスも大分顔を繕ってはいるが、その甘々な雰囲気はじわりじわりと当たりに漂っているし、一度立った噂は元には戻らない。ましてや恋バナである。男ばかりの艦内ではあるが……いや、男ばかりの艦内であるからこそ、その手の話は根強いのだ。 それが面白くないのは、もちろんダリルである。だが、ダリルが周りの...
真昼の月 | 2026.07.05 Sun 20:02
◇◇◇ ◇◇◇ 別に誰かが言い出した訳でもないけれど、ボルドー艦長とその従卒が付き合い始めたんじゃないかという噂は、あっという魔にオーリュメール号を駆け巡った。 まぁ、それはそうだろう。ヒューイは今まで通りの態度を見せているが、そのヒューイを見る艦長の様子が明らかにおかしいのだから。 いや、もちろん艦橋にいる艦長はいつも通り凜々しくてかっこいい。おかしなところなんてなさそうに見える。 でもダメだ。例えばヒューイと一緒に歩い...
真昼の月 | 2026.06.28 Sun 18:30
こんな場で、お前らそんな話をよくも本人の前でするな!? っていうか、ここにお前らの可愛いヒューイもおりますが!? お前ら言いたい放題かよ!! 可哀想に、イグニスの隣でヒューイも小さくなってるだろ!? だがもちろん、奴らはそんなこと気にしない。長い付き合いで、板の上で苦楽を共にしてきた仲なのだ。階級にも身分にも開きはあるけど、オーリュメール号の戦闘幹部達は家族も同然。 そうして家族だと見た時に、イグニスは決して家長ではないのだ。 そう、家長はもちろんデーリッヒ副艦長だ。仕事となれ...
真昼の月 | 2026.06.28 Sun 18:30
本日少し長いですが、キリが良いので切らずに行っちゃいます! お付き合いの程、よろしくお願いします!! イヌ吉拝 ============================= 「その……セオとは、えっと、つまり、デート、とかだったのか?」 「は?」 イグニスの顔は真っ赤である。真っ赤な顔でそんなことを聞いてくる艦長=自分の上司。きっと、恐怖でしかないだろう。だが、ヒューイは驚いた顔をふっと引っ込めると、いつもの笑顔を見せてくれた。ご...
真昼の月 | 2026.06.21 Sun 19:55
◇◇◇ ◇◇◇ 別に誰かが言い出した訳でもないけれど、ボルドー艦長とその従卒が付き合い始めたんじゃないかという噂は、あっという魔にオーリュメール号を駆け巡った。 まぁ、それはそうだろう。ヒューイは今まで通りの態度を見せているが、そのヒューイを見る艦長の様子が明らかにおかしいのだから。 いや、もちろん艦橋にいる艦長はいつも通り凜々しくてかっこいい。おかしなところなんてなさそうに見える。 でもダメだ。例えばヒューイと一緒に歩い...
真昼の月 | 2026.06.21 Sun 19:55
本日少し長いですが、キリが良いので切らずに行っちゃいます! お付き合いの程、よろしくお願いします!! イヌ吉拝 ============================= 「その……セオとは、えっと、つまり、デート、とかだったのか?」 「は?」 イグニスの顔は真っ赤である。真っ赤な顔でそんなことを聞いてくる艦長=自分の上司。きっと、恐怖でしかないだろう。だが、ヒューイは驚いた顔をふっと引っ込めると、いつもの笑顔を見せてくれた。ご...
真昼の月 | 2026.06.14 Sun 10:24
すいません、先週は無断でお休みをいただいてしまいました💦 また今週からよろしくお願いします!! イヌ吉拝 ============================ ◇◇◇ ◇◇◇ イグニスはバクバクする心臓を抱えながら、ヒューイの部屋に向かった。ヒューイは直接食堂に向かってしまっただろうか。いや、荷物を色々持っていたから、きっと部屋に戻っているに違いない。 ヒューイの部屋は現在は戦闘幹部を含む上級兵の住む宿舎の中にある。まだ新人ながら艦長の従卒は艦長の傍に住み、細々とした用...
真昼の月 | 2026.06.07 Sun 04:09
本日2話目の更新になります。前のお話を読んでいない方は、「戻る」ボタンからお読みいただけると嬉しいです。 2話目ではありますが、少し長いです💦 そろそろBのLが動き出しますよ〜〜! イヌ吉拝 ◇◇◇ ◇◇◇ セオと別れた後、ヒューイとデーリッヒはまっすぐ艦長であるイグニスの執務室に報告に行った。もうそろそろ夕飯の時間であるが、そこにはまだイグニス始め戦闘幹部達が残っていて、ヒューイを待ち構えていた。 ヒューイは相手の人数や特徴、どのように待ち伏せをしていて...
真昼の月 | 2026.05.24 Sun 12:05
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