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◇◇◇ ◇◇◇ 王宮の前庭には、ずらりと騎士が六十人ほど並んでいた。そして騎士の後方には、イグニスが初めて目にする、額に角を生やした馬が同じく六十頭。 プリモナール王国が誇る王立聖騎士団の中でも精鋭と言われる、第一騎士団である。 圧巻。そう、まさに圧巻の風景だ。 そこに、聖騎士団の制服を着たユグノーが颯爽と現れた。イグニスは思わず居ずまいを正す。 見慣れない銀髪をオールバックにし、威風堂々と聖騎士達を睥睨する彼は、イグニスの知らない剣聖の姿をしていた。 だが、当然ながら、&...
真昼の月 | 2026.10.25 Sun 19:16
「な……」 驚きに目を見開くイグニスに、ユアンシェンがその先を引き継いだ。 「強い魔力を持つ者は、そうなるんだ。私にも魔力が多少あるが、いつも年よりも多少若く見られてしまう。ドルネール総長など、 この見た目で100才を超えていらっしゃるのだ」 話には聞いていたが、こうして近くで見ても、100才を超えているようには全く見えない。重ねて言うが、この世界の平均寿命は70才で、100を超えているなどあり得ないのだ。 それに対し、ドルネール総長はどこか諦めの混じった顔で薄く笑った...
真昼の月 | 2026.10.18 Sun 19:43
◇◇◇ ◇◇◇ 別室に通されたイグニスは、言われたとおりベッドに横になって目を閉じた。だが、もちろん眠る事なんてできなかった。眠ろうとすればするだけ、先ほどのやりとりが思い出されて、どんどん目が冴えていく。 まさか、アスター殿下がヒューイに求婚していたとは……。いや、それ以前に、ヒューイが剣聖? 私と同じ28? 年を、取らない……。いや、ゆっくりと年を取る……? いや、本当にヒューイは28なのか? 16歳だと言われても全く違和感のないあの姿で...
真昼の月 | 2026.10.18 Sun 19:43
「ヒューイ……お前……いや、貴殿が……剣聖ユグノー・アル・オニール殿……なのか? だが、剣聖は確か私と同い年では……」 イグニスは彼にどう接して良いのか分からないようだった。そんなイグニスに、ユグノーはちょっと困った顔をした。その顔はとても幼く……まるで、“ヒューイ”のように見えた。 当たり前だ、彼はヒューイだ。……だが、この国一の……いや、この大陸でも類を見ない剣聖、ユグノー・ア...
真昼の月 | 2026.10.11 Sun 19:08
「な……」 驚きに目を見開くイグニスに、ユアンシェンがその先を引き継いだ。 「強い魔力を持つ者は、そうなるんだ。私にも魔力が多少あるが、いつも年よりも多少若く見られてしまう。ドルネール総長など、 この見た目で100才を超えていらっしゃるのだ」 話には聞いていたが、こうして近くで見ても、100才を超えているようには全く見えない。重ねて言うが、この世界の平均寿命は70才で、100を超えているなどあり得ないのだ。 それに対し、ドルネール総長はどこか諦めの混じった顔で薄く笑った...
真昼の月 | 2026.10.11 Sun 19:07
「ヒューイ……お前……いや、貴殿が……剣聖ユグノー・アル・オニール殿……なのか? だが、剣聖は確か私と同い年では……」 イグニスは彼にどう接して良いのか分からないようだった。そんなイグニスに、ユグノーはちょっと困った顔をした。その顔はとても幼く……まるで、“ヒューイ”のように見えた。 当たり前だ、彼はヒューイだ。……だが、この国一の……いや、この大陸でも類を見ない剣聖、ユグノー・ア...
真昼の月 | 2026.10.04 Sun 18:15
「ヒューイ……?」 イグニスが戸惑うように、口の中で小さく恋人の名を呼ぶ。 ヒューイ? ヒューイ、どういうことだ? その髪の色は? 表情がまるで違う。今まで俺が知っていた、無邪気で可愛い表情ではない。まるで……まるで研ぎ澄まされた氷のような、その表情は……? そのままヒューイが立ち上がり、議場を出て行こうとする気配を察すると、「待て」とドルネール総長が声をかける。 「海軍の軍服では、第一騎士団の奴らは言うことを聞かんぞ。服装を改めろ」 「服な...
真昼の月 | 2026.09.27 Sun 19:31
「何故、お前がそこにいる?」 アスターの問いに、イグニスがヒューイを自分の背後に庇う。 「私の従卒が失礼を致しました。ですが、今は危急の時にてご容赦を願います」 アスターとイグニスの間に緊張が走った。アスターのイグニスを見る目にはまるで敵を前にしたときのような殺気を含んでいる。何故。それなのにヒューイはまったく怯んだ様子がない。相手が第三王子だと気づいていないのだろうか。だが、それにしては。 ヒューイの態度にイグニスがさすがに違和感を感じたとき、聖騎士団ドルネール総長がおもむろに...
真昼の月 | 2026.09.27 Sun 18:41
「何故、お前がそこにいる?」 アスターの問いに、イグニスがヒューイを自分の背後に庇う。 「私の従卒が失礼を致しました。ですが、今は危急の時にてご容赦を願います」 アスターとイグニスの間に緊張が走った。アスターのイグニスを見る目にはまるで敵を前にしたときのような殺気を含んでいる。何故。それなのにヒューイはまったく怯んだ様子がない。相手が第三王子だと気づいていないのだろうか。だが、それにしては。 ヒューイの態度にイグニスがさすがに違和感を感じたとき、聖騎士団ドルネール総長がおもむろに...
真昼の月 | 2026.09.20 Sun 00:57
皆様、本日より新しい小説をお届けいたします。 今回、ファンタジーなのですが、大丈夫でしょうか💦 また、えちシーンは匂わせだけで、Rつかないんじゃないかな〜と思っております💦 それでも大丈夫だよ!という方はお付き合いくださいますと嬉しいです。 それでは、『少年と剣聖と海の魔獣 』始まり始まりです! すいません!! 1話目の後に3話目にリンクが飛んでいたとご指摘いただきました! 現在リンク直っております!(4月25日現在) はる様、教えてくだ...
真昼の月 | 2026.09.19 Sat 17:31
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