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(R-18) 「すごいよ…きみの蜜でトロトロだ」 俺が何度達したかわからない間にも、この人は身につけた衣服をそのままに、ちっとも乱れ着崩した様子なんて窺えない。 「も、俺ばっか…ずる、い……ひぁっ!」 はふはふと、相変わらず乱れたままの呼吸を整える事もできなくて。 それでも悔しい胸の内を吐き出す俺に、何が楽しいのかクスクスと笑みを浮かべるこの人の手が、たった今達したばかりの俺の熱棒をやんわりと包み込んできた。 「や、無理っ!あ、あ…っんんん!」 信じられないけど、たった今その熱を放ったばかり...
駄文倉庫 | 2020.09.15 Tue 00:47
(R-18) 「気になるかい?だったら、そんなの気にならなくなるくらい、きみの事を溶かしてあげるよ」 フッと笑みを浮かべた浅葉さんが、手早く服を脱がされてしまった俺の胸へと顔を埋め、指先で軽く押していた突起を舌で転がし始めた。 「ひゃ、っぁ…んんっ」 レロレロって、浅葉さんの舌が動くたびに、ビクビク震えちゃう俺の身体は、それだけで抵抗なんてできなくなっていた。 緊張で固くなった俺の身体をほぐすように、本当に緩やかな愛撫を施され、それだけですでに何も考えられなくなっていた俺は、次の瞬間ビクリ...
駄文倉庫 | 2020.09.15 Tue 00:43
(R-18) そう思ったはずなんだけどなあ…。 なんでしょう、この状況は? 仕事が終わる頃、約束通り迎えに来た浅葉さんに連れて来られたあの人の自宅は、周りに立ち並ぶ家々を見てもわかるように、あきらかな高級住宅で。 デカイ!とにかくデカイ! 「まさか…実家なの?ってか…金持ちのボンボン?」 「30も過ぎて、親と暮らしているなんて少し恥ずかしいんだけどね」 恐る恐る尋ねた俺に、明確な答えをくれないまま、苦笑しがら案内してくれた浅葉さんの部屋は、これまたデカイ! 一体何畳あるの?ってか、俺の家が丸...
駄文倉庫 | 2020.09.15 Tue 00:38
初めてあの人を見た時は、こんなところで昼飯も食べずに、何をボ〜ッとしてるんだろうって、それだけだった。 いつもの指定席に腰を下ろす時、いつもふと視界の端に映るあの人は、ぼんやりと焦点の定まらない目つきでどこか遠くを見ていた。 一見しただけでは、なんの苦労も知らない、いかにもエリートですって風貌で。 身に纏うオーラも違うって言うのかな……ちょっと嫌味なくらい、きっちりと着込んだ高そうなスーツが似合っていて。 でも、エリートサラリーマンと言うには、どこか崩した髪形は、逆の意味でとても好感が持てた...
駄文倉庫 | 2020.09.15 Tue 00:32
「女を抱いた数と、ときめきが比例するわけじゃない事くらい、あんたもわかってんでしょ。どれだけの女をこの腕で抱いてきたのかなんて知らないし、そんなの聞きたくもないけどさ。あんたが本気で人を愛した事がないんだって、それは俺が保証してあげる」 何故?俺ではない赤の他人の彼が、そんな事を保証できるんだ? あまりにもはっきりと言い切られたその言葉に、やはり失礼な奴だと思うのに、不思議なくらい不快感など感じられなくて。 「だってさ、あんた今すっげえドキドキしてんの、自分でわかってる?」 「何、を…」 ...
駄文倉庫 | 2020.09.14 Mon 23:09
「え?」 「何で俺に会いに来たって、本当の事言わないの?」 ドキン…と、心臓が跳ねた。 「だいたいさあ、俺がお客さんと話してるだけで嫉妬するなんて、ホント浅葉さんって大人げないよね」 「嫉妬……?」 思ってもみなかった彼の突っ込みに、一瞬何を言われているのかわからず、呆然とする俺に、呆れたようなため息を漏らし。 「まさか、自覚ないとか言わないでよ?」 「自覚って…きみが言いたい事がよくわからないんだが」 「本気で言ってんの!?あんたいくつだよ」 今の話に、俺の年など関係ないじゃないか。 ...
駄文倉庫 | 2020.09.05 Sat 23:50
「最近楽しそうですね。特別な相手でもできたんですか?」 いつものようにデスクに向かい、いつものように書類に目を通す俺に、不意に松永が声をかけてきた。 「そう見えるか?」 「ええ、最近は夜遊びも控えられているようですし。何よりも仕事への不満が少なくなられた」 確かに、彼と出会ってからのこの一月ほど、その夜限りの女との営みが、すっかりなりを潜めていた。今更ながらに気付いた事だが、俺が女を相手にしていたのも、どうにも拭いきれない空虚感を、ほんの一時でも忘れたかったからなのだと、そんな事に本当...
駄文倉庫 | 2020.09.05 Sat 23:43
あの日から、毎日のように彼とあの公園で会い、何故か昼食を共にしていた。 別に約束をしているわけではなかったのだが、俺も彼も同じ時間帯にあの場所にいて、一度会話をかわしてしまったせいか、顔を合わすと彼のほうから近づいてくるのだ。 あの翌日もまた調理パンを恵んでもらい、それからは俺も昼食を持参する事にした。 考えてもみろ、30も超えたいい大人が、15歳も年下の子供に恵んでもらうなど情けない事この上ないじゃないか。 「あんた結婚してなかったんだ。ごめんごめん、俺てっきり」 「俺はそんなに所帯染...
駄文倉庫 | 2020.09.05 Sat 23:39
「ふぁ……」 いつもと変わらない週の始まり、いつものように出社し部長室へと篭り、デスクに座った途端大欠伸を噛み殺す俺に、秘書である松永の眼鏡の奥の鋭い眼光が向けられた。 「また寝不足ですか?」 眉に刻まれた深い皺に肩を竦め、またも漏れ出しそうな欠伸を噛み殺す。 「暇だなぁ…松永」 「バカな事を言わないでください。この書類の山が見えないんですか!?まだ専務、社長と回さなければならないんですからね。ここでいつまでも止めておくわけにはいかないんです。わかったらしゃきっとなさって下さい」 たか...
駄文倉庫 | 2020.09.05 Sat 23:22
(社会人/年の差/無自覚・攻/強気・受/性描写有) 浅葉 京悟(あさば きょうご)/33歳×日比谷 陽生(ひびや はるき)/18歳 ■きみがくれた空の色(2007.12.11/全6話完結) 社会的地位を見れば、恵まれた環境にいる浅葉 京悟(33歳)。 しかし、どこか満たされない思いを抱え、一夜限りの恋人を渡り歩く日々が続いていた。 そんな京悟の前に現れたのは、花屋の跡取り息子である日比谷 陽生(18歳)。 無遠慮な彼の、キラキラと輝く笑顔に次第に惹かれていくものの、自分の気持ちを自覚できないでいる...
駄文倉庫 | 2020.09.05 Sat 23:01
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