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JUNE/BL/ML

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JUNE/BL/MLなど言われる、男×男などの同性愛要素を含む創作小説テーマです。
※ R-18作品には必ず分かるように明記しましょう。
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ある夏の日 5(R-18)

(R18)です。このblogは18歳未満の方は読んでいらっしゃらないはずですが、苦手な方が間違えて読まないように、一応たたみます。大丈夫おっけーどんとこい!という方だけ「続きを読む」を押すか、もしくは下にスクロールしてお読み下さい。 -----------------------------  

真昼の月 | 2019.08.05 Mon 08:00

ある夏の日 4(R-18)

(R18)です。このblogは18歳未満の方は読んでいらっしゃらないはずですが、苦手な方が間違えて読まないように、一応たたみます。大丈夫おっけーどんとこい!という方だけ「続きを読む」を押すか、もしくは下にスクロールしてお読み下さい。 -----------------------------  

真昼の月 | 2019.08.04 Sun 08:01

きれい。[7]完結

     実乃里が帰ってきて、もうそろそろ一週間が経とうとしていた。  「姉さん。いつまで家にいられるの?」  ここ何日か恒例の三時のコーヒータイム。今日は珍しく冴子も家にいた。  「もうお盆休みも終わるし、来週から佐山さんも来てくれるから、もう少しいれば? そしたらしばらくゆっくり出来るでしょ? 助かったわ〜、実乃里ちゃん帰って来てくれて。剛毅なんて毎日家にいたって何の役にも立たないんだもの」  「うるさいなー。人には向き不向きがあんだよ。自分こそ何にもしないくせに」  剛毅...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2019.08.03 Sat 15:14

ある夏の日 3

 ◇◇◇ ◇◇◇  部屋に入るなり、栄次は衛を後ろから抱きしめた。 「衛さん…!」  強い力だ。ああ、前にこうして抱き合ったのは、いつだったろう。三週間前に一度、栄次が部屋に忍んできたけれど……それでもずいぶん前だと感じてしまうなんて、自分はなんて贅沢になってしまったんだろう。 「衛さん、会いたかった」 「俺も……俺も、栄次さん」  二人はそうしてしばらく抱き合っていたが、それから衛は少しだけ困ったように廊下を見た。 「ね、栄次さん。襖……...

真昼の月 | 2019.08.03 Sat 08:01

きれい。[6]

   「ただいま」  夕方、五時を少し過ぎて剛毅は帰宅した。いつものように出迎えたマロンを抱き上げたとき、剛毅の目に女物のサンダルが写る。母親のブランド物のハイヒールとは違うカジュアルな踵の低いサンダル。  (姉さんが帰って来たんだ!)  剛毅はスニーカーを脱ぎ捨てるのももどかしく、居間に飛び込む。  「姉さん!」  勢い込んで呼びかけた剛毅に、居間と続いているキッチンから姉の声がした。  「お帰り」  「た、ただいま」  実乃里の背中に向かって答える。勢い込んで呼びかけものの、たっ...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2019.08.02 Fri 11:51

ある夏の日 2

 ◇◇◇ ◇◇◇  車は海を離れて山道を登っていった。  ヒロの運転はいつも滑らかで、どんな山道でも体がぶれたことがない。自分が車を運転するとき、衛はいつもヒロの運転を思い出し、それに近づけるようにイメージしていた。 「は〜、やっぱりたまにはこうしてヒロさんの助手席に座らないとダメだな〜」 「言って下さったら、いつでも車出しますよ?」 「あはは、それもなかなか難しいんだけどね」 「でもほら、堅気の友達同士って事になってますから」 「あはははは。うん、まぁそうなんだけど、うるさくて大きいのがい...

真昼の月 | 2019.08.02 Fri 09:24

きれい。[5]

   それ以来、試験期間に入ってもなんだかんだと理由をつけて村野に接近する安藤を、剛毅はただ見ているだけの日々。試験中は午前中だけなので、ランチタイムもなし。校内ではいつも安藤に先を越されて、剛毅はなんとなく声をかけにくかった。  そうこうしているうちにテストも終了。もう今日は終業式だった。  朝のHR前、隣の安藤が唸るように言った。  「悔しいー。大した進展もないまま、もう夏休みじゃん」  「安藤って、けっこう打たれ強いよな…」  呟くように言った剛毅の言葉を、安藤が聞き咎め...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2019.08.01 Thu 19:30

開設6周年、ありがとうございます!!(8/23追記)

    皆様!今年もこのblogで「開設6周年、ありがとうございます!!」と言うことができました!! もう本当にこんなにもお休みだらけなのに、「何が6周年か〜〜!」とそろそろ怒られてしまいそうですが💦💦   お休みをいただいている間に、子供2人が中高にそれぞれ進学しまして。 このblogが始まったときには下の子小学校入ったか入ってないかだわ!それがもう中学かよ!と、自分でも時間の流れるスピードに驚いております💦 そう。7年前の第一稿は、実は富...

真昼の月 | 2019.08.01 Thu 08:02

ある夏の日 1(開設6周年御礼小説)

 車は海沿いの道を走っていた。  東京を出て4時間。高速を降りて、もうそろそろ30分経つ。時々道は海を離れ、山間の道を進んでは、また海の見える道に戻る。  キラキラと日の光を反射する海が見えるたび、小野田衛は小さく歓声を上げた。 「疲れませんか?もう少し走ると小さいですけど町があるんで、そこで休憩を入れましょうか?」  運転席からヒロが声をかけると、衛は小さく「大丈夫」と笑った。  かつて、組みを出し抜いて北海道の大学に行ったとき、紆余曲折を経て、衛と栄次は年に2回だけ逢瀬を重ねる約...

真昼の月 | 2019.08.01 Thu 08:01

きれい。[4]

 中三の夏、あの日は、その夏一番の暑さを記録していた。剛毅が学習塾の夏期講習を終えて帰ってくると、ちょうど姉の実乃里が家を出ようとしているところだった。  「ちょうど良かった、剛毅」  「出かけるの?」  赤いギンガムチェックのサマードレスがかわいい。デートかな、と剛毅は思う。子供の時からずっとショートカットで、運動部で、女顔の剛毅よりずっと少年っぽい姉だったが、高校生になって私立のお嬢様学校に通うようになってから、髪も伸びて、最近急に女らしく、きれいになった。  「ちょっとね、四時頃広尾...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2019.07.31 Wed 15:28

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