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登場人物プロフィールはこちら 主人公東郷の邸宅 監督をする上で、悩む問題が1つある。 試合前のSEXをどうするか。 そんなもの、個人の自由と言うのは、サッカーには通用しない。 一流の選手ともなれば、全ては大事な試合で最高のパフォーマンスを発揮せねばならない。 トレーニングだけではなく、選手のフィジカル(身体)を支えるのは、栄養、健康、精神、性である。 W杯やその他国対抗試合、各国の1部(1軍)チーム同士の試...
大人のためのBL物語 | 2018.11.02 Fri 21:11
優秀な舎弟ができて良かったと言うべきなのだろうか。いや、でもまだ中学出たての子供なんだから、そんな世慣れてなくても良いのにと、ヒロは何だか複雑な気分になる。 「兄貴?」 「ああ、ごめん。分かった。色々とありがとうな。でも、その女の子の事が分かっても、あんまり大事(おおごと)にしないでくれよ」 「分かりました。さすがに兄貴、もてるんすね〜。俺もあやかりたいっす!」 「バカな事ばっかり言うなよ。じゃ、俺、桐生の兄貴の方の用事済ませてくるから、お前も早く寝ろよ」 「分かりました!」 そうし...
真昼の月 | 2018.11.02 Fri 08:01
「最近、兄貴の事を探ってる女がいるんすけど。どうしましょうか?」 「女?」 自分のホスト時代の客だろうか。ホスト時代の店は、今の店と同じ歌舞伎町にある。当時の客の内の何人かはずいぶんとヒロに入れあげてくれて、ヒロが急に辞めた事を店に抗議してくれたのだそうだ。 「はい。『Milky Way』って店の、愛奈(まな)って女なんすけど」 「ミルキーウェイの愛奈?……いや、心当たりはないな……」 自分の客にはキャバ嬢が多かったが、そのキャバ嬢の名前には聞き覚えがなかっ...
真昼の月 | 2018.11.01 Thu 08:02
「これからは、上に言われない限りは勝手に色々調べ上げるなよ。気になることがあったら、必ず最初に、俺に報告しろ」 「でも!」 「でもじゃない。兄貴やオヤジの言うことには、絶対服従だ」 「でも、色々知ってた方がきっと兄貴の役に立つと思うんすけど……」 まだゴニョゴニョと言っているタカシの頭に手を置いて、ブンブンと前後に振る。タカシは「わぁ」と驚きながら、それでもされるままだ。それからヒロはタカシの顔を覗き込んで、きっぱりと言い放つ。 「人間には、知らない方が良いって事...
真昼の月 | 2018.10.31 Wed 08:02
JUGEMテーマ:JUNE/BL/ML ご無沙汰していますRinkです。 秋のJ庭ではお世話になりました。 おかげさまで楽しい時間を過ごす事が出来ました! 次回は2019年のお雛様開催です! また頑張って新作を書きおろしたいと思います! J庭もこれで45回目、私もせめて50回開催までは参加できるといいなと思っているので 今後ともよろしくお願いいたします。 今回の新刊は『僕の家庭教師さま/軽井沢編』で雫を拉致監禁してしまうちょっとヒール的約役どころである三枝義光と、 その義光のずっと...
時の過ぎ行くまま(Rink's Cafe別館) | 2018.10.31 Wed 01:03
だが、新しい生活が始まると、そんな事ばかりは言っていられない。なにしろ馴れない事ばかりなのだ。やっと自分の事務所という物に馴れてきたと思ったら、今度は中卒パリパリを預かってそっちの面倒も見なければならない。集団行動には馴れているはずなのだが、タカシから「何でも言いつけて下さい!」という目で始終見られているのは、なんだか自分の家にいても、身の置き所がない。 しかし、人間は馴れる生き物だ。タカシのそんな瞳に馴れてしまえば、思っていたよりもタカシとの暮らしは悪くなかった。 タカシは呑気で考...
真昼の月 | 2018.10.30 Tue 08:06
「だってうち、これで喰ってるからさ。あ、コンサル料や税理士料は負けてやるけど、経費つくからちゃんと払えよ。この吉居様が、お前のブラコン兄ちゃん達が何か言ってきても、言い負かせるような態を整えてやるよ」 その言葉に少しだけ……本当に少しだけだけど、ヒロはほっとしてしまった。 そうして、ホッとしてしまったことに対して、自分で自分を殴ってやりたくなる。 なんというザマだ。この後に及んで、少しでも自分の現在を監督や実家や……駈の家族の耳に入らなければ良い...
真昼の月 | 2018.10.29 Mon 08:02
◇◇◇ ◇◇◇ タカシを組に入れることになったと聡子に報告すると、聡子は安堵したような顔をして、ヒロに深々と頭を下げた。 聡子だけではなく、手塚にも一応報告しておいた。手塚は最初いやそうな顔をしていたが、「あんたらがそうしたいんならそうすりゃ良いさ」と言い、「あまり俺に噛みつかないようによっく躾けてやってくれよ」と付け足した。 もちろん、タカシの方にも手塚の話は通しておいたのだが、タカシは「兄貴のする事っすから」と言って、口をへの字にしただけだった。 事務所のハコはすぐ...
真昼の月 | 2018.10.28 Sun 08:02
「あの!俺、何でもします!俺、頭は悪いっすけど、絶対兄貴の役に立ちますから!!」 ここぞとばかりにタカシはヒロの足下に跪いて、額を地面にめり込ませるようにして「お願いします!」と叫んだ。 その勢いに、住み込み修業中の若い連中から、奥の方にいた幹部達までなんだなんだと様子を見に来る始末だ。 衆人環視の中、若頭と筆頭組長補佐ににじり寄られているのだ。もうヒロに逃げ場所など、あるわけがなかった。 「ヒロ、いい加減に腹をくくれ」 短いが、びしりと重みのある栄次の台詞がとどめだ。 ヒ...
真昼の月 | 2018.10.27 Sat 08:04
◇◇◇ ◇◇◇ タカシの事をどうしたら良いのかと考えながら本家に向かった。最近、ヒロの頭を占めているのは、桐生との奇妙な関係についてと、もう1つはタカシのことだ。 どうやってタカシを諦めさせるか。佐世保や金町達に奴のことが知れたら、絶対に彼はこの道に引きずり込まれてしまう。 最近、タカシは毎日のように店の裏でヒロを待っている。ヒロが店に行かずにいても、ずっとビルの裏階段下で待っていると聞いて以来、わざと行かずにいるのもまずいような気がしてきた。 今はまだ1月だ。そのうち体を壊して...
真昼の月 | 2018.10.26 Fri 08:04
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